おかえり
一部実際にある本のネタばれあり
一年後
「ふわぁぁぁ」
紅茶をぐびぐび飲みながら本を読んでいる
「西村京太郎 篠ノ井線 姨捨駅 スイッチバックで殺せ」
表紙には特急しなの写真が貼ってある
「バスガス爆発w」
「烏山の甲州バスw」
「働らくてももお金が入るなんて便利だね」
親の身代わりのおば()を山に捨てて逃げかえったが 名月に惚れて持ち帰ってきたという話
「わからん」
(めたいはなし 篠ノ井線は作者乗ったことある)
「え 幽体離脱しちゃうの?w」
テレビではしょうもないニュースがやっている
駅前のliveテレビではいろんな人が出入している
今日もにぎやかだな
天気予報だ
XX県は今日のこの後は晴れ そのまま天気は下り
そして
明日は雨が降るとのこと
雨か...
背伸びをして部屋の掃除をする
「あいついつ帰ってくるのかな」
バスが通る音が聞こえる
自分が退院した後からどれほど待ったでしょう
あなたの帰りを
僕の元哉
掃除機をくるくる回しながら 部屋の中を掃除していく
天井からはつり革がぶら下がっていて その間を洗濯もの干しを通して 服をかけている
帰ってこないと服のカーテンが出来ねえよ~
掃除終わった後は 本を続きから読む
「挿絵がある本のほうが面白い気がする」
「想像に任せるのも面白いな」
アパートの廊下を誰かが歩いている
自分は掃除を済ませて紅茶をぐびぐび飲んだ
「こんなキャラじゃないのにw」
部屋の前で立ち止まった気がする
「警察かな」
ガチャガチャ
ガチャガチャ
このドアの扱い方は...
「ただいま」
元哉が帰ってきた
竜は一目散に元哉に走って行って抱き付いた
「おかえり」
ん
ん?
「いつまで抱いてるの?」
さみしかったから30分くらい抱いていた
「これが麻酔銃の交換の」
ほう
「これが僕のお薬」
うん
「じゃあ全部僕が管理するから なにか買いたいものが有った時は僕に言って」
「ありがとう」
うえしあ
「あの 過剰摂取する薬選びする癖まだ治ってないですか...」
大きなドラゴンを小さなドラゴンが押して移動する姿は面白い
買い物を済ませて スーパーで野菜など買った
「カップラーメン食べよう?」
そうね
「今日のお昼はカップ麺」
カップ麺を手にした瞬間意識が暗転する
「竜?」
「なあ 俺今何しようとしてたんだっけ」
「竜は今カップラーメンをかごに入れようとしていたんだと思う」
じゃあ というように...
「カレー食いに行こうぜ」
「お!」
おひるはカレーライスになりました…
「毎回思うけどそんな辛くて大丈夫なの?」
「辛いほうが好きだから」
「どmかな?」
「なにそれ」
カレーを食べた後は 元哉に捕まって家まで飛んで行った
「便利だな お前」
「そんなこと言うと高いところから突き落としちゃうよ」
「ありがとう」
家に帰ってきて部屋の片づけをした
「そういえば 週一で通院するようにって言われた」
うん
「俺も付いていくよ」




