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幼馴染みが、母の恋敵の息子だと判明しました

 授業が終わった後、私は疲れ切ってしまった。

 二時間続きの魔術の授業の後で、三時間目の数学は疲れ切ってしまったのと前日の睡眠不足がたたって爆睡してしまった。流石の温厚なグーゲル先生にも怒られてしまった。


「何しているのよ、アミ! せっかく頑張って勉強してきたのに、授業中に寝るなんて!」

 授業の終わった後にエーレンから怒られてしまった。

 本当にそうだ。

 テストまであと二週間しかないに!

 頑張らないと!


「で、どうしたのよ?」

「あなたが私が陛下の落とし種なんて言うから気になって寝れなかったのよ!」

 エーレンに寝れなかった理由を答えたら、

「しっ、声がでかい!」

 エーレンがあわてて私の口を押さえてくれた。でも、時既に遅く、

「ええええ! アミって陛下の隠し子だったの!」

 エッダが叫んでくれた。


「だから、違うって!」

 私は必死に否定した。


「でも、エーレンはそう思うんでしょ?」

 エッダはしつこかった。

「リック様が第二王子殿下だった場合、アミのお母様が何故面倒を数ヶ月見ていたのかって話になって、その可能性を上げただけよ」

「何の話?」

「アミのお母様って、王妃様と陛下を取り合ったクリスティーネ様だっけ」

「そうよ。だから、王妃様を嫌っているのにその子供のリック様を預かるっておかしいって話になって、実はアミのお父様が陛下じゃないかって話になったのよ」

 エーレンが言わなくても良いのに説明してくれた。


「嘘、アミって実は王女様だったの?」

「だからあり得ないって!」

 私が否定したんだけど、

「そうなんだ。私、アミをこれからはアミ様って呼ばないといけないの?」

 エッダは聞いていなかった。

「何言っているのよ、エッダ。元々アミは公爵家のお嬢様だからアマーリア様って、本来ならば呼ばないといけないのよ」

「あっ、そうだった」

「だからそういうのは良いから」

 私が首を振った。

 私達がわいわい騒いで食堂に着いた時だ。


「ちょっと、フランツ様。あなたあの平民女に構い過ぎではありませんこと?」

 大きな声が聞こえた。

 この声はフランツの婚約者のカサンドラの声だ。

「仕方がないだろう。あいつは俺の従妹なんだから」

「だからってあの子のためにノートを徹夜で作り上げるなんて、おかしいですわ」

 なんかフランツとカサンドラがもめている。それも原因は私みたいだ。徹夜でノートをしあげたって、私のためになにかまた、してくれたんだろうか?


「母上が、勉強で困っていたら助けるようにって煩いし、理科のリップマン先生がアミが地球が太陽の周りを回っているなんてお馬鹿なことを信じているって言っていたからな。ちゃんと教えてやらないと」

「まあ、フランツ様、今、平民女のことをアミって愛称呼びされましたわ!」

 カサンドラがまた大きな声で叫んで立ち上がってくれたんだけど……

「仕方がないだろう。あいつは従姉妹だし、母上が毎日毎日アミちゃんアミちゃんって煩いんだよ」

「そんな、酷い、フランツ様、私のことを愛称呼びなんてしてくれたこともないのに」

 そう言うとカサンドラが涙目になっているんだけど……

「えっ、だってカサンドラはカサンドラじゃないか!」

 驚いてフランツがカサンドラを見たけれど、

「私にも、キャッシーという愛称がありますわ」

 カサンドラが口を尖らせた。

「えっ、そうなのか?」

「酷い、フランツ様!」

 そう叫ぶとカサンドラはショックを受けたみたいで、そのまま、駆けて行こうとした。

「きゃっ!」

「おっと!」

 そこでぶつかりそうになった男に両手で支えられていた。

「大丈夫か?」

「第一王子殿下」

 カサンドラは目を見開いた。

 そこには取り巻きを連れた、ディートリヒが、立っていた。

 また、最悪なタイミングで最低の男が現れた。

「も、申し訳ありません」

「何、まあ、気にするな」

 珍しく、寛容な姿勢を示すと、ディートリヒはニタリと不吉な笑みを浮かべて私を見てきた。

 私は不吉なものを覚えた。


「そこの平民女は母娘揃って人の物を横取りするのが好きなのだな」

 そう言って私を睨み付けてくれたんだけど……

 とんだ言いがかりだ。

 私は別にフランツの事なんてなんとも思っていない。それに母から婚約者を乗り換えたのは王家だ。

「殿下、アマーリアに余計な言いがかりをしてくれるのは止めて頂きましょう」

 私を庇ってフランツが言い出してくれたけれど、このタイミングは不味いわよ!


「そんな、フランツ様は平民女につかれますの?」

 案の定、ヒステリックにカサンドラが叫んでくれた。


「いや、カサンドラ、俺はアミを守れと母から厳命されていてだな」

「私よりもその平民女が大切なのですか?」

「いや、だから違うって!」

 二人は痴話喧嘩を繰り広げてくれたんだけど……


「ふん、やはり、淫乱な血は受け継がれるのだな」

 第一王子がまた、言ってくれた。

 それは違う!

 母は婚約者をそちらの王妃様に横取りされたのだし、私とフランツはなんの関係もない!

 余計な奴が出てきて、話をややこしくするな!

 私が叫ぼうとした時だ。


「兄上、変な言いがかりをアミに言うのは止めて頂けませんか?」

「リック!」


 そこにリックが現れた。


 でも、第一王子の事を兄上と呼んだ。すなわち、彼が第二王子だ。


 ええええ!

 リックが私の母から婚約者を奪った王妃様の息子だったの?

 そんな馬鹿な!


 じゃあ、母は何故、その恋敵の息子の面倒を見たの? やっぱりエーレンの言うように私が陛下の隠し子なの?

 私の頭はパニックになってしまったのだった。


ついにリックが第二王子だと判明。

頭の中が混乱するアミ。

次回どうなる?

お楽しみに!

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私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

関連作品

『愛しい娘になんとか「お父様」と言われたい』https://ncode.syosetu.com/n2265lo/

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1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
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表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
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3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

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ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

アルファポリスのレジーナブックスにて

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2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
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表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


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手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。


私の

3番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

4番人気で100万文字の大作の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/



5番人気の話

『悪役令嬢に転生したみたいだけど、王子様には興味ありません。お兄様一筋の私なのに、ヒロインが邪魔してくるんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n3871kh/

短編

『AIに乗っ取られた男』https://ncode.syosetu.com/n7779ku/

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