対オーダー・スケイト
アストラ:よくやった、マッキナ。
マッキナ:ここまでやったんですから、最後までキッチリ仕事を仕上げますよ。隊長もちゃんと、仕事してくださいね。
アストラ:言われなくても分かってるさ。そちらも任せた。
マッキナ:はいはい、言われなくても分かってますよ。
メテクトリ:マクシムスを除いて全滅か……本当に使えん奴らだったな。どうせミクシデントにもなれない、不適合者だったのだろう。仕方もないか……
マッキナ:気に入らねーな。そうやって簡単に人を切り捨てられる考え方がさ!!
メテクトリ:君達も変わりはないだろ?地上に残された人間を見捨てて、海底に逃げようとしているのだから。
マッキナ:それについては否定できないね。だが、そこに至るまでに、悩み悩んでんだよ、こっちは!!
メテクトリ:いくら悩んだところで同じ選択には変わらないさ。どうせ誰かが死ぬんだ。それなら、より適合したものが生き延びるべきだ。次の世代に託すことを考えたらね。ダイバー・ノアが沈められるところを、そのまま空の上で指を咥えて見ているが良い。
マッキナ:指をしゃぶってるのはとうに卒業したんだ……悪いな。
リーナ:マッキナ少尉、海に潜るつもりですか!?
マッキナ:そのまさかだよ。
マッキナ機が減速しながら、海中へと潜る。
海中に潜ると、最大スピードで海を潜り、オーダー・スケイトに急接近する。
マッキナ:もう少し、深く潜るべきだったな。水中適性が低いからって、相手を甘く見過ぎだ。
メテクトリ:死を恐れないのか、貴様!!
マッキナ:いや、死を恐れてるからこそだよ。死んで欲しくないヤツが居るから、これだけ覚悟も決まるんだ。
マッキナ機がソニック・リッパ―でオーダー・スケイトを切りつける。
メテクトリ:惜しいな……君ならきっと、ミクシデントに選らばれたはずなのに。
マッキナ:勘弁してくれよ。そんなものには興味はないぜ。
メテクトリ:人間はより高みに昇れると言うのに……
マッキナ:今のままで十分だよ。上とか下より、横に居て共に歩いてくれる奴がいてくれた方が俺には、嬉しいんでね。
メテクトリ:軟弱なにんげんが!!
マッキナ:その軟弱な人間にお前は負けるのさ。じゃあな……
マッキナ機、更にソニック・リッパ―でオーダー・スケイトを攻撃する。
水中で爆発を起こす、オーダー・スケイト。
それを見届け、マッキナ機は浮上を始める。
リーナ;早く、浮上してください。本当に浸水しますよ!!
マッキナ:うおー、やべえー、やべー。余裕出してる暇じゃねーな。
水中から脱出し、空に浮上するマッキナ機。