スイカ泥棒発見
小説が書いてみたくて書き始めました
どうなっちゃうんだろうか…
ちなみに超初心者 おてやわらかに
8月の炎天下 日陰一つないド田舎の田んぼ道を僕は溶けそうになりながら歩いていた。
「真夏の真昼間に配達とかないだろ…」
30分ほど前の出来事を思い出す
ゴチンッ
「ヒロ!いつまで寝とるんじゃ!いくら大学生の夏休みでもだらけ過ぎだど‼︎」
祖母の鉄拳で寝ぼけていた目が一気に覚める
というか、本気で殴りすぎですお婆さん。目の前に星が見えるんですが?本当に90歳か?
そんなことを考えているうちに婆さんは掛け布団をひっぺがし、敷布団を持ち上げて僕を畳の上に放り出す。
「タダメシなんて食わせねぇど!さっき安東さん家から注文が入ったから配達行ってこーい!」
なまりの効いた怒鳴り声は頭に響く。
迫力に負け、しぶしぶ服を着替えてノロノロと家を出る。
言い忘れていたが祖母は薬局…というか田舎に一軒はある何でも売っているような店をやっていて、高齢者は歩くのが大変だろうと電話注文で配達をやっている。
バイクを乗りこなす90歳の婆さんとか、軽くホラーだが…。
届ける物を確認してカゴに入れてから気付く
「あれ?俺免許持ってないじゃん⁈。」
チャリは無い 借りに行ったとしても化石化したものしかないだろう。田舎での老人の移動手段と言えば車なのだ。
仕方が無いので徒歩で行くことにした。
家を出てから20分、目的の家はあと20分ほど歩かないと着かない。暑い…心の中で何度もつぶやくが涼しくなるはずもない。
全身から汗が吹き出る。田舎とはいえ道はアスファルトだし田畑ばかりだから日差しをさえぎる物も無いので直に肌に突き刺さるだけでなく、地面からも熱が来るからたまらない。 何故こんなにも暑いのかというと ここが盆地だからだ。
「はぁ はぁ
暑くて息が切れる。ふと 右を向くと大きなスイカ畑があった。
「今 冷たいスイカを食べたらどんなご馳走より美味く感じるだろうなぁ 」
なんて考えていたら いきなり酷い吐き気と目眩に襲われて思わずしゃがみこんだ。
地面からの熱で更に吐き気と目眩が酷くなってくる。
その時、
「コラァァァァ‼︎ついに見つけたぞ、スイカ泥棒め!今日こそつかまえてやるっ‼︎‼︎」
怒鳴り声が頭に響く。
思わず周りを見渡すと鬼の様な形相でこちらに猟銃の銃口を向ける綺麗な黒髪の少女がいた。
え ? スイカ泥棒って僕ですか?スイカ泥棒ではありませんよ と叫ぼうとするも、意識が遠くなって行く。
というか、銃口向けるって危なすぎだろ つぅかコレ熱中症か?
パァン!
豪快な射撃音と共に僕の意識は途切れた。
そ それっぽい物が書けた…
いたらない所がありすぎる(汗