第一話
「やっと着いたな」
俺の前にあるのは、
『緑ヶ丘高校』
と書かれた校門だ。
俺は高校二年生だが、今日からここに通うことになる。
そう、俺は今年の春、ここ「横浜」に引っ越してきたのだ。
ここ緑ヶ丘高校は、県内でも有数の進学校で偏差値も意外と高い。
俺の転校を親が許したのもそのことが大きい。
そして、中高一貫校でもある。一学年30人1クラスで5クラス、高校だけで全校生徒は450人。
中学校のほうは、一学年40人1クラスで2クラス、全体で240人である。
「いやぁ、思いのほか大きいな」
校門を通ると結構大きな校舎が見えてくる。
初めてここに来た人なら絶対迷ってしまうことだろう。
自分のクラスを確認しようにもどこに書いてあるのかわからないのでとりあえず
職員用玄関から職員室に向かう。
いくつになっても職員室に行くのは緊張してしまう。
そうこうしているうちに職員室の前についてしまった。
「よしっ!入るか。」
ガラガラガラ
「失礼します、長瀬です」
「あっ、長瀬くんっ!こっち、こっち」
俺を職員室の奥の方から呼んだのは、
見た目が完全に中学1年生くらいの少女「ゲフン、ゲフン」女性だ。
そんなことを考えながら俺は、その見た目ロリの先生のもとへ向かう。
「長瀬くんっ、私がきみの担任をすることになった宮野神奈だ。よろしくっ」
「えっと、長瀬綾人です、こちらこそお願いします」
宮野先生が自己紹介をしたので同じように自己紹介をする。
っていうか声高っ!まぁ見た目がこれ(ロリ)だからこのくらい高くても変じゃないんだけど……
先生がものすごい目でこちら(アヤト)を睨むように見ている(ゲーム風)
アヤトはどうする?(ゲーム風)
「…せ、先生どうかしました?」
「長瀬くん、きみ今失礼なことをかんがえなかったか?」
まさか、考えていることが読まれている、だと?
「なぁ、どうなんだ? ナ・ガ・セ・くんっ」
その瞬間、俺の肩がものすごい力でつかまれた。
ダレニダッテ?それはもちろん目の前の宮野先生(教師)にだよっ!
あっ、肩がヤバイ、ミシミシいっているのはきっと気のせいだ。
こっこういうときは冷静に、冷静に返事を…
「ソッソンナコト、ななな、ナイデスヨッ」
…………………………………………………………………………………………………………………めちゃくちゃ動揺してるじゃねぇか!!!
こうして俺の第二の高校生活は幕を開ける