表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩ですⅡ

なにかのしらせ あるいは ぎょうこう

作者: みなはら

本日居なくなられた方の作品を読んで

あとからそのことを知って


『何かの知らせ 或いは 僥倖』



なぜだろう?よくあることか

おそらくはたまたまのこと



それでもありがたいこと

縁がまだあったということ


あの方の去られる前のことを

ふと通りかかるように気づき


作品を読んだこと




普段はあの人と縁遠くなっていたと

想っていたり感じていたりなのに


とても不思議な気持ちになる



嫌いになるわけではなく

星の軌跡が遠ざかるように

距離の離れる時が

横たわるよう在っただけ


それでも本人の挨拶や

人づての言葉が伝わることがある


それはきっと僥倖のように

いつかの出会いのように



何かの知らせが届いたということ

何かの縁がまだ続いているということ


気持ちが以前より薄らいだとしても

花の蕾の咲くときにふと出逢うよう

気持ちと距離が近づくことに気づかされる



人の縁とはふしぎなものだ


目に見えるような

感じられるような

そうしたものとは

べつのなにか


目に見えず感じられないもの

けれどもなにかで結ばれている

縁のつながりのようなもの

不思議なもので結ばれているのかも


そう想うことがある

意識せずとも

おとずれる気づきで


季節の移り変わりに気づくように

愛に気づくときの

何かの知らせのように





ありがとう




またね





一抹の寂しさと感謝と


また何かの縁と

知らせへと気づくこと


その訪れを期待する心を胸に



僥倖のように


人との繋がりと

縁の不思議さを知る





自分は生来鈍感だった気がします。


いつだったか、そうした去り際の場面を見かけることが多くなったと感じることが増えました。←時を経て、自身の去るときが近づいているからだと思ったりもしますが(笑)


たとえ僅かでも微かでも縁が在ったと知ること。

たぶんそれは僥倖のようなものですね。


ふとそんなことを思いました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
人との出会いって本当に不思議なものですね。 ふと時間が過ぎた後、また出会ったり、なぜか急に気になったり。 私はどちらかと言うと物理や数学を信仰している方で、それも確率でしょ?と思いつつ、心のどこかでは…
かえって来られた時には笑顔で迎えたいものですね。
 顔の視えないネット上の出会いは、それこそ顔色をうかがう事が出来ないだけに、不平不満を押し殺し、落ち込みや他社からの嫌がらせ行為に悩んでいても見え難く、他者から見えるのは文字情報のみ。  読み解きに手…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ