表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の人生はミルクから…。  作者: 翠ケ丘 なり平
第一章 ゴールデンなところから
6/115

6 これから

どうも作者さんです。

眠いときには眠ることが出来たらいいですね。

 

 《個体名:精子 の先端反応を確認しました》

 《個体名:卵子 との受精プログラムを開始します》

 《個体名:精子 と 個体名:卵子 が融合し 個体名:受精卵 になりました》

 《個体名:受精卵 になったことによりステータス値が上昇しました》

 《個体名:受精卵 になったことにより【観察Lv1】を習得しました》

 《体名:受精卵 になったことにより【詳細】を習得しました》


 《選択してください。1.XX 2.XY》


 ぼんやーりと遠くの方で【解答解説】の柔らかめの電子音が聞こえる。

 体が変換される力で【思考】スキルが途切れた。


 《【思考】を再行使致します》


 ……おっ!?

 フムフム……これは!

 オレは受精卵になりましたね!

 成長してるのが実感できる!

 力が涌き出た感じだ!

 だけど逆に自分では移動しようとする力が湧いてこない。

 多分、流されるだけ。


 で、選択だっけ?

  XX? XY?

 あ、あれか、染色体か。

 ということは、性別選択ということでいいのか?

 君は男の子かな? 女の子かな? というやつだな。

 えーと、確かXXが女性、XYが男性だっけ?

 前世も口調も男性だしXYでいいや。

 あー【解答解説】~?

 2で頼むわ。


 《承知しました。2を選択。これにより性別:男がステータスに追加されます》


 よし。やっぱりXYは男だったな。

 とりあえずいろいろ変わっちまってるだろうしステータス画面見してくれ。


 《承知しました。ステータスを開示します》


 〔・個体名:精子

 ・種族:ヒューマン

 ・性別:男

 ・状態:記憶復原力UP

 ・レベル:1

  体力:3

  魔力:2

  攻撃力:0

  防御力:0

  素早さ:1

 ・所持スキル

 Ⅰ.ギフト

  【生まれ変わる力(残り使用可能回数:1)】

  【言語理解】

 Ⅱ.特殊スキル

  【解答解説】

 Ⅲ.固有スキル

  【生きるための才能】

 Ⅳ.通常スキル

  遊泳Lv4

  思考Lv3

  運気上昇Lv2

  観察Lv1

  詳細

 〈高速遊泳Lv1〉

 Ⅴ.耐性

  悪臭耐性Lv1

  熱耐性Lv1

  酸耐性Lv1

 ・称号 :【意思ある精子】〕


 まだまだステータスは低いけどそれでも精子のときよりは成長しているな。

 レベルも1になってるし、スキルの数も増えたし。

 フュージョン的な何かで、30分で解けちゃうとか無いよな?

 いいことずくめだよな?

 そういえば卵子と融合したらスキルの情報が見れるようになるとか言ってなかった?

 それ、出来る?

【解答解説】ちゃん。


 《可能です。開示するスキルを選択してください》


 そうか一個ずつね。

 じゃあ、そうだな…まず、【思考Lv3】にしてくれ。


 《承知しました。【思考Lv3】の情報を開示します》


 {【思考Lv3】

 頭のなかで思い考えることが出来る。

 レベルが上昇するほど考えている時間が短くなる}


 あんまり実感がないけどこれのお陰で考えられてるんだよな。

 知識は考えで引き出すものだからな、本能とは違った理知的な行動が取れるってことだ。

 結構有難い…いや、ちょっと待て。

 これが無かったら赤ちゃん状態から転生出来てたんじゃ……いや、言うまい。

 こういうのをありがた迷惑というのかもしれない。ちょっと違うか?

 学が無いから分からん、そんな感じだとして。


 まぁいいや、んじゃ次、えー一番分かりにくい【観察Lv1】で。


 {【観察Lv1】

 他の相手の情報を一部抜き取ることが出来る。

 レベルが上昇するほど抜き取る情報が増える}


 ほぇー。

 抜き取るってどんな感じなんだ?

 匂いからして周りに精子があるっぽいし、そいつらを感じるか。見ることは出来ないからな。

 使えるなら【観察Lv1】使用しよう。

 出来るよな?


 《照会情報を思考スキルに展開し、認識領域に情報を付加します》


 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕…


 うわっ…情報これだけかよ…Lv1ヘッボ!

【解答解説】が凄いことしたような気がするが何言ってたのかよく分からん。

 それにしても観察のスキルは現状無意味だな……

 せっかく【解答解説】が情報を認識させてくれたのになぁ。

 とにかくこれならスキルレベル上げなきゃいけないかぁー、上げたら有効活用できるだろうし…

 つっても観察出来る対象精子しかないだろ…?


 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕

 〔個体名:精子〕…


 《【観察Lv1】が【観察Lv2】に成長しました》


 あらっ、考えてる間も続けたらレベル上がった…

 Lv2の情報は…?


 〔個体名:精子

  レベル:0〕


 あぁレベルが増えた。

 こんなんじゃ、やっぱダメだ。チェッ!

 いや、待て。

 このペースならすぐレベル上がるんじゃね?

 しかもしかも?

 もしかしてぇーレベルが上がって派生スキルになるんじゃね?


 《通常スキル【観察】は派生します》


 やっぱりそうなのか。

 異世界系だったらあれか?

 鑑定……か?

 いいじゃんそれ!

 まさにファンタジー、期待が持てるな!

【観察】レベル上げのモチベーションあがるわぁー!


 それでは精子観察…続けましょうか…

 それにしても観察はするんだけどさ…観るものが精子しかないのはどうなの?

はい。作者さんです。

見るっていっても観るなので感じる感じです。

額に先の尖ったものを近づけると感じるあの感覚です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ