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200文字小説集 vol.2

サプライズ(200文字小説)

作者: 日下部良介

 この年になると、誕生日なんて意識しなくなる。

 

『パパ誕生日おめでとう』

 娘からのバースデーメール。

 妻からは何もない。

 まあ、そんなものだ。


 仕事を終えて帰宅した。

 ドアを開けるとクラッカーの音とともに紙吹雪が舞う。

 テーブルの上にはバースデーケーキ。

「ハッピーバースデー!」

 不覚にも感激した。

 けれど…。

「このロウソクは嫌味か?」

 53本のロウソクがびっしりと立てられていた。

「あと、片付けはよろしくね」

 やっぱり…。





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― 新着の感想 ―
[良い点] なかなかシャレの利いた奥様ですね。 最後にしっかり落とすあたりも……。 [一言] 最近では数字のろうそくもあるのに、わざわざ普通のろうそくで……思わず吹き出しました。 うちは、12月から…
2015/12/03 19:08 退会済み
管理
[一言] 素敵なサプライズですね。 家族愛を感じます。 とくに、ロウソクあたりに・・・。 私も今度の父の誕生日には、年齢分のロウソクを立ててみようと思います♪゜・*:.。. .。.:*・♪ ケーキの上…
[一言] 拝読しました。 ろうそくの火が業火とかって火事に! なんてね( *´艸`)
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