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奇想小話 『山の神の日3』

好漢を見送った後、こちらがソワソワしても仕方がないと座して待っていた所

外から唸り声のような言葉が聞こえてきた。最初は風かと思ったがどうやら違うみたいだ。


「/-/-/! 何処にいるの/--/+」


あまり聞き慣れない言葉が混ざっている。これが唸り声に聞こえる正体だろう。おそらく言語の源流や起源のようなものだろう。真名がわからないから無理やり名前という概念の言葉を言うことで無理やり呼び寄せ反応を待っているのだろう。


風に関係するモノと仲良くしていればなんとかなったかもしれないが、山の神は環境と運が悪かった。


そう結論をつけ帰ってくるまで今まで届いていた風の便りを読み時間を潰した。

他愛のない便りを含め殆ど読み終わった頃、好漢が山の神に頼まれていることを終わらせ帰ってきた。


「只今戻ったぞ。五体満足無事に帰れた。おまえさんと泉の女神に感謝せねばならないな!」

と元気よく帰ってきたので、無事で何よりと言い。お互いに少し微笑んだ。



◇◆◇◆◇◆◇◆



何事もなく別れ暫くした後、一応念の為と一筆したため手紙を送り、その後送った所とは別の場所から一枚の手紙が届いた。中を読むと泉の女神からでこの度、あの山の管理を任される事になったと言う事が書かれてあった。


-管理を任されている山に対し知ろうともしない興味もないと言った神では、山の木を数える仕事すら満足にできなかったという事でしょう-

-私はそんな事は致しませんし、彼に対してもゆっくりと付き合って生きたいと思います-

-この度はありがとうございました-


はて?私は手紙と言伝てをしただけで感謝される所以はないが、と思いつつ

貴女はうまくやってください。と心の中で祈った。

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