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こまかい詩集

詩 最後終了宣告

作者: 仲仁へび



 誰も彼もが 悲鳴をあげている 


 世界が終わってしまうと気づいているから


 このままじゃ 私達 死んじゃうよ


 阿鼻叫喚は濃度が高いほど 耳に心地いい


(さよならはすぐそこにある)


 未練は やり残した事は


 会いたい人は 果たしたい約束は


 死の間際に 思い出すものはきっと


 誰も彼もを ひきとめるものばかり


「背中を押すモノがわずかじゃ不公平だね」


 そら おいうちをかけろ


 もっと面白いものがやってくる


――もうすぐ世界は終わります


 さよならの時は近い


 教えてあげた


 さあ どうする


 最後だから 裏切ってもいい 奪い合ってもいい


 傷つけあってもいい 好きなように生きてみて


 余裕をなくした世界に 渦巻く欲望の嵐


(ほらみて)


 世界最後の夜は とても素敵な時間になりそうね



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