表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/110

折角侯爵達をやっつけようとしたら、母の親衛隊が入ってきてあっという間にその場を制圧してくれました

 私は騎士達がいきなり私を捕まえようとしたのに驚いた。


「何をしているのです。下がりなさい!」

「貴様等、誰の許可を得てここにいる!」

 アナおばちゃんとリックが止めようとしてくれた。


「側妃様の許可を得て、王妃様をお助けするために我らは参りました」

 そこに水戸黄門の越後屋のような顔でニタニタ笑いながらハウゼン侯爵が入ってきた。

「そうよ。王妃様が大変と聞いて飛んで来ましたのに、その言い様はないのではありませんか」

 その後ろには側妃が続いていた。


「何を言っているの? 側妃と言えども、ここの責任者は私です。控えなさい」

 アナおばちゃんがそう命じるも、

「王妃様。王妃様がその平民女に暴力を振るわれているとこの者が報告してきたのです」

 側妃が傍の侍女を指さした。

「ミーア、あなた側妃の手の者だったの?」

 アナおばちゃんが驚きの声を上げた。

「何のことだか。私は見たままを報告して助けを求めただけですわ」

 不貞不貞しそうな侍女が話してくれた。


「ということだ。皆の者。王妃様に乱暴をしたその平民女を拘束しろ」

「ちょっと、何をしてくれるのよ。アミちゃん、逃げて!」

「アミ、逃げろ!」

 2人は私を庇ってくれたんだけど、どう考えてもここで一番強いのは私だ。

「大丈夫よ。アナおばちゃん」

 私はそう言うと、前に出た。


「ほう、嬢ちゃんが自ら捕まってくれると後は楽だぜ」

 そう言って男が私に手を伸ばしてきた。


「ギャーーーーー」

 次の瞬間、男が指を押えてのたうち回ってくれた。


「どうした? 何があったのだ?」

 侯爵等は慌ててくれた。


 ふんっ、私に不用心に近付くからだ。

 私は目の前に障壁を展開していた。

 その私の障壁に指を無造作に突っ込んできてくれたのだ。

 私の障壁は堅さも丈夫さもヨーゼフ先生が太鼓判を押してくれた物だ。

 鋼鉄並みの障壁に指を突っ込んでくれたので、下手したら指が折れたかもしれない。


「おい、気をつけろよ。この女何をするか判らないぞ」

 騎士達が叫んでくれたけれど、さて、次はどうしようか?


 全員雷撃なら一撃でやれるけれど、王妃様の騎士も中にいて、王妃様の騎士や侍女全てを避けるのは無理だ。

「アミ、大丈夫なのか?」

 リックが聞いてきてくれたけれど、


「ええ、これくらいなら、全く大丈夫よ。全部やってしまってもも良いわよね」

 私はやる気満々だった。

「いや、そこは少し手加減してだな」

 リックが止めようとしてくれたけれど、それは嫌だ。

 やるなら徹底的にやらないと……


「この女!」

 1人の騎士が私に飛びかかってきた。

「ギャーーーー」

 私は強化したパンチを男の顔面にぶつけていた。

 男は顔をゆがめて飛んでいった。


 ガンバラガッシャーン!

「ギャーーーー!」

 男は裏切り者の侍女の真上に落ちてくれた。

 2人はり折り重なってピクリともしない。

 アナおばちゃんを裏切るからよ。私は裏切り者は許さない!


「おのれ、貴様等、さっさとこの王妃様襲撃犯をひっ捕まえろ」

 ハウゼン侯爵が周りの騎士達に命じていたけれど、

「どう見ても貴方たちの方が王妃様襲撃犯よね」

 私は宣言して上げた。こうなったら王妃様襲撃犯として全員やつつけるしかない。後はアナおばちゃんがなんとかしてくれるだろう。

 私は全員をやる気満々になった。


 しかしその時だ。


 ドカーーーーン!

 爆発音とともに扉が吹っ飛んで、真っ黒な集団が大挙して入ってきたのだ。

「えっ?」

 私は唖然とした。

 私のお母様の親衛隊の皆様方だ。


「ギャーーーー」

 その扉の前にいたハウゼン侯爵と側妃は、扉の爆発で地面に叩きつけられていた。そして、その倒れた上をハイヒールのおば様方が集団で駆けてくれたのだ。絶対に痛いに違いない。

「痛い、ギャッ、止めて」

 側妃の悲鳴が聞こえたが、おば様方は全く気にしていなかった。


「アミちゃん!」

 そして、その先頭にはヨーク公爵夫人がいたのだ。


 皆を倒すつもりだった私はその集団の登場に度肝を抜かれた。



 パシーン!

 更には側妃の護衛隊長が公爵夫人の実の弟だったみたいで、公爵夫人に一瞬で張り倒されていた。

「ギャッ!」

 弟は吹っ飛んでいた。


 さすがの私もぎょっとした。公爵夫人は怒らせると怖いらしい。

 私顔負けの活躍だった。

 完全にやる気のそがれてしまった私はただおば様の活躍を見ているだけだった。

「ちょっと、アリーナ。あなた私の護衛騎士になんて事してくれるのよ」

 後ろからやっと側妃が立ち上って公爵夫人に文句を言ったけれど、公爵夫人は無視してくれた。

 その後もう一人のおば様と下らないことで喧嘩を始めたのだ。


「おい、貴様等、儂を足蹴にして何を騒いでいる」

 ハウゼン侯爵がやっと起き上がって文句を言ったが、


「お黙りになって侯爵。あなた良くも私のアミちゃんに手を出そうとしたわね」

 公爵夫人が地獄の閻魔様もさぞやという恐ろしい笑みを浮かべてくれたのだ。これは絶対に逆らってはいけないやつだというのは判った。特に夫人の弟がさあああっと下がってくれたのには驚いた。

 まあ、私も下がりたいと思えたけれど……


「我がヨーク公爵家はじめ、ここにいる全貴族とやりあう覚悟はおありなのね!」

 ヨーク公爵夫人は完全にその場を制圧してくれたのだった。


ここまで読んで頂いて有り難うございます。

散々な目に遭った側妃一行でした。

続きをお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

関連作品

『愛しい娘になんとか「お父様」と言われたい』https://ncode.syosetu.com/n2265lo/

前作

『帝国から脅されたので、逆襲することにしました! 跳ねっ返り王女は帝国の大臣だろうが女帝だろうが関係ありません』https://ncode.syosetu.com/n0699lf/

私の今一番熱い人気の作品はこちら

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

■【小説家になろう記載ページ】『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……』https://ncode.syosetu.com/n9991iq/


表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク

■楽天ブックスへのリンク

■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。


私の

3番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

4番人気で100万文字の大作の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/



5番人気の話

『悪役令嬢に転生したみたいだけど、王子様には興味ありません。お兄様一筋の私なのに、ヒロインが邪魔してくるんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n3871kh/

短編

『AIに乗っ取られた男』https://ncode.syosetu.com/n7779ku/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ