表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/16

前哨戦

リーナ:敵、散開して襲ってきます。各機、H・S・Bを展開してください。マッハ1を超えないように。

マッキナ:悪いな、リーナ。俺は、俺のやり方でやらせてもらうぜ。

リーナ:スピードの出し過ぎです、マッキナ!!それではバリアが構築されません。

マッキナ:ゆっくり動けば、バリアが展開されて防御力は格段に上がる。だが狙い撃ちになるのを忘れてるぜ?

リーナ:その為のバリアです。バリアのない状態で被弾すれば、一撃で破壊されますよ。

マッキナ:俺にとっちゃ、バリアを張って狙い撃ちされるより、一発当たって瀕死になるかどうかの緊張感が好きなのさ。その方が、神経が研ぎ澄まされるからな。

リーナ:攻撃、来ます。死なないで下さいよ、マッキナ少尉。

マッキナ:言われなくても!!足を止めることの弊害へいがいだ。バリアを展開してたら射撃じゃ思うようにダメージは与えられないが、接近戦じゃそうはいかないぜ。だからこそ対H・S・B用の兵器ってもんがある。


敵のグラディエイトに近づき、近接攻撃兵器ソニック・リッパーで敵を撃墜するマッキナ。


リーナ:アルバトロス2、一機撃墜。

マクシムス:迷わず接近戦を挑むか。中々の腕だな、貴様。

マッキナ:そりゃ、この戦いの英雄になる男だからね、俺は。

マクシムス:口が達者なのは感心しないな。すぐに黙らせてやろう。死してなお、その口は開いていられるかね?

アストラ:お前の相手はこの俺だろ、マクシムス!!


アストラの機体がマクシムスの機体に接近し、狙いを定める。

アストラの機体が大型の背部キャノンをマクシムスに向けて放つ。


アストラ:背部キャノン砲発射。

マクシムス:誰も忘れてはいないさ、アストラ。


攻撃を完全に見切り、直撃スレスレで避けるマクシムス。


アストラ:ちっ、死角から撃ってこれか……

マクシムス:では、こちらも始めようか。背部キャノン砲発射!!

アストラ:そんな見えすいた攻撃が当たるとでも?

マクシムス:だが回避するしかないだろ?慌てたからと言ってマッハ1以上の動きで動くのは感心しないな。バリアの効果が消失したぞ。


マクシムスが右手のマシンガンを構え、アストラを狙い撃つ。アストラは機体を急減速させてH・S・Bを再展開する。


アストラ:造作もないよ。

マクシムス:はっ。さすがにこれくらいは切り抜けるか。腐っても俺と競いあった男だ。これくらいは防いで当然か……だが、初撃を避ける時には焦りがまだ見えたな。

アストラ:結果、当たらなかったんだ。変わりはないさ。

マクシムス:この先もうまくいくかな?

アストラ:やってみせるよ。

マクシムス:まだまだ覚悟が足りないのではないかね?どうせなら心臓も捨ててしまえば良かったのに。そうすれば、心を動かされずに済んだものを。

アストラ:人でいたかったのさ……俺の為に。そしてリーナの為に。

マクシマス:リーナか……アイツを捨てられなかったのが、お前の心の弱さだ。望み通り、人間として死んでいけ。目的を達することもなく無様にな!!

アストラ:悪いが、だからこそ負けられん。人の心を捨てたお前にだけには負けるわけにはいかないのさ。

アストラ:ミサイル全段発射!!

マクシムス:こちらのバリアは最大限に展開している。生半可な攻撃ではダメージを与えることはできんよ!!

アストラ:所詮、目くらましだ。足を止めれば切り結ぶ機会が生まれる。ソニック・リッパーなら、ダメージを与えられるはずだ。

マクシムス:そんな見え見えの攻撃を喰らうでも思っているのか!!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ