表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
108/112

助けに行った私達も拘束されて、王妃様に公王が襲いかかろうとしました

 私はとても失礼な魔術師を雷撃して退治してやったわ!


 私にあんなこと言うなんて本当に信じられない!

 やつの攻撃ウィンドカッターは私の胸で止めていたのに!

 私も胸はあるのよ!

 私が倒れたのは胸が小さくてその衝撃を受け止められなかったからでは決してない!

 それに身体強化でウィンドカッターはほとんど吸収できてたはずだ。


「アミ、大丈夫か?」

 立ち上がったリックが駆け寄ってきてくれた。


「大丈夫よ!」

 私は笑ってみた。


「でも、本当に失礼しちゃうわ。胸なしだなんて! そんなに無いかな」

 胸元を少し開いて中を見たら

「ちょっと、アミ、何をしているんだ!」

 リックが注意してくれた。


 遠くの大人たちも少し赤くなっているんだけど……


 ええええ!

 ひょっとしてみんな見えたんだろうか?


 ちょっと、リック、やる前に注意してよ!

 私はそう叫びたかった。


「ああああ! それよりも、早く行かないと」

 私は必死に誤魔化した。

「そ、そうだな」

 私の声にリックが頷いた。


 王妃様の部屋の扉の前に立つと、そおっと開けてみた。


 中では黒いマントで体を覆った魔術師たちが陛下たちを壁際に追い詰めていた。


「寄るな!」

 陛下が剣を構えて魔術師たちと対峙していた。


 陛下は左腕にけがしているみたいだった。血が流れている。

 アナおばちゃんを後ろに庇って格好良く魔術師たちに剣を向けていた。

 陛下の周りには黒焦げになった騎士や魔術師、侍女たちが倒れていた。

 皆はこいつらにやられたみたいだった。


「はっはっはっは。アーデルベルト。追い詰められて良い様だな」

 偉そうな男が笑っていた。一人だけ金ぴかの衣装を着たいかにも成金って感じの男だった。

 こいつが今回の襲撃犯の親玉だろう。


「アナスタージウス、貴様、こんなことしても良いと思っているのか?」

 アナスタージウスと言えば、魔導公国の公王だ。公王自ら出てきたのか!


「ふんっ、無様なものだな。ノトルハイム王国軍がこれほど弱いとは思ってもいなかったぞ」

「卑怯な、ハウゼンを指嗾して反逆をさせた隙を突いて攻撃してくるとは」

「ふんっ、なんとでも言えば良い。隙を突かれる方が悪いのじゃ」

 その言葉に私はリックと頷き合った。


「ディアナ! やっとお前を手に入れるときが来たぞ!」

 アナおばちゃんを見て、嫌らしい笑みを浮かべているんだけど……なんかこの公王気持ち悪いことを言ってくれている。昔からのストーカーなのか?


「あんたなんかの物になるものですか!」

「ふふふふ、そう言っていつまで反抗できるかな」

 気色悪い! 私が嫌悪に染まったときだ。


 ドカーン!

 私が放ったファイアーボールが魔術したの後方で爆発したのだ。

「「ギャーーーー」」

 ドカーン!

 ドカーン!

 次々に爆発する。

 不意を突かれた魔術師たちが次々に倒れた。


 フンッ、隙を突いてやったのだ!

 ざまあみろ!


「何事だ?」

「食らえ!」

 その時には私とリックが慌てふためく魔術師たちの中に斬り込んでいた。

 リックが当たるを幸いに斬りまくる。


 私もところ構わずファイアーボールを放つ。


 それを魔術師たちも障壁で防ごうとしてくれた。


 しかし、バリンッ ドカーーーーン!


 魔術師の出した障壁を私のファイアーボールが突き破って爆発した。


 私のファイアーボールはそんじょそこらの魔術師では防げないのよ。


 その頃には魔術師たちは私達にも攻撃してきたが、それは私が障壁で防ぐ。


 ドカーン!

 バリン!

 ダン!


 私の障壁は悉く魔術師達の攻撃を防いでくれた。

 ふふふふ、訓練してきた年季が違うのよ。


 何しろ私の師匠はめちゃくちゃな事を平気でするお母様とヨーゼフ先生なのだ。おそらくこの世界のナンバーワンとツーだ。どっちが一番かは私では言えない。言うと後が怖いから。まあ、いずれ私が一番になるから。絶対に!



 アナおばちゃんまであと少しと迫ったときだ。


「ぎゃっ!」

 陛下の悲鳴が聞こえた。

 見ると胸を押さえて陛下が倒れていた。


「キャー、アーデル!」

 アナおばちゃんが陛下に駆け寄ろうとして、変態公王に捕まっていた。


「全員、動くな」

 公王はナイフを出してアナおばちゃんの首筋につけていた。


「母上!」

 駆け寄ろうとした私とリックの足が止まる。



「ちょっと離して!」

「動くなと言ったであろう」

 そう言うと公王はアナおばちゃんの首筋に刃先を突きつけた。

 アナおばちゃんがゴクリと喉をならす。


「抵抗すると王妃の美しい肌が傷つくぞ」

 ニタニタして変態公王が笑ってくれた。


「もう離さぬぞ、ディアナ! いや、阿奈か!」

 変態がアナおばちゃんを愛おしそうに抱いているんだけど……

 うん? なんか最後に日本の女の名前に聞こえたのは気のせいか?


「お、お前は……まさか薄樹!」

 アナおばちゃんが恐怖に震えた声を出したんだけど……

「はっはっはっは!」

 公王は高笑いしてくれた。


「やっと気付いたか、阿奈。前世では稲に邪魔されたがな。今世で貴様がいると知って俺様は歓喜したぞ」

 なんか訳の判らない事を公王は叫んでいるんだけど、こいつも転生者なの?

 というか、それから言うとアナおばちゃんも転生者?

 それに阿奈って名前、どこかで聞いたことがある。


「動くな!」

 私が考えている間に、リックが近付こうとしたみたいで、公王に止められていた。


「お前達、その二人を拘束しろ」

 公王が周りの魔術師達に命令した。


 どうしよう?

 動こうにもアナおばちゃんの首筋に食い込んだナイフから血が少し流れ出してきたんだけど……

 迷ううちに私もリックも手錠を嵌められた。


「はっはっはっは。阿奈。もう逃げられたぞ」

 公王はそう言うとニタニタしながらいやらしい手つきでアナおばちゃんの大きな胸をもんでくれた。


「いやあ!」

 アナおばちゃんは思いっきり公王を突いて、離れていた。

 でも、そのショックでアナおばちゃんが倒れた。


「おっと危ない。危うく、阿奈を殺してしまうところだったわ」

 そうニタニタ笑って言うとアナおばちゃんのところに近付いた。


 後ずさろうとしたアナおばちゃんのスカートを公王が踏みつけた。

「あっはっはっはっは! 阿奈や。もう、逃げようとしても逃げられまい」

 公王はそう言うと恐怖に震えるアナおばちゃんに手を伸ばそうとしたのだった。



ここまで読んで頂いて有り難うございます。

王妃やアミの運命や如何に!

王妃を応援したい方はブックマーク、広告の下の評価☆☆☆☆☆を★★★★★して頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

関連作品

『愛しい娘になんとか「お父様」と言われたい』https://ncode.syosetu.com/n2265lo/

前作

『帝国から脅されたので、逆襲することにしました! 跳ねっ返り王女は帝国の大臣だろうが女帝だろうが関係ありません』https://ncode.syosetu.com/n0699lf/

私の今一番熱い人気の作品はこちら

表紙画像
1巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど 卒業パーティーは恐竜皇子と恐れられるお義兄様と一緒に』
上の表紙絵はおだやか先生が可愛いエリーゼを守る格好良いお義兄様を描いて頂きました。
このなろうで書いたのに【お義兄様との洞窟探検】2万字の描き下ろしが追加されています。
小さいヒロインのエリーゼはダンジョンに潜りたいとお義兄様に無理やり連れて行ってもらって、巻き起こす大騒動。
後で知ったお義父様(皇帝)が怒るもエリーゼの前に撃沈、更に行ったダンジョンにはなんとあの…………、とても面白いお話になっています。

■【3千字のSS商人の娘の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DD3SHSJV/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/86f757d2dd7d3674900eac6783288ad5/

■【小説家になろう記載ページ】『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……』https://ncode.syosetu.com/n9991iq/


表紙画像

表紙絵はおだやか先生が美しい、お義兄様とエリーゼのキスシーンを描いて頂きました。
2巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… 帝国に帰還しての宮廷夜会、お義兄様にキスされてしまいました』
こちらの新規書き下ろしはセッシーとの出会いです。皇帝一家でセシール湖にお出かけしたエリーゼはお義兄様たちと湖の地下宮殿に冒険に出かけます。
反逆の陰謀と共にそこにいたのは巨大な水竜で…… とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSSドレス工房の主の独り言シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/2/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGQ7J6VH/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/178537d615973d18a4cb8adc53c66c16/

3巻表紙画像

表紙絵はおだやか先生がエリーゼをお義兄様が抱きあげる美しいシーンを描いて頂きました。
3巻が『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど…… そのお義兄様から「エリーゼ、どうか結婚してください」と求婚されました。』
こちらの新規書き下ろしは学園に出る幽霊竜退治です。学園時代のお義兄様の幽霊騒動にエリーゼが一緒に冒険します
とても面白いのでぜひとも手にとって頂けたら嬉しいです。

■【3千字のSS連れ子様の護衛騎士・シーモア特典付き】
https://www.cmoa.jp/title/1101429725/vol/3/


■【アマゾンはこちら】
https://www.amazon.co.jp/-ebook/dp/B0DK55BWGS/


■【楽天はこちら】https://books.rakuten.co.jp/rk/e9901759f61337b88109b29ff7a5ffb0/

ぜひとも手にとって見ていただければ嬉しいです。

アルファポリスのレジーナブックスにて

【書籍化】

しました!
2023年6月28日全国1200以上の書店にて発売しました。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。


■アマゾンへのリンク

■楽天ブックスへのリンク

■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

なろうの掲載ページ『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』https://ncode.syosetu.com/n3651hp/

第一部は書籍化の規約上3分の1残して後は他者視点で繋いでいます
「えっ、ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わった?」
頭をぶつけた拍子に前世の記憶が戻ってきたフラン、
でも、ケームの中身をほとんど覚えていない!
公爵令嬢で第一王子の婚約者であるフランはゲームの中で聖女を虐めて、サマーパーティーで王子から婚約破棄されるらしい。
しかし、フランはそもそも前世は病弱で、学校にはほとんど通えていなかったので、女たらしの王子の事は諦めて青春を思いっきりエンジョイすることにしたのだった。
しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
王子にまとわりつく聖女、
更にもともとアプローチしているが全く無視されている第二王子とシスコンの弟が絡んできて・・・・。
ハッピーエンド目指して書いていくので読んで頂けると幸いです。


私の

3番人気の作品はこちら

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

私の

4番人気で100万文字の大作の作品はこちら

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』https://ncode.syosetu.com/n8911gf/



5番人気の話

『悪役令嬢に転生したみたいだけど、王子様には興味ありません。お兄様一筋の私なのに、ヒロインが邪魔してくるんですけど……』https://ncode.syosetu.com/n3871kh/

短編

『AIに乗っ取られた男』https://ncode.syosetu.com/n7779ku/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ