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病院


個室


「あの子の個室って俺が前出ようとした個室?」


窓を見れば鉄が少しゆがんでいる


「なあ看守さんよ 俺は夢でも見てんのか?」


看護師は看守じゃないよと首を横に振る


「竜 元気かな」


ベッドに横たわる


看護師がいなくなったのを見かけて トイレットロールを監視カメラにぶん投げた


「はあ これで静かにならないことは分かってる」




「あ゛僕の緑茶返せ!」


病棟内であるよくあるトラブルである


「ありがとう」


竜は部屋でお茶を飲みながら読書をする


「元哉生きてるかな」





夜風の当たる窓際で2人は外を見ていた


肌寒い感じ


「「俺は生きてるよ 元気だよ」」


あの後元哉は医師に麻酔銃を撃たれ 眠らされた


「おい俺は監視カメラ壊しただけじゃないかそれなのになんで麻酔銃向けてくんだよ!不公平だろやめて!」


麻酔銃の打ち方は病院の先生なりにうまかった


帰ってきてしまったんだなっていう感覚になった



夕食とおやつをバリバリ食べながら元哉と行ったバスフェスタの写真を眺める


ヘルプマークが2人のカバンからぶら下がっている


「元哉 僕は君が帰ってくるのを待つ」



元哉は夕食を平らげて 渡された薬を飲んだ


「糖質ね」


お薬を飲んだ瞬間に体が拒否反応を起こし吐き戻してしまった


看護師が検査をしてくれた


「なんで検査終わったあとに全身拘束するの」


点滴中に暴れられると困るらしい


元哉はベッドに拘束され 眠りに着いた


竜はベッドに戻って窓を見た


「明日の天気は何かな」


テレビをテレカ無効モードに切り替えて見ていく


カレーライス特集をしていた


「元哉とカレー食べたいな)




バスに乗っていた時に毎回俺の手を握っていた元哉


寂しがり屋なのかな


元哉が一緒にいた日を思い出して ベッドに入った


死なないでね 僕の元哉


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