表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世も今世も裏切られるが、信頼できる仲間と共に理想の世界を作り上げる  作者: 焼納豆
大同盟

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

77/169

大同盟の交流・・(2)国土の活用方法

おはようございます。

<アルダ王国>の新国土活用方法を検討します。

 重鎮A、B(あのバカ)共のおかげで、楽しかったおじゃべりだったが、どっと疲れが出てしまった。神人を疲れさせるって・・どんだけの破壊力だよ。

 いや、ゴメン。贅沢だった。ガジム達や幻獣部隊に比べれば、俺は直接的には何のダメージもないので問題ないな。

 

 改めて、今後の国土活用方法の案をもう少しだけ具体化して父さんに進言し、なるべく実現できるようにしたい。


 『たびたび申し訳ありません、ジン様、あのお二人を隔離したのですが・・・アイテムを使用してこちらの<スキル>を破り、戻ってきてしまいました。なんだかアイテムの使用限界?を超えたそうでもう使い物にならない・・と騒いでいますが、如何すればよろしいでしょうか?』


 くっ、まだ引っ張るか重鎮A、B(あのバカ)


 『もう一度異空間に閉じ込めておいて!』


 『承知しました。』


 まったく。どうしようもない奴らだ。今回の<シータ王国>襲撃時の<アルダ王国>に対する素晴らしい貢献がなければ<フラウス王国>に強制送還・・しかもカードに再入国禁止の処置をしていたところだ。


 よし、もういいだろう。

 再び改めて、


 「皆、今までざっと話した内容は、国土の関係から全て実現可能だと思うんだ。特に色んな施設を作れば国民や旅行者、冒険者も喜ぶし、設備を維持する人が必要になって働き口も増えて経済も回っていく。なるべく全員が楽しめる、そして研鑽できる国にしたいため、もう少しこの話続けても良いかな?」


 重鎮A、B(あのバカ)の話は完全にスルーして、会話を続ける。


 「では私も改めまして、先程ラム殿が研鑽場所とおっしゃっていましたが、私の特性として闘技場ではなく、例えば森等で隠密系統の<スキル>を磨ける環境があると助かります。」


 そうだな、ウェインは<隠密系>に強かったんだな。


 「そして、今は各辺境伯領に配置されていた諜報部隊も<シータ王国>方面に全て移動しているため、彼等についても交代制?のような形にして<アルダ王国>で寛ぐとともに、研鑽できる時間を設けて頂けるとよろしいかと思います。」


 ますい、そうだ。諜報部隊・・およそ80人程だったか?彼等についてもウェインの言う通り過酷な・・常に気を張っている任務の為、休暇も必要だろう。更に安全性を上げるために、Lvアップ作業ももう少しさせてもいいかもしれない。


 「そうだね、代替要員を育成して交代できるように父さんに進言しておくよ。気づかせてくれてありがとうな。」


 ウェインは少し嬉しそうに笑い頭を下げた。仲間想いのいい奴なんだよ。

 皆もそうだけどね・・


 そうしてまた楽しくも真面目な話を続けた結果、父さんに進言する内容が決まった。

 父さんの意見もあるだろうから全てが聞き入れられるとは限らないが・・


 諜報部隊を育成し、現在任務中と定期的に入れ替える。現在任務中の隊員もLvアップする。

 元辺境東伯領のゴーストタウンの一部をそのまま残し、街中での<諜報>系統の鍛錬場とする。そして、元辺境東伯領町から離れた位置にある木々の周りに植林し、こちらも隠密系統の鍛錬場に使用する。

 なので、この一帯は一般人は侵入禁止地域になる。


 また、元辺境東伯領は<シータ王国>に最も近いため、防衛関連の設備を充実すると共に、闘技場、鍛錬場を作成する。

 俺の案としては、この闘技場で催し物ができれば楽しいのではないのだろうか。


 元辺境西伯領に関しては、<フラウス王国>に最も近いため、同盟国が最初に<アルダ王国>に入った時の玄関口となる可能性が高い。

 よって、宿泊所、温泉、足湯、食事処、休憩処などの冒険者、旅人、行商人等をターゲットとした開発をメインに行う。

 もちろん、闘技場近辺にも少数ながら同様の施設が必要だ。

 鍛錬場で鍛錬をするものもいるだろうし・・・

 そう考えると、鍛錬場には何かしら有用な魔道具が必要か?


 体に何かしらの負荷をかける続ける衣服・・通常以上の重力場・・視覚や聴覚を遮断する領域・・考えるときりがないな。

 この鍛錬場は、魔道具でそのような設定ができるのなら有料にしてもいいかもしれない。

 

 元辺境南伯領は、他の地域と比較して温暖であるため、農業・林業・そして新たな食物の開発等をメインで行う事とし、ここに子供と大人も楽しめる巨大な遊技場を作る。


 <アルダ王国>首都<アルダ>は元辺境北伯領となり、西側にある<フラウス王国>との間の新たな国土に関しては今と同様に、休憩所、宿泊所、そして町・・植林済みの森などがあるのでそのままだ。


 再度に、学校を作りたいと思う。

 今回国土が大幅に増えたため、それぞれの地域ごとに学校を作る必要があるだろう。王都である元辺境北伯領が<アルダ王国>の中心にあるわけではないので、王都に作れば良いというわけではない。

 

 そう考えると・・・そうだな、学びたい分野によって通う学校を変える事にして、それぞれ学校を元辺境伯それぞれの位置に作ればいいのではないだろうか。


 俺が持っている<アルダ王国>の構想としては、元辺境北伯領には首都である<アルダ>、元辺境南伯領には遊技場と作物関連、元辺境西伯領地には旅人・冒険者・商人対応関連、元辺境東伯領には鍛錬・修練場、新たな国土のアルダ-フラウス間は<フラウス王国>との直接の経路となるため、宿泊系そして周りには畑や酪農等・・最後に<魔界森>はある意味俺のプライベートゾーン・・と言うのが最終的な案だ。


 とすると、元東伯領には戦闘系の学校、元南伯領には農業系の学校、元西伯領には商業系の学校、元北伯領にはガジムがいるので魔道具系の学校、と言う案で父さんと相談してみよう。

 もちろんどの学校も最初は一般的な常識、マナー、そして多種族の協調を教え込む。


 うん、意外といいんじゃないかな。

 正直建屋を建てるのも、遊具や闘技場を作るのも、畑や植林も、全て俺達の力を使えば時間はかからずに実現可能だ。


 だが、ある意味自然の摂理を完全無視した状態であり、通常の国民の仕事・・特にこのような大規模な工事が必要になる場合は、商業ギルドと冒険者ギルドの稼ぎ時であるため、緊急事態でない限りなるべく手を出さないようにしないといけない・・・のだけど、早く終了させないと交流ができないし・・・バランスが難しいな。

 

 防壁だけは最重要項目なので力を使っているけどね。


 そうして案がまとまったため、一度父さんに説明することにした。


 いきなり行くと、最近のゴタゴタで忙しくしているので、護衛についている近衛騎士の二コラに<念話>で事前に連絡して状況を確認してから行くことにしている。

 

 今回は、丁度休憩している所のようなので、休憩中に申し訳ない気持ちもあるが話をさせてもらいに行くことにした。

 

 『二コラ、今から皆で執務室の隣の部屋に<転移>するから、事情を話して父さんを連れてきてもらえる?』


 『承知しました。ヤリス様、ロイド様、ラム様、そしてリノス王子も同席していただいた方がよろしいですか?』


 『そうだね、皆に聞いてもらおうか。そうすると集合まで少しかかるかな?』


 『いえ、皆さま王城にいらっしゃいますのですぐにお集まりいただけると思います。』


 『わかった。ありがとう。じゃ今から<転移>して待ってるよ。』


 ソファから立ち上がり、全員で<転移>して円卓の部屋に来た。

 いつもの席に座って待っていると、王族である俺の家族とその近衛騎士である各護衛、そしてリノス王子がやってきて席に着いた。


 ご存じの通り、神獣の席は俺の膝の上や背中から抱き着いているポジションに変更はない。場所はローテーションしているらしいが・・


 よし、集まったので早速話をしてみよう。


 「皆、急に集まってもらってありがとう。父さんも疲れているところごめんね。実は今回国土が大きく増えたことや、今後の<アルダ王国>の在り方について少し話をしてみたので、その案を聞いてもらいたいんだ。」


 俺は元各辺境伯領地と<フラウス王国>へ続く道のりの国土活用方法について説明した。


 皆大賛成してくれたが、リノス王子が、


 「ジン殿、素晴らしい案だと思います。学校の件ですが<ゴルデア王国>と同様に留学を認めていただけると我が<フラウス王国>や<ゴルデア王国>更には大同盟各国からも留学生が殺到するでしょう。とすると、学校には学生の寮も装備していただけるとよろしいのではないでしょうか。ただ、それぞれの学校間の距離がかなりあるため、何かしらの移動手段を考える必要がありますね?」


 おっと、伝えるのを忘れてたな。


 「移動距離に関しては問題ありません。実は元辺境伯領地にあった4大地下迷宮(ダンジョン)はつながっており、ある意味<転移>で異なる地下迷宮(ダンジョン)に行けることになります。」


 「そのようなことができるのですが・・・ただ魔獣がいると一般の商人などはその<転移>できる場所まで安全にたどり着けるのでしょうか?」


 「はい、可能です。方法等については詳細を申し上げることはできませんが、各地下迷宮(ダンジョン)の1階層は魔獣が出ない為、全ての地下迷宮(ダンジョン)1階層は地下迷宮(ダンジョン)攻略準備の町とするのが良いかと思っています。また、そこに商業ギルト、冒険者ギルトの支店も設置し、両ギルトの近くに<転移>可能な領域を作成することになると思います。」


 いや、学校の方に夢中でこっちの説明をすっかり忘れていた。

 こっちも良い案だと思うんだ。


 「もちろん各地下迷宮(ダンジョン)のある場所へ地上で移動する者もいるでしょう。全員が<転移>を使用すると混雑しますしね・・緊急時以外は一日の人数制限とか、費用を必要とするとか何かしらの制約をかける必要はあると思います。当然地上の移動も可能なように整地し、中継地点には休憩所のある町を整備します。」


 既に話をしていたメンバーを除き、感心したように頷いてくれた。

お読み頂きましてありがとうございました。

ブクマ・下の☆で評価していただけると嬉しいです。


今後、諸事情により若干投稿させて頂くペースが遅れるかもしれません。

申し訳ありません。

宜しくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ