剣術大会は最後の決勝戦で騎士団長の息子と対決しました
新年ありましておめでとうございます
今年こそ新作の書籍化を目指して頑張って行きます。
午年なので今年は競馬の神様京都の藤森神社に二年参りに
おみくじは大吉。
願望は思い通り叶う!
人の言葉に迷うな!
ということで今年も目一杯更新していくのでお付き合いしてもらえれば嬉しいです
ついでにお年玉で★★★★★もらえれば嬉しいです……………………
私の頬にはいつまで経っても衝撃は襲ってこなかった。
クッツァー嬢の私を張ろうとした手を止めてくれたのは……
えっ、ええええ!
なんと止めてくれたのは私が雷撃したヨーク公爵家のフランツだった。
「フランツ様! 何故お止めになるんですか?」
クッツァーが早速食ってかかっていたけれど、
「クッツァー嬢、今からこいつとゲッツが戦うんだ。その前に余計な事をすればゲッツが実力で勝っても余計な噂を立てられるぞ。それで良いのか?」
「いえ、それは困ります」
「ならばゲッツを信じろ」
「判りました」
クッツァーは不承不承頷くと、
「後で覚えていなさいよ」
そう捨て台詞を残して取り巻き達を引き連れて去って行った。
皆は去り際に私を睨んでくれたんだけど……
「助けてくれてありがとう」
私はフランツに一応お礼を伝えた。
「ふんっ、別に貴様を助けたわけではない。ゲッツが卑怯者呼ばわりされるのを防いだだけだ」
フランツは顎をつんと逸らしてくれた。
「ゲッツにはここまで自分の実力で戦って来たからな。余計な噂を流されるのは奴のためにもならない」
フランツは胸を張って話してくれたが、代理人を使ったフランツがどの口で言うのかと私は疑問に思ったけれど、懸命にも黙っていた。
「それと、これは本来貴様に言うべきでは無いと思うが、ゲッツの身体能力は素晴らしいものがある。貴様のただ一撃のみでは勝つのは難しいのではないのか?」
何故か今まで私を目の敵にしてくれたフランツが私の心配までしてくれたんだけど……
どうしたんだろう?
明日、雪が降らないと良いけれど……
「ふんっ、俺は貴様など負けてくれた方が良いのだ。我がAクラスの為になるしな。ただ父上が煩くてだな」
「えっ、父上って公爵様が?」
何故お貴族様の頂点の公爵様が私を気にするんだろう?
「公爵様も学園長みたいに学園時代に私の母に迷惑を被られたんですか?」
私は思わず聞いていた。
「さあ、俺は知らん。しかし、何故か『ヨーク公爵家の名を辱めるな』っと呟いておられた」
うん? 私はヨーク公爵家の総領のフランツを倒したから、その私が無様に負けたらフランツが更に無様になるから、なんとしても勝てということなんだろうか?
「お言葉の意味がよく判りませんが、決勝は全力でやりますからと公爵様にはお伝え下さい」
「そう伝える」
そう言うとフランツは去って行った。
「うーん、お貴族様の頭の中がよく判らないんだけど」
普通は自分の息子を倒した女を応援するようなことを言うか?
それも息子に伝えさせるなんて何か変だけど……
私はよく判らないままにクラスの席に戻った。
「どうしたの、アミ? あまりにも遅いから見に行こうかと今皆で相談していたところなのよ」
ビアン達が私の周りに寄ってきた。
「クッツァー伯爵令嬢らに囲まれていたのよ」
「えっ、あのゲッツ様の婚約者と噂されている令嬢に」
「俺が先生に抗議して来ようか?」
アーベルが申し出てくれたが、
「ううん、フランツが助けてくれた」
「フランツってヨーク公爵家の?」
私が話すとエッダが驚いて前のめりになって尋ねてきた。
「何故なの? ひょっとして公爵令息様とロマンスが生まれたの?」
「なわけないでしょ。なんでも、お父様が『ヨーク公爵家の名を汚すな』っておっしゃられたみたいで」
「凄いじゃない。親公認なんだ」
エッタが全然見当違いなことを言い出してくれたんだけど……
「違うって。私がフランツを倒したから変な奴に負けたらフランツのメンツが更に地に落ちるからだと思うわよ」
「ええええ! そうかな」
「それは違うと思うけれど」
何故かエーレンまで思うところがあるように言い出してくれたんだけど……
「一年C組 アマーリアさん」
その時に私は先生に呼ばれたから、慌ててグランドの特設会場に向けて歩き出した。
「アミ!」
「頑張れよ!」
「皆の分も勝ってくれ!」
クラスメートの声援が飛ぶ。
「一年生頑張れよ」
「平民の星、期待しているぞ」
平民の上級生からも声援が飛んできた。
「一年A組 ゲッツ君」
「「「ウォーーーーー!」」」
私以上の大声援が起こった。
何しろこの学園の三分の二はお貴族様だ。
「ゲッツ様」
「頑張って!」
「平民なんて倒してしまえ」
「相手はただ一撃のみだぞ」
「絶対に躱せよ!」
「一撃さえ躱せれば勝てるぞ」
皆余計なアドヴァイスをしてくれている。
確かにその通りだ。私はただ一撃を躱されたら剣技でゲッツに勝てる気はしなかった。
「任して下さい。今回は私は負けませんよ」
観客達にゲッツが宣言してくれた。
「おおおお!」
「ゲッツが勝利宣言をしたぞ」
「これで勝ったも同然だ」
貴族達は大喜びしてくれた。
「アミ、頑張ってよ」
「そんな奴、ただ一撃で倒せよ!」
アーベル達剣術部の奴らが叫んでいるけれど、良いのかな、そんなことを広言して。『そんな奴』は騎士団長の息子なんだけど……騎士志望が騎士団長に目をつけられたらまずいんじゃないのか? 私は危惧した。
「ゲッツ! 油断するなよ。その女は何するか判らんぞ!」
がたいのでかいがっしりとした男が叫んでくれた。
「はい、父上。気をつけます」
ゲッツはビシッと直立不動で頷くんだけど……
どうやら騎士団長みたいだった。
うーん、何するか判らないってとても心配されているんだけど、私はただ一撃するのみなんだけど、何故そこまで警戒されているんだろう? 騎士団長も昔、母に酷い目にあった事があるんだろうか?
私はうんざりしてきた。
私は私なんだけど……
「アミ、頑張るのよ!」
「気をそらせないで!」
エーレンらの声援に私は頷いた。
そうだ、私はただ一撃をやるのみだった。
「両者位置について」
審判の先生が声をかけてくれた。
私は剣を構えた。
ゲッツも構える。
「始め」
先生の合図で私は上段に構えた。
そして、思いっきり振り下ろそうとした。
その瞬間ゲッツはにやりとしてくれた。
うん? 何かあるのか?
しかし、ここまで来たらやるしかない。
私は渾身の力を込めて剣を振り下ろした。
その瞬間だ。さっとゲッツがその剣の前から消えたように見えた。
横に瞬時にどうしてくれたのだ。そして、私に横殴りに剣を出そうとしてくれたときだ。
私の剣が誰もいない空間を渾身の力で振り下ろしたから、剣の風圧で突風が巻き起こる。
ソニックブレードだ。
「えっ?」
ゲッツがぎょっとしたときだ。
そのソニックブレードに巻き込まれてゲッツは吹っ飛んでいったのだ。
そう、私のただ一撃を避けたら私の剣は更に加速するので、避けた者は皆その加速して起こったソニックブレードに巻き込まれて吹っ飛んでいくのだ。
私のただ一撃が炸裂した瞬間だった。
ドシーン!
特別に作られた障壁を突き破ってゲッツは貴賓席まで飛んで行った。
「勝者、一年C組アマーリアさん」
「「「ウォーーーー!」」」
「やったわ、アミ!」
「優勝よ!」
クラスのみんなの声援が聞こえた。
私はほっとした。
その私の視線の先にリックが見えたので、私はVサインをしたら、リックも返してくれた。
次の瞬間には飛び出してきたクラスのみんなにもみくちゃにされていた。
それを周りのお貴族様達は唖然として見ていたのだ。
ただ一撃を避けても吹っ飛ばされるのは同じでした。
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リックとの仲は少しくらい進展するのか?
続きをお楽しみに!








