表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私立花園学園

作者: ラーレ

ぬるーく同性愛について書かれているので苦手な方はご遠慮ください。主人公はノーマルです。


私立花園学園......それは資産家や財閥の子息または優れた人材のみが通う全寮制の高等学校である。





思春期の男子たちが山奥へと閉じ込められた状態になるため、どうしても恋愛対象が同性になってしまう。


女性がいないため、潤いを求めたもの達は容姿の美しいものを崇め、劣るものを貶すといったことまで起きている。


生徒会はその筆頭で、美しい者達が生徒の中から選抜され、親衛隊まで存在する。

純粋に憧れるものもいるのだが、多くは崇拝するあまり憧れの対象者に近づくものを排除する制裁が行われるようになった。


そんな狂ったような、しかし彼らにとって当たり前な学園に嵐が訪れた。



ひとりの転校生によって次々と人気者たちが落とされていったのだ。

転校生を迎えにいった副会長が偽りの笑顔に気づかれ、会長はキスをして殴られて、会計はセフレはおかしいのだと否定され、書記は言葉を理解してもらい、庶務の双子はそれぞれを見分けられたことで惚れてしまったのだ。

また、同じクラスの一匹狼な不良やスポーツ特待生の爽やかな少年も彼に引かれ、側を離れなくなった。



美少年であったのならそれほど問題にもならなかったのだがモジャモジャの毬藻のような髪に瓶底メガネで大声で喚くタイプだったので全く受け入れられなかった。

親衛隊たちは怒り狂い転校生に制裁を行ったが生徒会によって守られてしまった。

理事長の甥であり溺愛されていることからも手が出せなくなってしまった。収まりきらない怒りは運悪く同室になってしまった平凡な少年へと向けられてしまった。


また、転校生がことあるごとに彼をつれ回したため、生徒会にも邪魔者として怒りをぶつけられた。


あること無いことを噂され、制裁を加えられた少年はボロボロでもう限界だった。




***



「海斗!!ご飯いこーぜ!!」

否定する間もなく引きずられる。




バタンッ!!


食堂のドアを乱暴に開け周りの迷惑も気にせずドカドカと進む。



「光!こちらですよ。」

副会長が転校生を見つけ誘う。


「ひかるはこっちねー。」

会計は海斗から光を奪い自分の近くに席に着かせた。


「「平凡じゃまー!!」」

双子は光に見えないように海斗を蹴飛ばす。




蹴られ、堪えきれずに海斗は倒れてしまった。

「平凡、自分、倒れた。」


「だめだそ!!しっかりしないと!!海斗は俺がいないとほんとだめだなー!」


「フンッどうせ俺達にかまってほしくて自分から倒れたんだろ?」


「そうなのか!?サイテーだそ!!」


「「サイテー」」


普段取り合っている生徒会は見事な連係プレーを見せて海斗を追い詰める。



そんないつもの光景にうつむき耐えていると......






かいとぉ~電話だよ☆早くでて~!!

明るい女の声が食堂に響いた。





「やべっマナーモードになってなかった!」

焦りながら電話に出る


「----?---!」


「ん?なんでもないって!大丈夫。

今度の休み帰るから、待ってろよ真由。」




見たこともないうれしそうな顔で電話をする海斗に周りはシンと静まり会話を聞いていた。

会話を終えるとそんな周りに海斗は首を傾げた。



「かっ海斗?いまの誰だよ!!」


「えっ彼女だけど?」



「「彼女!?平凡にー!?」」

「嘘、ダメ。」


「彼女いるなんて聞いてないぞ!!騙すなんてサイテーだっ!!」



わめく転校生とその信者にどうするか悩んでいると1人と親衛隊がおずおずと近いてきた。



「ね、ねぇ?生徒会の皆様に近づくために転校生といるんじゃないの・・・?」



「え?んなわけないじゃん。可愛い彼女いるし?そもそも同性愛とか自分は無理!この学校入ったのも将来真由と結婚していい生活送るためだからね。」


はっきりと断言するといかに彼女が可愛いのか語りだした。


「ごっごめんね!僕たち知らなくてひどいこといっぱいしちゃった...。よかったらその子と結婚するときはうちでドレスを作るよ!!」


親衛隊隊長が慌てて謝る。すると・・・



「うちのホテルで披露宴をしなよ!!」


「エンゲージリングはうちで!」


「彼女さんにエステなんてどう?」


「マイホームはうちがデザインするよ!」


「新婚旅行はうちの旅行会社でやりなよ!」

次々に親衛隊たちが謝罪とともに自分たちのできる精一杯のお詫びを言い始めた。




「ありがとう!!これで俺達の将来は安心だよ!」


親衛隊と海斗で将来についてさらに熱く話し合いだす。

転校生たちはその雰囲気についていけずただ見つめているばかりだった......。

勢いに任せて書いたのでクダクダorz

んでも巻き込まれの救済ルートが彼女っていうのもありだなーって思ったんです。

本当は学園祭に彼女突撃なんてのも考えてました。

スピーカーにして牽制ってのも悩んだ。


ぐちゃぐちゃで本当にごめんなさい。



【登場人物】

海斗

・彼女LOVE!

・彼女との将来のため特待生で入学

・着信音は彼女に頼んでボイスw

・ボロボロだったのは実は彼女不足でした



真由

・実は腐女子だったらいいな。

・海斗を心配してタイミング見計らって電話した


親衛隊

謝罪後自分たちの会社のバックアップのもと海斗たちの生活を華やかにしていく。

生徒会したうより楽しいと悟り事業に専念する。


生徒会

俺様会長、腹黒副会長、チャラ男会計、ワンコ書記、ユニゾン双子庶務。


王道転校生

自分が愛されないと気が済まない

実は海斗が好きだったとかいうオチw


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ