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我が心のプーチン

作者: 川目漱介



北方領土四島返還ただし日露安保条約締結、北海道にロシア軍駐留が条件で安部はそれを了承した。北海道はロシアからの人で賑わい経済が豊かになった。ロシアの圧力で北朝鮮に拉致された被害者も日本に帰国することができた。プーチンは習近平に旧日本領満州を返還するようせまるのだった。


その夜、安部とプーチンはボンタン飴を口に入れた。ほのかな甘味と酸味が口の中に広がる。ともに天下を取ろうぜ、とプーチン。安部は黙ってうなずいた。


若きの日のふたりはモスクワ大学政治学部でともに学んだ仲。大学二年のとき安部は父の薦めで渡露した。ソ連共産党政権崩壊は近い。その後の日ソの友好関係を築く礎になるのだ!


安部御用達の料亭江戸三昧で天ぷらをほおばるふたり。


プーチンが羨ましいよ。俺だって政敵を殺してみたいよ。おい安部仕方なしにやってるんだぜ。罪の意識はあるし償いもやってる。全ては国の為だ。安部は深く感心した。俺は国の下僕と言い切るこの男、器でかすぎ。 その時プーチンは。


安部、人参を残すな。嫌がる安部の口に無理矢理人参の天ぷらを突っ込み喉を通るまで押さえつけるプーチン。この強引なやり方を参考にしなければ、と日記に書いたのだった。


日露安保条約締結調印式にはトランプ大統領に同席してもらうことになった。トランプの顔を立てないと後でうるさい。世界一の自己顕示欲、それを巧みに扱う。まさにそれがロシア大統領プーチンである。


寝ても覚めてもプーチン。わが心のプーチン。君に幸あれ。









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