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前兆

おひるごはん


「おれにバスの魅力を紹介してよ 元哉」

竜くんが聞いてくる


「バスの魅力 見た目とか?」


二人とも処方された薬を飲みながら喋っている


「バスの内装も」


といって俺にバスの内装を見せてくる


「やっぱりピンと来ない?」


あんまりぴんと来なかった


元哉は部屋からバスの椅子の素材で作った椅子を持ってきた


「これ 前の家から持ってきたんだけどこれ好き何だよな」


「綿抜けてない?」


綿は経年劣化でつぶれていったよっていう説明が来た


「ふーん」




「元哉の発狂メモ」


「前兆を伴って発狂をする」


「抑えることは不可能に近い」


「麻酔銃を使用することが抑止につながる」


というメモと目の前でぐったりしている元哉がいる


床でぐったりしている


彼の部屋から布団を持ってきてかぶせる


「もしもし 僕です」


自分は病院に電話を掛けた


「ありがとうございます あした連れていきます」


「え 入院ですか...」


自分は携帯を落としてその場にうずくまった


涙で目が見えない


「うっ」


脳みその中で声が響く


「どうして泣いてるんだよ」


電話でおーいという声が聞こえる


そのまま自分は元哉の隣に倒れこんだ




「おきて」


「ぼくの竜くん」


「これってキスしたら起きる奴?」


「じゃあキスしてみるか」


ちゅ


「竜?」


「ごめんね」





目を覚ました


「何で部屋にいるだろう」


昼寝してたのかな...




病院へ


受付済ませたら医師がやってきた


元哉の着替えと自分の着替えと一緒に


しばらく入院することになった


「俺トイレ行ってくる」


「元哉待って!」


嫌な予感しかしない


大便でも20分はかからない


トイレに様子を見に行った


元哉が吐き散らかしていた


「俺 我慢できなかった」


トイレから出た後に くしゃみを元哉がした


俺にかかった


血を含むタイプのくしゃみだった 俺はそのまま意識を失った


「竜!」


医師が応援を呼んだ


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