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奇想小話『水だけで落ちるTシャツ』

鬼のパンツを買った作業着店で、冬用の鬼のパンツを探していたら

『水だけで汚れが落ちるTシャツ』

 というものが売ってあった。スポンジやら歯ブラシやらは見たことあるがTシャツは初めてだなと思い手に取ってよく見てみた。

 生地もしっかりしており元の値段も安く、水だけで汚れが落ちるなら十分売れるのでは?と思いつつインナー用に何着か購入してみた。


 購入の際に店長があーこれね。みたいな顔をしていたので何かあるのか聞いてみると


「いや、実際良いもんだよ、これは。水だけでほんとに汚れ落ちるし、ただこれ表記にもある通り洗濯する時、水だけで洗わないとダメからね?」

「……まあ使ってみればわかるよ」


 と意味深な事を言っていたがあまり気にせず使ってみた所、想像以上に便利だった。

 畑仕事やちょっとした事で汚れた時近くの水道でその部分だけをちょっと洗うだけで油汚れだろうが泥汚れだろうが落ちたので重宝していた。

 しかし、しばらくく経った後、全体的に汚れてきたので、他の洗濯物とまとめて洗った。


 洗濯機を回してちょっと経った後、

 

 そういえば洗剤と柔軟剤いれて洗濯してしまったな……多少縮むだけで済むと良いけど

 と思いつつそのまま洗濯した。


 洗濯が終わり洗濯物を取り出してみたら、ズボンのポケットに紙を入れていた時のように、ものの見事に他の服にボロボロになったTシャツが張り付いてあった。



 すこしだけ、洗濯物から目をそらし深い溜め息をついた後、このTシャツの素材を見るの忘れていたなと思いつつ

 洗濯物からぼろぼろになったTシャツだったものを剥がし始めた。


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