元哉と兄貴
ジジジジジジジジジ
アラームがなる
「ん~っ」
アラームを優しく止めると
おはよう!今日は*月*日*曜日 っていう声が流れた
重たい体を起こし 服を来た
カバンにカメラや食べ物を入れて
朝ごはんをしよう
「もう起きたんだ 早いね」
「兄さん バス撮りに行きたいだけど いっしょにいく?」
「うん 行きたい じゃあ俺も準備するから待ってろ」
2人は家の近くからバスに乗り 撮影に行った
「お ミディ来たぞ」
「兄さん 食いながら喋んないで」
「へいへい」
兄さんはそういうと 紙袋から新たなバーガーを取り出し食い始める
「太るよ」
大丈夫っていう感じに言っている
「お レインボーだ」
「兄さん あれはエルガJ」
「わかんね」
「今度イベントあるし一緒に行こうぜ」
「兄さんとならどこでも行くよ」
兄さんと俺の違う点は 兄さんの目は水色っていうところだ
突然兄さんの電話が鳴った
兄さんが少し話し終わった後口を開いた
「あ 元哉ごめん 俺行かなくちゃ」
兄さんは誰かと付き合ってるらしい
「俺 兄さんが毎日悲しそうに帰ってくるの嫌なんだけど 居なくなんないで?」
元哉の声を聞かないで兄さんはとぼとぼどこかへ歩いていく
兄さんが帰ってくるのを 好きなお菓子と一緒に待っていた
「遅いな」
兄さんの番号から電話がかかってきた
「元哉くんの電話番号かな?」
「貴様誰だ」
相手は警察のようだった
事情が説明されると 携帯を床に向けてぶん投げた
スマホが粉砕される
「嘘だと言ってくれ」
涙を流しながら家を出た
最愛の兄貴が殺されたなんて嘘だ
警察署に到着すると その警察が待っていた
「いや 携帯に電話しても繋がんないから困ったよ」
兄貴を返してと言った
彼は病院に運ばれて行ったらしい
警察署に来た時はもう意識を失ってたとの事
兄貴は現在逃走中の誰かと喧嘩をしたらしい
そこで意識を失ったところを通行人が発見したという
病院
エレベーターを待つより病室に飛び込んで行った
ドアを開けると 血の気を失った兄貴がベッドに居た
ほっぺを叩いても反応してくれない
兄さん
「嘘だと言ってくれ!」
心臓は動いているようだ
こういうときって キスすれば起きるんだよね
お願い兄さん!
ちゅ
まあそうだよね
脈拍が徐々に遅くなっていく
ナースコールを連打した
「兄ちゃんが死んじゃう!」
医師が駆けつけた
心臓の音が消えた瞬間 俺の意識も吹っ飛んで行った
ブォンっていう音が聞こえたかもしれない