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プロローグ
こんにちは。これから少しの間だけ、投稿していこうと思います。
感想、批判などありましたら感想欄に書いていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
ウサギは、さびし過ぎるとしんでしまう。
時折見える大勢の仲間を見つめ、彼女は思う。
私も仲間に入れてほしい。彼らとふれあいたい。
でないと私は、もうすぐ死んでしまうから。
だから彼女は、神に祈る。
彼らのところへ行かせてください。私をさびしさで殺さないでください。
そうしてどれだけの時を祈り続けただろうか。
聞こえてきた、ある声。
期間は、十五日だよ、月乃。
その声が聞こえた気がした次の瞬間、彼女はある場所に降り立っていた。