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Oneilos was born. add Plorog

 忘我。ただそれを覆う何かと戦っていた。それが使命だったはずだから。何も自分を取り戻したい訳じゃない。何かを救った先に何かが絶望に叩き落される。解っているのだ。こんな事をしたとて無駄なのだと。あぁ、実に無力だ。

 夢。それが現れたのは、一体何時からだったか。視界に唐突に表れる青い巨人、龍、人に潜む闇。どれを救えば良い?あらゆる観点からその原因を覗き見ようとし、悉くを失敗に追いやった。俺は何の為に生きて、奴と戦ってきた?明確な理由が無いのに、何故俺はこうやって、奴に剣を突き立てる。正義か。ははは。いいやありえる訳が無い。この俺が、正義を信じて剣を持ち、奴らに立ち向かうなど、何を馬鹿な事を。

 強迫観念だ。ただ、自分を正当化する為に、その身を宿し、力を行使する。

「なぁ。お前たちは、何者なんだ?」

 ただ、それだけが知りたかった。一匹の龍の元におびただしい数の「奴」が居る。俺はきっとここで死ぬ。何も成せずただ、地べたを転がるのだ。

「俺達は、きっと何も進歩しないのだろう」

 そうだ。人類は遠に衰退している。ならば、前へと進歩する事なんて出来る訳もない。後は、滅ぶのみ。でも、

「お前たちを恨んでいる訳じゃない。でも、これが俺の使命なんだ。この命尽きようと尽くすべき相手が居たんだ。お前たちはどうだ?己が欲に縛られ、破壊する。有機生命体なのかどうかすら怪しい。お前たちに感情はあるのか?」

 何も言葉は帰ってこない。聞こえていないのか、理性が無いのか。きっと前者だろう。奴らは知性がある。じゃないと、こんな動き方をするはずがない。

「答えろよ。俺はお前達が大っ嫌いだ」

 手に持つ剣が震えた。来る。ただその気配のみを察知した。勝てる訳もなく、貪られる。悪夢に。そうだ。こいつらが夢害。俺達人類の最悪にして災厄だ。


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