『 人選ミス 』
私の部屋のゴミ箱が異世界の入り口だったなんて。
「闇の王エリゴールの封印が消滅したのです。あの封印をもう一度かけるには、選ばれし別世界の少女を」
ちっちゃなお洒落ゴミ箱。
そこから生える、野太い腕。
「まずは、とにかく、このゲートを広げる儀式を」
忙しなくぴこぴこ動く奇妙なオブジェを眺めながら、私はソファに寝そべりおまんじゅうを一口。
「あの、先日説明したゲート移動のやり方を、あのですね」
腕の感じ、声の雰囲気、この人きっと好みじゃないからなぁ。
私の部屋のゴミ箱が異世界の入り口だったなんて。
「闇の王エリゴールの封印が消滅したのです。あの封印をもう一度かけるには、選ばれし別世界の少女を」
ちっちゃなお洒落ゴミ箱。
そこから生える、野太い腕。
「まずは、とにかく、このゲートを広げる儀式を」
忙しなくぴこぴこ動く奇妙なオブジェを眺めながら、私はソファに寝そべりおまんじゅうを一口。
「あの、先日説明したゲート移動のやり方を、あのですね」
腕の感じ、声の雰囲気、この人きっと好みじゃないからなぁ。
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