表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奴隷に優しいご主人様 恋の雪  作者: リィズ・ブランディシュカ
1/5

01 レーナ



 私はレーナ。

 ただのレーナです。


 家名はあったけど、失くしてしまいました。


 今の私は、鎖に繋がれる存在。

 なぜなら、大量の借金をしてしまった両親に売りとばされて、奴隷になってしまったからです。


 重たい鎖は、首や腕、足についていて、とても動きづらい。

 何をしていても、その鎖が視界に入るため、私は生きているだけで暗い気分になりました。

 生きているだけ幸運、なんて言葉があるけど、とてもそうは思えない。

 苦しみが長く続くよりは、一思いに楽にしてほしかったです。


 明るい顏などできるはずがありません。

 奴隷になってからの境遇はひどいものでしたから。


 でも、優しい貴族の少年が私を買ってくださってから、全てが変わりました。

 私を一人前の人間として扱ってくださって、そして普通の人間と同じように接してくれるからです。


 でも、どうしてそんな親切にしてくれるのか分かりません。


 ただ分かるのは、たった一つの事実。

 あの方は、奴隷も普通の人間と同じだと信じて疑わないようでした。


 一体どうして、そんな風に思う様になったのでしょう。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ