2/2
マリエさんへの心配
計画は順調であると思える
こうゆうとき
同居というものは
困難な障害を与える
マリエさんは
ぼくを疑い始めている
電話の相手が
親切な女性だったからか
隠れて使い込んだ貯金に
気がつかれたのだろうか
しかし
言い訳はできない
どうしても
ここだけは内緒のままで
その日を迎えたい
誕生日に指輪を送るなんていう
簡単なものではなかったので
すこしは後悔もある
もしこれで
結婚は嫌だとか
それは相談するべきだったとか
むしろ期待するものと
正反対の方向へ
マリエさんが向かったら
ぼくは
明日からの希望を失うだろう
なにを思ってか
ひとりで温泉に行くとか
かってなかった行動にも
驚いた
なにかを疑うとか
疑問に悩むとか
そんな余裕もなく
ただ漠然とした態度で
いつものようにと
送り出すしかなかった
はたして
マリエさんの誕生日までには
帰ってきてくれるだろうか
彼女の願っていた
海辺の近くの新居を
ちょっとデカすぎたサプライズでと
考えているけど
やはり普通に
プロポーズのダイヤの指輪だけに
しておけば良かったのだろうか




