4話
ちょっと数話ストックが出来てから投稿しようかなぁ〜なんて思ってたらこんなにかかってしまいました。ちなみにまだ5話の途中までしか出来てません!
異世界生活2日目の昼。
今日はレベルを上げるため、スライムを探して見晴らしの良い草原を歩き回っていた。
はじめは順調にスライムを狩っていき、レベルが2まで上がったとき近くに森が見えた。
いや、まぁ森があるのは知っていたんだが、スライムを狩るのに夢中で気が付けば近くまで来てしまったらしい。
そして俺はレベルが上がったことにより力が漲っていた為、その森に踏み込んでしまった。
そしてこの森で、異世界でお馴染みの『アイツ』に出会ってしまった。
醜悪な顔に緑色の肌、厭らしい笑みを浮かべボロボロの服を纏った...そうゴブリンだ。
幸い1匹だった為に倒すことにした俺は、ゴブリンを鑑定した。
種族ゴブリン
ランクF
Lv 3next 56
HP30
MP 3
攻撃力 48
防御力 24
すばやさ 12
運 3
ユニークスキル
繁殖
繁殖・他種族にも子を孕ませることが出来る。
「やっぱりスライムより強いな、これは経験値が期待できそうだ」
そう言い俺は、ゴブリンに近づこうとした。
(パキッ)
!?
やっべぇ、木の枝踏んじまった。
「グガァ?ガァ!ガァ!!」
「くっそ気付かれた!」
俺は、一瞬で距離を詰め喉元に向け突きを放った。
銅の剣でもそれなりの切れ味はあるのだが、子供と同じような大きさのモンスターを一撃で殺せるかはわからない。
ならば、急所に一撃入れた方が確実だろう。
(42経験値と120ゴールドを獲得しました)
「ふぅ、なんとかなったな」
それにしてもゴブリンは中々旨いな、このままこの森でレベリングしようか。
流石にあまり奥深くまではいかないが、森の入り口付近でゴブリンを数匹狩るくらいなら大丈夫だろ。
そんなことを考え、一人森の中でゴブリンを探す。
「おっ!いたいた、今度は2匹か」
20m程先にレベル3と4のゴブリンを発見した俺は、近くにあった石を片方のゴブリンに投げつけた。
見事頭に命中し、その場に倒れこむゴブリン。
昔バッティングセンターで急速を計ったときは、いいとこ100kmちょっとだったが…
今のは140kmくらいは出てそうだ、さらにレベルが上がったらどうなるのだろうか。
急に仲間が倒れ 困惑するもう1匹のゴブリンにも同じように石を投げるが、少し頭を掠めただけだった。
状況を理解したゴブリンが、こちらに向かって走ってくる。
俺は向かってくるゴブリンに蹴りを放ち、立てなくなったとこでトドメを刺した。
(42経験値と120ゴールドを獲得しました)
最初に石を当てた方も、まだ息があるようだったのでトドメを刺した。
(56経験値と160ゴールドを獲得しました)
(レベルが1上がりました)
お!ついにレベルが上がったな。
名前 レン(21)
Lv3 next 428
HP 370
MP 370
物理攻撃力 375(銅の剣+5)
物理防御力 380(皮の鎧+5)(木の盾+5)
魔法攻撃力 370
魔法防御力 370
すばやさ 370
運 53
レベル1の時に比べて倍以上のステータスになったが、これは身体能力の上昇に脳がついていけないかもしれないな。
今日はもう切り上げて、今の自分が何をどこまで出来るか確認した方がいいかもな。
「ガアァァァァァァァァァ!!!!!!」
そう思ったとき、森の奥から獣のような雄叫びが聞こえた。
「これは少し不味いかもな...」
レベルが上がり万能感に浸る俺を、一気に現実に引き戻すほどの危機感を与えてくる敵が近くにいる。
「!?」
酷い悪寒と俺の勘が、全力でここから離れろと告げる。
俺は、森の出口に向かって急ぎ走る。
(ビクッ)
急いで森を出ようとしたが、後方から発せられる強烈な殺気に思わず振り返ってしまった。
「まじかよ...」
そこには、一際大きなゴブリンが率いるゴブリンの集団がいた。
「完全に俺を狙ってるよな...」
相手はこちらに殺意を向けているが、幸い50メートルほどの距離がある。
「このままこの森で撒くか?」
だが森は痕跡が残りやすいしな...
敵は長年この森で生活しているはずだし、下手に逃げて囲まれるようなことは避けたい。
とりあえず後退しなかがら鑑定してみよう。
種族 ホブゴブリン
ランク E
Lv9 next 657
HP 540
MP 63
攻撃力 360
防御力 480
すばやさ 270
運 9
ユニークスキル
豪腕
称号
ゴブリンリーダー
豪腕・素手による攻撃のとき攻撃力を上げる(上昇率1.5倍)
ゴブリンリーダー・ゴブリン系統で形成された群れのリーダーに送られる称号。
仲間の状態を把握できる。
「いや、これは勝てんだろ...」
ホブゴブリンは身長180くらいで筋骨隆々ですじゃ