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例外者の異常な日常  作者: 枯木人
X章 ???
642/644

蛇足 世界の謎

「……?」

「何か……あったみたいだね……」

「それよりテメェら俺に対して何か言うことはないのか?」

「あぁ、ごめん。外のことなんて関係ないよね。さ、服脱いで?」


 そんなこと言えなどと言ってないと今村は逃げ出した。しかし、回り込まれてしまう。


 回り込んだ張本神、滅世の美女神【可憐なる美】ミニアンと終世の美女【暴食現象】アマネは万物を蕩かすような美しい笑みを黒衣の化物、今村に向けて陶然と告げる。


「うふふ。初夜に手を付けられず……結婚式が全て終わったらかと思っていて逃していましたが……もう駄目ですよ?」

「レイプだ! 神権侵害だ! 殺してやる! 掛かって来い!」

「ん~……殺されるのは困るなぁ……」

「……俺が求めてるのはそう言う回答じゃないんだが……そう言うのが本っ当、一番困る……」


 抵抗する今村。しかし、悪意のない「敵」とすら呼べない相手では全力を発揮することも出来ずに脱走を失敗に終わらせてしまう。

 今村の下からベッドを生み出しその上に跨って、今村を具にしたサンドウィッチを作った彼女たちは変わらぬ笑みを浮かべつつ耳元で囁く。


「大丈夫です。女の子からした場合は強姦罪に当たりませんから……」

「この世界じゃ当たるように俺が法律変えたわ!」


 法的な争いをしつつ意地でもそういった行為はしないと今村は抵抗する。そんなやり取りすら彼女たちは楽しむ日常となっていた。


「愛しき我が妻よ、いずこに?」


 そんな日常風景に不意に、男の声が聞こえる。瞬間、今村に全裸で迫っていた【可憐なる美】ミニアンと【暴食現象】アマネはその美しい顔を敵意に染めて豪華絢爛な道衣を身に纏って外を睨んだ。


 その中で今村だけは新しい火種の到来予感に笑っている。


「……妻。誰だろ? 誰かな?」

「はぁ……仁、わくわくしない。ここにいる皆は既に結婚済みだろう? その子たちは全部調査してあるから浮気なんてありえないよ。大方、一方的な関係だね。」


 今村の対応にも慣れたと思いつつも呆れた口調のミニアンはどこかで聞いたことのあるような声だと感じたが、それは黙っておく。


 目の前の彼はすぐに彼にとっての善意で彼女にとって余計なお世話どころか最悪の嫌がらせをしてくるのだ。心当たりがあるなどと言えばただでは済まないだろう。


「……にしても、ここは仁の子どもでも入れない男子禁制の地なのに……」

「とにかく、他の子じゃ止められなかったようですし私たちが行きましょう。」

「面白そうだから俺も行く。」


 一行が立ち上がろうとしたその時、気配が近くに来ているのを察知して部屋から移動しないことを選択した。そこに声が。


「移動の必要はない。」


 バリトンボイスと共に扉が開け放たれる。そこにいたのは見目麗しく、アマネと並んで終世の美を思わせる神々しい壮年者……


「お父様……?」

「どちら様で……?」

「【創造主神】様だよ。」


 【創造主神】。世界の始まりの神だった。彼は部屋に入って来るや否やアマネを見てその前に跪く。


「愛しき我が妻よ……長らくの眠りからようやく目覚めて……」

「……誰ですか? あ、仁さん。浮気なんてしてませんよ?」


 まさに神々の絵画の世界だった。そんな絵画を飾ってある場所ごと一瞬でアマネはぶち壊して不安事に先手を打っておく。しかし、それは少々遅かったようだ。今村は隣のミニアンの方を向いて楽しげに会話をしていた。


「ミニアン。あいつには……お前の能力も通じないよな?」

「う……うん……でも……」

「してません!」


 嗤う今村。困惑するミニアン。怒るアマネ。


「誰ですか!? 会ったこともないですよね! 夫に浮気を疑われますから消えてください!」


 何らかの術式を発動しようとするアマネ。【創造主神】がそれに気付いた様子も見せないので今村はそれを慌てて消す。


「待って!? 浮気ぐらいで俺は何も言わないし寧ろ喜んで気持ちよく送り出した上に引き出物まであげてご祝儀もつけるから! そいつ殺したら世界が終わる!」

「浮気じゃないです! 何が気持ちよく送り出すですか……! あなたの隣からどこにも行きません!」


 今村の脳裏にアマネを挟んで創造主神と今村が並ぶ図が浮かんだ。何か楽しそうだ。しかし、一旦話を進めるためにその問題は置いておくことにする。今村の目が楽しそうなのを見てアマネは絶対に離れないと言う意思表示のために今村に腕を絡ませて用意された椅子に座った。


 そして当然のようにミニアンも逆の手を取って今村の椅子の隣に椅子を出現させる。挟まれた今村だけが少し抵抗した後に話を進めるためだと諦めて【創造主神】と相対する。


「…………この状況は非常にアレなんですが、創造主神様。お話を伺います。」

「妻を返してもらおうか。」

「それはわかりましたが……俺を消しに来たわけではないんですか?」


 【創造主神】は単刀直入にもほどがあり、【冥魔邪神】も物わかりがいいにも程があった。最後の質問に対してだけ、【創造主神】は反応して超越者の笑みを見せる。


「ことと場合によってはそうなるかもな。」


 その返答に愉しげに嗤う今村。その次の瞬間、世界が暗転した。


 空間と言う概念すらない状態で今村は【虚数大帝】の能力を行使して存在を確保し、隣で憮然とし、今村に顔を向けられると笑顔を作ったアマネを睨む。


「……殺したら、世界が終わるって言ったんだけど?」

「私の世界はあなたです。あなたさえいればそれでいい。」

「もう少し考えて行動しろ……能力を行使する。邪魔すんなよ?」


 今村は【虚数大帝】の能力を行使して今起こった事をなかったことにして問答の状態に全てを戻し溜息をついた。


「……はぁ。面倒臭い……」

「……戻したの?」

「こいつが創造主神を殺したから……まぁもう済んだことだしいいいや。どうしようかな……」

「【虚数大帝】の能力で創造主神とか言う、妄想変態男を消し飛ばしてそれでも大丈夫な世界を生み出しましょう? そうすればこれがいなくなっても問題ないですよね?」


 笑顔で今村にそう告げて敵意を創造主神に向けるアマネ。創造主神は愕然とした。


「何故だ。君をこんなにも愛しているのに君はどうして……」

「初対面で何ですか急に……! こっちは新婚で幸せいっぱいだったのに……あなたの所為で台無しです。他の花嫁の方々は皆後ろめたいことがある中、唯一潔白だったのに……」


 アマネの怒りの告白に今村は何か後ろめたい、悪いことしてるならそこに付け込んでやろうとミニアンに真偽眼を行使しながら尋ねてみた。


「何かやってんの?」

「僕らは君と付き合うまでに迷惑をかけてたからね……【勇敢なる者】とかの関連で。皆何かしら君に面倒見てもらったでしょ?」


 ミニアンの説明に今村は使えるネタじゃないかと憮然としつつアマネに目を向け、こいつもこいつで俺のことを喰おうとしていた気が……と思ったが言わなかった。面倒臭いのと堂々巡りになりそうな話を打開するために次に進むことにしたのだ。


「さて、創造主神様とアマ……【暴食現象】様の意見に食い違いが出ております。」


 言い直したことにアマネから無言の圧力が掛けられるが今村は無視する。アマネは酷く悲しげになるがその敵意は創造主神に向けた。その一切合財を無視して今村は続ける。


「ということでさくっと話を見よう。アマネ。今からお前の記憶も読み取れるような物を創るから【虚数大帝】を使うぞ。」

「……変なことに使ったらすぐに全員とするんですからね。」

「今回は大丈夫だ。よっと。」


 別に術式を行使すれば頭内でイメージを流すことは可能だが、何となくノリでヘルメット型でモニターからケーブルが繋がっている読み取り機を創造して今村はそれをアマネの頭に着ける。

 この場にいる全員が視認可能な範囲で限りなく早く映像を流し始め、アマネの言葉の真意を探る。しかし、その途中で今村が無言でモニターを消した。アマネは今村による不正介入の様子もなく納得のいく出来に頷いていたが、消されて声を上げる。


「あっ! 良いところでしたのに……」

「俺と会う以前は記憶がないからもういい。つーかお前こんなのよくオープンにしたな……」

「……皆やってますし……大丈夫では?」

「創造主神様を見てみろ。ドン引き……いや、嫉妬の目を俺に向けるの止めてもらえます?」


 映像の9割9分8厘が特定の人物に関する物事で占められていた映像。残り2厘はここにいる花嫁の誰かと遊んでいる図か気儘に過ごしていることだった。


 気を取り直し、今見たものはなかったことにして次に移る。


「……えーと、こっちは参考にならなかったので創造主神さんの方に着けましょ。」

「ですが、私がどれだけあなたのことを愛しているかの参考にはなりましたよね?それでもまだ浮気してると思いますか?」

「思いたい。」

「……最低です。慰謝料としてとびっきり甘いデートを要求します。夜のホテルはこちらから指定しますからね。」


 何でこんなに好かれてるのか意味わかんないと思いつつ今村はアマネの戯言を無視した。


「さて、こっちは文字通り世界の始まりからだから長くなりそうだな。どうなんだろ?」


 人を呼んでデートの手配をしているアマネのことを無視して今村は創造主神の記憶を再生し始める。




 まず、世界は何もない状態から始まった。そこに1つの現象が始まる。


 後に【暴食現象】と名付けられるそれは時も距離も光も闇もない空間とも呼ぶことが出来ない未熟なナニカからそこに在るとされている物象を喰い、物質の状態に偏りを生み出し始める。その偏りが狭まり、引力で結びつきを強くし、次に形成されたのが創造主神だ。


 彼はこの世界を分かち、整え始める。いつか、自らと同じような存在が生まれることを期待して。果たしてそれは生み出された。現象の具象化、旧神と呼ばれるそれらだ。


 それらが生活を始めると今度はそれを仲裁する役が必要になる。創造主神は自身だけでは判決が不公平になってしまうと考え、それらを統率するために原神が生み出され、世界は調和し、安定した。


 そして世界が調和されると次に行われるのが平準化。全ての世界が平等で平和に暮らせるように幸せな世界を求めて動き始める。


 そして完全な調和と平等の先にあるのは何もかもが同じになった世界。それは至極つまらない世界で創造性も主体性も消える。やがて緩やかに生命は死に絶え、そこに残された物質たちも風化し、空間や物質の偏りが消えて行く。


 最後には、創造主神が生まれた頃と同じような世界になってしまった。


 これが1週目。そして似たような展開を何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も差異はあっても同じことを繰り返す。


「飽きた。」


 展開が同じだったので飽きたらしい。今村がそう言って消すとミニアンが微妙な顔をして絡みついた今村の腕に更に体を寄せつつ呟く。


「……割とシリアスだったけど……」

「要するにエントロピーの拡散で熱的終焉を何度も繰り返したってことでしょ。あぁ、それで人たちは同じようなことをやるわけね。異世界転生とかもあなた側の神々による世界平等化の手段の一種か。」


 ざっくりとした説明は大きく外れてはいなかったようだ。【創造主神】は頷く。


「……私はこれを、我が愛しき妻に会うためだけに何度も繰り返し、何度も私と同じようになってもらうために努力した。そして、何度目かもわからないこの世界でようやく……出会えたのだよ。」

「どうでもいいです。ね?」

「俺に確認取られてもねぇ……」


 今村は困る。そんな気軽に世界を繰り返されると迷惑なのだ。現在の世界を存続させるために無駄に長生きすることを決めたのに、【創造主神】がいなくなると色々面倒だ。


 先程世界を滅ぼした挙句になかったことにしたのは棚上げにして首を傾げる。


「ん~……」

「何を悩んでおられるのですか? 同じことを繰り返しただけの知らない方より、たった一度出会っただけで救ってくれたあなたの方が私にとって大事でかけがえのないものであることは自明ですよね? まさか、この方の所に送り出そうとか今も思っていたりしませんよね?」

「いや、この方頑張ってたんだよ?」

「知りません。頑張ってたからなんですか? ミニアンさんからも言ってください。」

「……ん~……まぁ確かにアマネさんがいなくなれば【虚数大帝】止められないんだよなぁ……でも……強力なライバルでもあるし……後で僕の派閥に入ってくれるかい?」


 派閥など不穏なフレーズが聞こえたが今村には聞きたくないし、聞こえない。甘やかし隊、添い遂げ隊、一緒に楽しんで回り隊、ラブラブし隊、一緒にい隊、愛に爛れ隊などの大きな派閥と自称する集団などは気にしたら負けなのだ。認識しない限りは存在していない可能性がそこにはある。


「……まぁ、ラブラブし隊は私の理念に近いので良いですが……私、添い遂げ隊のトップですので掛け持ちになりますよ?」

「うん。同盟だね。最近僕と瑠璃を出し抜こうとしてる人たちが活発なんだよ。」


 派閥においてはトップや幹部たちでも現時点での序列が下の者たちへの圧力や上位の者たちへの牽制のために横の繋がりを構成している。ミニアンも派閥下にいる安善などが賢しいことをしようとしているのを感知していたのだ。


「知らない知らない。僕は何にも知らない。あー……で、そうだ。俺はアレだな。確かに例外者で、転移者どもに文明化の使命でも帯びてるんですかって言ったり、原神の邪魔とかしてたな。」


 今村はもう無理矢理話題を変えた。【創造主神】もミニアンたちの話題には着いて行けないので今村の話に賛同しておく。


「それが、功を成したのだろう。」

「……この状態も、偏りが酷いしな……」


 この世界内の、いや彼の花嫁たちは異常なまでに美女揃いな上に、恐ろしいまでの戦力を保有していることは本人も否定できない。


「……でも、世界としてはその平準化の波に逆らう俺は排除されるんじゃ……」

「例外は大きくなると認識されて特例が生まれる。そしてそれは次第に慣例になり、普通になる。お前は既に存在を認められている。」

「……存在しないはずの物の化身なんですけどねぇ……認めちゃって良いモノか。」

「虚数がなければこの世界程矛盾をはらんだ世界は生まれまい……」


 後ろのガールズトークが捕食活動に聞こえ始めてきた。今村はそちらに意識を向けたくないので無理に別の思考を行う。


(そう言えば、タイムマシン……時の力に関して未来から過去に情報伝達するには一定速度で動く光よりも早い粒子タキオンが必要でその質量には虚数が使われていたはず。だからクロノは初対面でも……いや、あいつはよく調べれば何か前世に似たような魂がいたけど……そうだ。百合の能力もエントロピーの操作。アズマの能力は電気。タキオンを発見するための実験であったなそんなの。俺の根本の能力はやっぱり虚数だったんだなぁ…………はぁ……)


「……ミニアン。流石に、セイランと君と瑠璃、それにアマネとラーラで襲い掛かるのはどうかと思う。止めてくれない……?」

「ん? 何も言ってこないからOKかと。」

「なるべく触れたくなかったんだよ……」


 どうでもいいことは自らの直近の危機の前に儚く散った。認識してしまっては仕方ないので向き合って話をする。創造主神のことなど遥か彼方だ。


「いい? 世界を平準化させるお前と、世界を格差に導く俺は相容れない存在だ。」

「愛溢れる存在だよ?」

「……あのねぇ……言葉遊びしてる場合じゃないんだが……」

「コトハちゃんがいるから大丈夫!」


 絶句した。割と本気で言葉遊びによって打開されそうだ。


「虚、虚数だから……」

i(虚数)i()掛けたらマイナスだけど、存在するから大丈夫!」

「……そ、創造主神様。何とかして……」

「あ……男子禁制だから…………埋めた……」

「やったったぜー?」


 気付けば有無神のシュティが白黒揃って創造主神がいた場所でそう告げる。世界の頂点なのに……今村はもう何も言わずに空を見上げた。瑠璃……もとい、何かいた。気にしない。認識するまで存在しない可能性がある……そう、信じたいのだ。


(そう言えば、俺フルネームでのるびは14画に拘ってた割にあらかわとか取らなかったけど……最初の文字がi(虚数)になるようにされてたんだなぁ……)


 せめて、思考だけはどこかに飛ばしたい。世界から例外者であることを撤回され、存在を認められていることになった今村はもうそんなこと些細なことだと思いながらこの状況から脱することだけを考えていた。


「ヒトシ!」

「ご主人様! この人が玻璃さんだよ! 見かけは違うけど、匂いが同じ!」

「……こりゃまた懐かしい奴が……生きてたのか、お前……」

「瑠璃とか言う幼馴染モドキより先にちゃんとした幼馴染してた私参上! さぁ、派閥争いだ! 犬派舐めんなよ!」

「ふふ……もう遅いよ。僕はアマネさんとも手を組んだ!」

「ボクも幼馴染枠は一人で良いと思うな。」

「なら私がその座を奪い取る!」

「下剋上!」

「正妻たちが何故正妻足り得るか……その身に刻み付けなさい。」


 今村は新たな日常を前に紅茶を飲んで、現実を直視したくないとばかりに読書を開始した。




 これでまた一旦終了です。尚、明日より例外者くんと瑠璃さん、その両方の幼少期の物語「強者目指して一直線」が始まります。例外者くん(当時の名字は相川くん)にまだ若干の心らしきものが無きにしも非ずという感じがする話です。


 その話が終わった後、原神姉妹か、機械娘たちの話が始まる前にまたこちらに来るかと……

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全盛期、相川だった頃を書く作品です
例外者の難行
例外者シリーズです
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