サプライズ(200文字小説)
この年になると、誕生日なんて意識しなくなる。
『パパ誕生日おめでとう』
娘からのバースデーメール。
妻からは何もない。
まあ、そんなものだ。
仕事を終えて帰宅した。
ドアを開けるとクラッカーの音とともに紙吹雪が舞う。
テーブルの上にはバースデーケーキ。
「ハッピーバースデー!」
不覚にも感激した。
けれど…。
「このロウソクは嫌味か?」
53本のロウソクがびっしりと立てられていた。
「あと、片付けはよろしくね」
やっぱり…。
この年になると、誕生日なんて意識しなくなる。
『パパ誕生日おめでとう』
娘からのバースデーメール。
妻からは何もない。
まあ、そんなものだ。
仕事を終えて帰宅した。
ドアを開けるとクラッカーの音とともに紙吹雪が舞う。
テーブルの上にはバースデーケーキ。
「ハッピーバースデー!」
不覚にも感激した。
けれど…。
「このロウソクは嫌味か?」
53本のロウソクがびっしりと立てられていた。
「あと、片付けはよろしくね」
やっぱり…。
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