10話 創星魔法の真価
「【想いを馳せて天に昇る それは想いの龍なり】」
そこで謳い始めたのは、1つの呪文。
「【創星の奇跡と軌跡の跡に そして世界は創造された】」
それは神々でさえ美しいと言える魔法であった。
「【12の秘術と7つの想いをこの手に ゆえに魔法は創られた】」
それは自由な魔法であり、規格外の実力を発揮する。
「【天井天下に示された これは5つの元素なり】」
周りには精霊が誰にでも見えるようになり、さらに幻想的な雰囲気になり、思わず目を向けそうな絶景である。
「【かくて世界は再構成された 天井天下の願いのために】
その魔法はかつては規格外と呼ばれ、人々に虐げられ、失意で残りの余生を神々の神域で過ごした。初代から2代目に受け継がれた究極の魔法。それが今紡がれる。
「【天上天下に想いを届け 之は七つの想いなり】」
その魔法の座はーー
「【原初と創世の決断世の決断 魔術解放】」
周りでは5大元素の精霊たちが気持ちよさそうに飛び、翠色の盤が弾けた。そしてーーー世界の全てが流れて来た。
知恵の女神がいなかったらそうとうにきつかっただろうが演算能力100万倍は伊達ではない。しっかりと大体のことについて理解することができた。
創星魔法の通常時効果は分析・再現・結合であり、開放時の効果はーー魔法の創造であった。
そして、魔法を使う時や創る時には想いが大切である。アルスがこめた想いはーー精霊と戦いたいという想いだった。故にできる魔法。
「【顕現せよ 創造せよ 語るは5つの願いなり】」
それは精霊という曖昧な存在を実在という方法で示した魔法。精霊たちと共闘したいと言う強い想いが魔法と言う形になって集まったもの。
「【畏怖せよ 敬愛せよ これから現る王の誕生に】」
そして精霊の王を創り出し、誕生した魔法。故にこの魔法の座をこう言う
「【創星血継魔法 精霊王と世界の決断】」
「さあ、反撃開始だ」
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