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異世界の人生はミルクから…。  作者: 翠ケ丘 なり平
第一章 ゴールデンなところから
10/115

9 魔力と感知

どうも作者さんです。

ダジャレって笑ったら負けみたいなとこありますよね。

 

 魔力を感じろ!

 感じるんだ!

 うぉおおお! 魔力が血のように流れているイメージ!

 元現代日本人のオレならすぐ出来るはず! ハァアアアアー!


 《【魔力感知Lv1】を習得しました》


 おっ! きたっ!

 魔力感知か!

 確かに分かりやすくなった!

 明確なイメージが出来る気がする。

 なんか薄い紫のキラキラって感じがあるな。

 手に集めれないかやってみるか。

 はい、すってーはいてー…ハッ!


 《【魔力操作Lv1】を習得しました》


 ハイ! キタぁ~!

 おっと手の魔力が消えちゃった。

 って、うっ、しんど…だるい。

 えっ? これで魔力涸渇? 今ので魔力どれくらい使ったの?


 《現在魔力:2です》


 マジか、さっきので魔力:3も使ったのか。

 んー、あとどれくらいで全回復する?


 《あと3分で全回復します》


 うわぁー、一分に1かぁ。魔力回復速度UPとかのスキルないかな?


 《存在しています》


 おっ、いいじゃん。

 それどうやったら手に入るかなぁ?

 んー。魔力使いまくったらいいか?

 まぁそれでいいか。

 悩むのは性に合わない~。

 よし、今度はゆっくり体全体に魔力を巡らす感じで…ほっ!

 ヨォーッ!


 《【身体強化Lv1】を習得しました》


 かっこよさげなのキタァ!

 これめっちゃ使えそう。

 これは【詳細】で確認すべきだな。

【詳細】使用!


 {【身体強化Lv1】

 身体の能力限界を上昇させる。レベルが上昇するほど能力が向上する}


 いいねぇ痺れるねぇ。

 決定っ! これも育てよう。


 ありっ? 魔力がつきかけてるかな?

 クラクラする。

 眠い…おやすみん……グゥ。


 ☆☆



 …はっ!?

  寝てた?

 なあ【解答解説】オレどのくらい寝てた?


 《今回の睡眠は10時間51分21秒です》


 大体11時間か。

 まぁ、体は赤ちゃんだしそれくらい寝るよな。


 ところでさ、【解答解説】って長くない?

 唐突だけど呼び方変えてもいい?


 《我が主の御願いならば改名可能です》


 そうなの?

 て言うか~、我が主って呼び方なんなんだ?

  なんか恥ずかしいんだけど…いっそマスターとかのほうがマシなんだが。

 いや、それも…?


 《承知しました。我が主の呼び方をマスターに変更します》


 う~。決定がはやいー。

 でもまぁまだマシだな。

 いや、厨二病じゃねぇから…

 まぁ、オレのことは置いておいて…じゃあ【解答解説】の呼び方を変えるか。

 解答解説だから答えだろ? ということはアンサーだ。

 で、女性声に近いから『アン』で、どう?

 (アン)直過ぎる?


 《承知しました…これからは『アン』とお呼びください…》


 なんだか、《…》に不服さを感じるな。

 ごめんって、確かに安直過ぎたけど。


 ……

 オレの駄洒落(ダジャレ)無視かーい!

 アン~~


『──ゃんー、きこ──まち─かーパパ─ちゅ──』


 おぅ?

 これはもしかして我が偉大なる父の声!?

 ゲッ足が勝手に!?

 本能か!?

 勝手に足が反応して…蹴ったのか。


『ワッ──け─たよ!?クロー───わた──ちのこど─が─!』


『セド──そ─ゃ──蹴る──。ごめ──さ─ね─。パ─がうる──てー』


 我が偉大なる母の声も聞こえる!

 これは当たりの家庭に産まれたんじゃないか?

 ぼんやりと父親の立ち位置がわかる気がする。


 《【気配感知Lv1】を習得しました》

 《【聴覚感知Lv1】を習得しました》


 一気に2つも!?

 かなり使えそうなスキルが手に入ったな。

 こりゃ産まれるのが楽しみだ!

 お父様、お母様、今!

 愛しの息子が会いに行きますよー!

はい。作者さんです。

えーと、ちなみにセドルとクローネの声。

「赤ちゃんー、きこえまちゅかぁーパパでちゅよーー」


「ワッッ!けったよ!?クローネ!わたしたちのこどもがっ!」


「セドル…そりゃぁ蹴るわよ。ごめんなさいねぇ。パパがうるさくてー」


と言う会話になってた。

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