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初デート

続きです

 今日はエミリーとデートの日だ。楽しみでなかなか眠れなかった。15時くらいに支度をして下に降りると既にエミリーが準備をし終わって待っていた。

 「こんにちは。エミリー。待たせてごめん。」

 アキラが待たせたことを詫びると

 「全然待ってないから大丈夫だよ。」

 と笑顔で言ってくれた。アキラはその笑顔を見て可愛いと思ってしまった。こんな可愛い子からデートに誘われたら正直嬉しいと思っていて楽しみにしていた。エミリーも少しそわそわしていた。どうやらエミリーも今日のデートを楽しみにしていたようだ。

 「じゃあ行こうか。」

 「うん。

 こうしてアキラ人生初のデートが始まった。


 この街のことをまだよく知らないアキラはエミリーにおすすめの場所を聞いた。

 「俺、この街のことよく分かってないからエミリーに案内して欲しいんだけどいいかな?」

 聞くとエミリーは嬉しそうにして

 「分かった!私がアキラ君にこの街の魅力を教えてあげるね!」

 と言ってエミリーに連れられていった。最初に雑貨屋に行ってみた。さすが異世界と言うべきかアキラがいた世界では見たことのないものがたくさんあった。だが現実世界にあるような物もあった。

 「アキラ君。これ可愛いよ。」

 とエミリーが見せてきたのはネックレスだった。確かに可愛いくてエミリーが着けたら似合いそうだ。

 「これ買う?」

 アキラが聞くと

 「いや、いいよ。こういうのは高いから見るだけにしてるんだ。」

 値段を見ると10マンベルだった。確かに今のアキラでも手は出せない。

 雑貨屋を一通り見て回って次に服屋に行ってみた。見たことのない服がずらりと並んでいた。エミリーはいろんな服を次々に試着していった。どの服もエミリーによく似合っていた。

 「ねぇ。どの服が1番似合ってた?」

 エミリーが聞いてきた。アキラとしてはどの服も似合っていると思っていたが強いて言うなら

 「一番最後に着た服が俺は好きだな。」

 「分かった。これ買ってくるね。」

 と言ってアキラが言った服を買って着てきた。

 「どう?アキラ君。」

 と言ってくるのでアキラは

 「可愛いよ。似合ってる。」

 するとエミリーは嬉しそうにして

 「ありがとう!」

 と笑顔で答えてきた。うん。可愛いと思うアキラだった。


 もうそろそろ暗くなってきたので夕食を食べることにした。異世界でも現実世界でも食べる物はあまり変わらないようで夕食は洋食屋にしようと決めていた。高級な店では緊張するので気軽に入れるお店にしたかった。


 夕食を食べた後2人で夜景を見に行った。

 「綺麗。ねぇ、アキラ君。」

 エミリーが言うのでアキラは

 「うん。綺麗だね。」

 綺麗な夜景を見てすごくロマンチックだ。

 「エミリー。今日は誘ってくれてどうもありがとう。すごく楽しかったよ。」

 エミリーに感謝の言葉を伝えた。デートは初めてだから不安だったアキラだが今日1日は楽しかったようだ。

 「私も楽しかったよ。また一緒にあそんでくれる?」

 「もちろん。また一緒に遊ぼう!」

 するとアキラはある物をエミリーに渡した。

 「エミリー。これ。」

 「ん。なに?」

 袋から出すとなんとネックレスだった。

 「え?これって。」

 「エミリーが見てたのよりは安いやつだけど欲しそうにしてたからプレゼントしたいんだ。」

 エミリーは嬉しそうにして少し泣いていて

 「ありがとう。アキラ君。絶対大事にするね。」

 こうしてアキラの人生初のデートは終わった。


 翌日の昼過ぎ、アキラは武器屋に来ていた。ゴブリン討伐のときに剣がぼろぼろになっていたからだ。

 「こんにちは。剣を買いに来ました。」

 「いらっしゃい。久しぶりだな。」

 と店主が出迎えてくれた。

 「結構ぼろぼろになっちゃって。」

 と剣を見せてみた。

 「こりゃひでぇな。大分使ったんだろう。新しいの用意するよ。」

 と言って綺麗で品質のいいのを持ってきた。

 「兄ちゃん。体つきが前とは比べ物にならねえ。相当強くなったな。」

 一目見ただけでアキラが強くなったことを見抜いた。

 「今の兄ちゃんのレベルに合う剣を打ってやる。だが、時間が掛かるからそれまでの代用品として使ってくれ。

 と言って剣を渡してくれた。この剣でも十分だと思うが店主は気に入った人にはその人の実力を見てからその人に合う剣を打つそうだ。

 「それじゃお願いします。」

 「おう、任せとけ。最高の剣にしてやる。

 と言って武器屋を後にした。


 今日はどうしようかと思って歩いていたら門のところまで来ていた。

 「よお。エドガー。元気か。」

 と門番のエドガーに声をかけた。

 するとエドガーは焦ったような感じで

 「アキラか。ちょっと頼まれてくれるか。」

 エドガーが言うのでアキラは

 「おう。どうかしたか。」

 「実は森の奥でオークを数体見かけたと言う人がいてな確かめてきてくれるか?」

 まあ別に何もすることがなかったアキラは

 「ああ。別にいいよ。」

 と言って森に確認しに行った。





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