奇想小話 『地獄の沙汰も○○次第』
後に清書いたします。
黄泉の境界で働いている友人から
「三途の川で大洪水が起きて地獄含め水浸しになってしまった。ちょっと手伝いに来てほしい」
という趣旨の連絡があった。三途の川はちょっとと言うと
「いやもう、地獄の門とか黄泉の入り口だけでもいいから……」
と必死に懇願されたので、仕方ないと思いつつ準備をして向かった所、現地では至る所酷い有様になっていた。
ひどい匂いだなと思いつつも友人を待っていると顔も含め泥だらけになっており、一体何があったのかまずは理由を聞いてみた。
「いや、三途の川ってさ場所によって色々変わるんだ。んで、その一つの中に渡る人に応じて自動的に川が浅瀬や穏やかになったり、激流になったりするんだが」
「何を考えたか……まあ、わからんでもないんだが極悪人数万だか数億だかわからないが一斉にその川を渡ってね」
罪が自動判定されるのを利用して大洪水を起こしてこの有様か。と言うと表情はわからなかったが気まずそうに頷いた。
その判定方式どうにかできなかったのかと聞いてみると
「あれは地獄で金も人もない時期の産物だから」
と言われてしまった。地獄の沙汰も金次第か・・・と悲しそうに言いつつ手伝うことにした。
ちなみに清掃しに行った地獄の門ではこの状況ながら、それなりの人数が門の前で考え込んでいた。
そういう場所なんだろう。と思いつつ清掃していると友人がやってきて
「いや、あん中に今回どうしてそうなったかとかどう説明しようとか考えているやついるよ。」
と親切に教えてもらった。
実際、三途の川は諸説あったりします。




