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第7話 最弱なのに創造主? 小さな拳と大きな一歩

初めまして、作者のKeyです。

「最弱なのに創造主?堕ちた世界で、もふもふ家族ができまし!」

を手に取っていただきありがとうございます。

初めての作品となりますので、至らない点が多々あるかと思いますが、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

ワンワン、ワフ。

(こいつは抑えたリーヴ攻撃だよ)


「おっけー、お兄ちゃん! 支援魔法お願い!」


「おう、フルブースト!」


「リーヴパーンチ! やーーっ! バゴン!!」


「リーヴパンチって……うぉ……すげー威力だな!」


「ギャーー……バタッ」


「やったー! パルティ、お兄ちゃん! 倒せたよ!!」


「うんうん、よくやったね」

ワフ!(凄いぞ)


――少し時を戻して。

朝食のあと、俺たちは今後の方針を話し合っていた。


アーティの鑑定で、ある程度の戦力は把握できた。

パルティはLv50。闇属性魔法を中心に、攻撃・捕縛・支援となんでもこなすオールラウンダー。


強い。パルティ一人でも楽に森を抜けられるレベルだ。


「よし、それでは今後の予定を伝えます」


「はい! ワン!」


「今日から1週間は三人で戦闘訓練。それと素材集めをして、俺の魔法で装備を整える」


「えっ? お兄ちゃん、魔法で装備なんて作れるの?」


「リーヴとパルティの魔力だよりだけど、俺はこのノートに書いた魔法を発現できるからね。

錬金術で素材を加工して、クリエイトで形にするんだ」


「すごーい!」

ワンワン!(さすが主様です!)


「話を戻すけど、装備と旅支度が整ったら、ここから南西にあるセラフィア聖国に向かう」


「セラフィア聖国?」


「うん。まず、ここはパンゲイル大陸の北西に位置する広大な森の中なんだけど……ここから先、どこへ向かうかで大きく変わるんだ。

少しこの大陸のことを説明するから、このノートを見てみて」


「うん!」


アーティ、パンゲイル大陸の詳細をお願い。


『承知しました』


パンゲイル大陸 14国家まとめ


1. Astrea Kingdom(アストレア王国)


人口:4500万人

立地:大陸南東の大平原と海沿い

補足: パンゲイル最大の超大国。白大理石の神殿都市が並び、魔法・政治・宗教の中心。海軍も強い。

人族至上主義の勢力が勢いをつけていて排斥運動が活発化している。


2. Tartaros Empire(タルタロス帝国)


人口:3300万人

立地:大陸北東の巨大山脈地帯

補足: 天然の要塞に囲まれた軍事帝国。魔法技術が発展し、参加国5国を束ねる。人族至上主義を掲げ大陸統一を目指している。


3. Seraphia Holy State(セラフィア聖国)


人口:2000万人

立地:大陸中央西部の高原地帯

補足: 中立宗教国家。人種問わず女神セレスティアへの信仰ある者は受け入れている。


帝国参加国(5国)


4. Leonidas Kingdom(レオニダス王国)


人口:250万人

立地:タルタロス帝国の南東、内陸の丘陵地帯

補足: 武勇を誇る軍事国家。タルタロスの前線防衛を担う。


5. Achaia Duchy(アカイア公国)


人口:230万人

立地:大陸東海岸沿い

補足: 海洋国家。交易が盛んで、アストレアとも経済的に結びつく。


6. Myrmidon Principality(ミュルミドーン侯国)


人口:260万人

立地:タルタロス帝国の南側、山脈の麓

補足: 精鋭戦士団を擁する軍事拠点。帝国の“盾”。


7. Orpheon Dominion(オルフェオン自治領)


人口:240万人

立地:大陸中央の高原地帯、セラフィアの南

補足: 芸術と魔法の都。文化の交差点で、学術都市が多い。


8. Hesperia Kingdom(ヘスペリア王国)


人口:220万人

立地:大陸中央北部の湖と森の地域

補足: 精霊信仰が強い自然国家。魔素が安定している。


緩衝国(6国)


9. Graucos Kingdom(グラウコス王国)


人口:150万人

立地:大陸南西の海沿い

補足: 小規模な海洋国家。アストレアと交易しつつ独立を保つ。


10. Thermodon Republic(テルモドン共和国)


人口:180万人

立地:大陸中央南部の平原

補足: 女性戦士が多い国。アストレアとセラフィアの間に位置する。


11. Pythia Principality(ピュティア公国)


人口:160万人

立地:セラフィア聖国の南側

補足: 予言と神託の国。聖国と深い宗教的繋がりを持つ。


12. Atrakia Marches(アトラキア侯国)


人口:140万人

立地:大陸北西の荒野と丘陵地帯

補足: 荒涼とした土地で、遊牧民や傭兵が多い。


13. Lyconia Domain(リュコニア領邦)


人口:130万人

立地:大陸北部の深い森の地域

補足: 獣人との混血が多い。森の民の文化が強い。


14. Styx Borderland(ステュクス辺境領)


人口:100万人

立地:魔のモグ・ノ・モリの東端

補足: 魔物対策が国家事業。森の瘴気に常に晒される危険地帯。


魔のモグ・ノ・モリについて補足


大陸の約1/4を占める巨大樹海


魔素濃度が異常に高く、魔物が自然発生


一部は“地図に載らない領域”


セラフィア聖国やステュクス辺境領に強い影響を与える。


説明が終わると、俺はリーヴに向き直った。


「こんな感じで、今この大陸の多くは人族至上主義を掲げてる。だから、リーヴには少し居づらい国があるんだ……」


「そっか……あっ! このリュコニアってとこ、獣人のハーフも多いってあるし、パパとママがいるかもしれないよ?」


「そうだね……でも、多分そこにはいないと思うんだ。理由は控えるけど、まずは近くて人種差別のない聖国で手がかりを探したい」


「どうかな?」


リーヴはじっと俺の目を見つめた。

俺は目を逸らしそうになったが、ぐっと堪えて微笑む。

リーヴは下を向き、小さく答えた。


「……わかった」


奴隷として大陸に運ばれているなら、リュコニアにはいないだろう。

どういう経緯でリーヴだけが別で運ばれ、魔の森で襲われていたのかは分からない。

だが、密輸品を運ぶには、国境を越えずに済む魔の森を通るのが都合がいい。

その道中、運良く事故で逃げ出せたのだろう。


心の傷をほじくり返したくないから詳しく聞いていないが、いつかちゃんと話を聞かなきゃいけないな。


「さて、目的地は決まりました。次はそこへ向かうための経路と戦闘配置を決めます」


「うん!」


「パルティが前衛、俺が中央、リーヴは後方で周囲の確認をしながら進む。

俺の能力で半径300m以内の危険は感知できるから、パルティは俺の指示で危険を排除していく」


「これを元に少し外で戦闘訓練を――」


「待って!!」


リーヴが強い目で俺を見つめた。


「私も戦えるし、戦いたいの! 後ろに隠れて、お兄ちゃんとパルティが戦うのを見るだけなんて嫌!!」


「でも、魔物は危険なんだ。それに、リーヴの魔力を借りて俺が魔法を使う以上、リーヴは魔力を使って戦えない」


「そんなことない! お兄ちゃんが後ろで支援してくれれば、私も戦える!」


「だから、その支援魔法もリーヴの魔力を使うんだって!」


「大丈夫! 私、魔力がすっごく多いって神官様が言ってたもん!!」


「確かに多いんだけど、それは――」


ワン! ワンワン、ワフン!!

(主様、私にお任せ下さい。敵を捉える魔法は多く持っていますので、安全に戦闘を進められます)


「ほら、パルティが言ってるみたいに、パルティが捕まえて、私がお兄ちゃんの支援魔法を受けて攻撃すれば、私にも戦えるんだよ!!」


「パルティありがとう!!」


リーヴがパルティに抱きつき、ぐりぐりと頬を押しつける。

癒される……いや違う!


「パルティ!! お前の役目はリーヴの守護だぞ! なんでわざわざ危険な前衛に回るようなことを言ったんだ?」


ワン、ワフワフ……ワオン!

(主様、僕はリーヴを護るためにも、リーヴに“安全な状況での戦闘”を経験させたいのです)


キリッとした目で俺を見上げるパルティ。


「ごめん、なんて言ってるかわからない……」


「主様、テイムでパルティとの心の回路を繋げば、言葉が分かるようになります」


「そうなのか? なら先にテイムするか。

パルティ、今からお前をテイムしてパスを繋ぐ。いいかな?」


ワン!


「お願いします、だって!」


「よし、テイム!」


――光が走る。


「おぉ……主様、今後ともよろしくお願いします」


「これがパルティの声か! 思ってたより可愛い声だな」


「パルティ、さっきの話はアーティに聞いて理解した。でも、本当に安全に戦闘できるのか?」


「はい! 僕のレベルなら、ここいらの魔物なら難なく捉えられます!」


「そうか……これ以上は実践を見てからだな」


――こうして、冒頭の戦闘へと繋がっていく。


そうして、戦闘訓練を続けながら、1週間が過ぎた。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


皆様の感想が、今後の作品の成長に繋がると考えていますので、どんな些細なことでも構いません。一言残して頂けたら幸いです。


今後ともよろしくお願いします。

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