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とある魔導師視点 母親への仕返しを娘にしようとしたら雷撃されました

 我が魔導公国は魔術師のことを魔導師という。

 俺様はその魔導師の中でも特級魔導師と呼ばれいるファイトだ。

 魔導公国の中では公王様についで魔力があった。


 俺様はその公王様、当時は公子様と一緒にノルトハイム王国に留学していた。

 俺様は平民だったので、クラスは平民クラスのC組だった。


 まあ、平民だった俺様もそのほうが気が楽だったが……


 そのクラスには現ノルトハイム王国の王妃のディアナがいた。


 ディアナは平民のくせに、この国の王太子と親しくなっていた。

 王太子にはクリスティーネといわれる公爵家の令嬢が婚約者としているにもかかわらずだ。

 俺には信じられなかった。


 平民のくせに王族と親しくなるなんて、普通は他の貴族たちに潰されて終わりだ。


 ディアナはそのクリスティーネの取り巻き令嬢たちによくいじめられていた。


 クリスティーネの取り巻き令嬢たちはよくこの教室にも顔を出して、ディアナがいないときは、俺たちにディアナのものを隠してくれとか、水をかけてくれとか、机を池に放り込んでくれとか頼んできた。


 俺はそんな中でクリスティーネの取り巻き令嬢の筆頭であるアリーナと親しくなった。

 ディアナをいじめるに当たってよくそのアリーナからいろんな事を頼まれた。


 また、いつ王太子殿下が教室に来たとか、ディアナとデートの約束をしていたとか、ディアナが地理歴史が全然だめでよく先生に怒られているとか、俺は知っている情報のすべてをアリーナに教えていた。そして、そうこうするうちに俺はアリーナに恋してしまった。


 アリーナの頼みは何でも聞いたし、アリーナが指示してくれば夜中でも指定された場所に馳せ参じた。

 アリーナがディアナにしたいじめも何度か俺が泥をかぶって俺のせいにしてやったこともある。

 俺はそこまで尽くしてやったのだ。


 当然アリーナも俺に好意を持ってくれて「いつでもすぐに来てくれるファイトは好きよ」

 と俺は言われて天にも舞う気持ちになった事もあった。


 俺だけではなくて、アリーナも俺のことが好きなのだと。


 そんな時だ。

 そのアリーナに頼まれたのだ。


 このままでは王太子がディアナとくっついてクリスティーネ様が悲しまれる。なんとかそれを阻止したいと。


 そもそもそのディアナに対してはなぜか我が公国の公子もご執心だった。

 俺は何度か公子に頼まれてプレゼントをディアナに渡したこともあった。

 公子は全くディアナに相手にされていなかったが……


 俺は公子と相談して、ディアナを連れ出す算段を計画した。


 破落戸を雇って、ディアナを連れ出して、公子の元に連れて行く計画を練ったのだ。


 公子に王太子からの手紙を偽造してもらって、それをクラスの女からディアナに届けさせたのだ。



 その夜裏庭の扉を開けて破落戸を入れて、俺はディアナが来るか来るかと待っていた。

 でも、なかなかディアナがやってこなかった。


 そこへ、顔をマスクで隠した女がやってきた。

 ディアナにしては身長が少し高いかなと俺は少し思ったが、夜だからそう見えるのだろうと破落戸に合図を送った。


 破落戸が一斉にディアナに襲いかかったときだ。


「「「ギャーーーー!」」」

 破落戸どもが悲鳴を上げて一斉に倒れ込んだのだ。

 黒焦げになってピクピク震えている。

 これは雷撃されたんだ。

 俺が理解した時は、その女が俺の目の前まで来ていたのだ。


「お前が黒幕か?」

 そう言った女の声を聞いて俺は唖然とした。

 その女は何故かクリスティーネだったのだ。


 何故、クリステイーネが恋敵のディアナを助ける?

 俺はに理解不能な事だった。

 しかし、俺はそれ以上考えられなかった。


「このようなことしたこと一生涯後悔するが良い」

 クリスティーネがいきなり俺の股間を思いっきり蹴り飛ばしてくれたのだ。


「ギャーーーー!」

 俺はあまりの痛さにそのまま悶絶していた。



 そう、その日から俺様は女になったのだ……

 いや、違う。男でない何かの生物に……


 そのせいで俺様は相思相愛のアリーナに告白することも出来なかった。

「ファイトも魔導公国でお仕事頑張るのよ」

 アリーナの笑みが俺の思い出だった。

 アリーナは相思相愛の俺様がいなくなって、いやいやクリスティーネの兄と結婚したのだと思う。


 これもそれも全部クリステイーネのせいだ。

 俺様はその日から毎日来る日も来る日もクリステイーネに呪詛を吐いていた。


 クリステイーネが断罪されて追放されたと聞いた時は本当に病院の中で万歳三唱した。


 しかし、近頃、クリスティーネが我が国との国境の地アンハームに出没することを聞いて、俺様は再び股間に痛みを感じた。

 クリスティーネが男ならば同じ痛みを味わわせてやるのに!

 奴は一応女だ。

 本当に女かどうかは確かめたことがないが……


 今回のノルトハイム襲撃において、そんな俺様の前にクリスティーネそっくりの女が現れた。

 天の采配かと俺は喜んだ。なおかつ、その女は馬鹿なのか男に放ったウィンドカッターをわざわざ自ら受けてくれた。


 あまりの馬鹿さ加減にその女がクリスティーネでないことは理解できた。

 何でも娘がいるそうだ。

 こいつはその娘なんだろう。


 こうなればクリスティーネに対する恨み辛みをこの娘で晴らしてやる。

 クリスティーネはデカイ胸がトレードマークだった。

 その胸を切り刻んでやる。


 俺は倒れ込んだ娘の服の隙間から胸が少し見えたのだが、


「何だ。小娘。貴様の胸は母と違って平坦だな。全然無いではないか」

 俺は思わず呟いていた。


 その瞬間だ。

 今まで倒れ込んでいた女がいきなりむっくりと起き上がってくれたのだ。


「何ですって! 誰が胸無しよ!」

「ギャーーーー!」

 俺は次の瞬間、小娘から最大級の雷撃をもろに受けていたのだった。


ここまで読んで頂いて有り難うございます

胸に攻撃を受けているアミ。

ここから更に公王が待ち構えています。

果たしてアミの運命やいかに?

続きをお楽しみに!


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私のお話、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。

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しかし、その途端に態度を180度変えて迫ってくる第一王子をうざいと思うフラン。
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