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プロローグ的な?
それはあまりにも唐突過ぎて。
朝目が覚めて布団から這い出したら、なんてこったい! 隣にボクが寝ていたのだ!
数秒考えた。そして、
『こっ、これはもしや! 幽体離脱というミラクルに遭遇したのかっ!?』
そう叫びたかったがしかし、ボクの喉から溢れた言葉は、
「にゃー…」
という、なんとも甲高く愛らしい鳴き声になり部屋に響いた。
手を見たら、うむ、真っ黒い。素敵な毛艶の前足だ。
…どうやらボクは飼い猫のくろになったらしい。
それはあまりにも唐突過ぎて。
朝目が覚めて布団から這い出したら、なんてこったい! 隣にボクが寝ていたのだ!
数秒考えた。そして、
『こっ、これはもしや! 幽体離脱というミラクルに遭遇したのかっ!?』
そう叫びたかったがしかし、ボクの喉から溢れた言葉は、
「にゃー…」
という、なんとも甲高く愛らしい鳴き声になり部屋に響いた。
手を見たら、うむ、真っ黒い。素敵な毛艶の前足だ。
…どうやらボクは飼い猫のくろになったらしい。
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