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幼馴染(女神さ…ゲフンゲフン)

今回は幼馴染に焦点を当てて書きました!


経由が分かるように書いたつもりですが分かりにくかったらすいません!

この話はライトがテラに起こされる1時間前の事である。


「村長さん、私から話があるので聞いてもらえませんか?」


そう言って彼女テラは村長に話しかける。


「おお、どうしたんだ?いいよ、話を聞こうじゃないか。」


「実はライトの旅に同行しようと思っているのですが、よろしいでしょうか?アイガとペルには黙っていてほしいのですが…」


テラがそう言うと村長はため息を吐きながら


「あー…そのなんだ…実は1時間前にアイガとペルからも同じ内容の事を聞いたんだ…まぁテラが付いて行きたいなら自由にすればいいよ」


「本当ですか?!ありがとうございます!」


そう言うとテラは村長の家を出た。


「ふぅ…ライトもモテモテだな」


村長は閉じた扉を見ながらそう言った。


――――――――――――――――――――――――


そしてライトを起こす30分前彼女達は話をしていた。


「ねえ、アイガとペルもライトの旅について行くの?」


「ああ、そうだぜ!」「ついて行くよ?」


「そうですか…私だけだと思ったのに(ぼそっ」


「「聞こえているぞ(よ)!!」


何を隠そう彼女達、テラ、アイガ、ペルはライトに恋をしていたのだ。

しかし、ライトは顔もよく性格も良いため村では若い女の子を中心にモテていた。

そこで、彼女達3人は協力して自分たち以外(女神以外)をライトに近づかせないよう神の力を使っていたのだ。

ライトがモテない理由はこれである。


しかし、この3人は結託していながらもそれぞれがライバル同士でライトを奪い合っている。


何故こんなカオスな現象が起こったのかというと、

10年前に遡るのであった。


――――――――――――――――――――――――


10年前ペイル村は魔物に襲われていた。

当然ライトが6歳の時である。


「パパ、ママ!どこに行ったの?!」


ライトの父親と母親はライトを魔物から隠すために犠牲となってしまったのだ。


「ねえ?パパ、ママいるんでしょ?返事をしてよ!!」


するとそこへ、


「あらあらこれはこれは勇者君じゃないの。早速目標を見つけたわ」


冥府の女王ペルセポネがやってきたのだった。

ペルセポネは女神なのではあるが元々は冥府、つまり魔族側であるので、勇者を殺す立場である。


「…お姉ちゃん誰?僕のパパとママは?」


「あなたのパパとママは死んじゃったわよ。こんな風に…ね!!」


ペルセポネが言うと同時に黒い鞭が体から伸びてライトに向かって行く。


「うわあ!誰か助けてーー!!」


ザシュ!


死を覚悟したライトだったが何か斬る様な音がしたので、恐る恐る目を開けてみると、


「ペルセポネあなたの好きにはさせないよ!」

「勇者ちゃんはオレが守るぜ!」


アマテラスとガイアがライトを守ったのであった。


「ふふふ……お二人とも邪魔をしてくれますわね」


「ペルセポネ、あなたは何故そちら側にいるの?

あなたもこちら側でしょ?いくら冥府の女王といえども魔族に味方するのは違うと思うわ」


「そうだぜーペルセポネ。しかも勇者を殺そうとするなんて酷いぜ全く。」


3人の女神達の会話をライトは側で聞いていたのだった。


「…確かになんでペルセポネさんはあっちにいるんだろう。本で読んだ話では女神様達はみんな神様に仕えているってあったのに」


「ふふふ……それはね、魔王がペイル村の勇者が冥府の国を滅ぼそうとしているって言ってたからよ!

私は流石に国を滅ぼそうとしている側に付けないわ!」


「「……ペルセポネ騙されているよ(ぜ)?」」


「ふふふ……へ?で、でも確かにそう言っていたわ!」


「「でも、勇者君は小さいよ?」


「……」


「「…………」


「…ふふふ……ふふふふふふ騙したわね魔王!許さないわ…うっ」


「「ペルセポネ?!」」


ペルセポネが何者かに撃たれた。その方向を見ると

ローブを身に付けている魔族がいた。


「困りますねペルセポネ。その話を聞いてもらっちゃ。…まぁここで死んでもらいますけど…ね!」


魔族がそう言うと巨大な火の玉を打ち出した。


アマテラスとガイアが止めようとするが間に合わない。

ペルセポネも自らの死を悟ったその時だった。


「ペルセポネさん、伏せて下さい。」


「な!勇者君危ないわ!私のことはいいから退けて!」


「何言ってるんですか!!」


「え?……」


そこには6歳と思えないほどかっこいい顔立ちの男の子がいた。流石のペルセポネも少しドキッとしたが、

次の言葉でトドメをさされた。


「おい、魔族!僕はな…今怒っているんだ!」


「ふっ…何に怒っているんだチビ勇者よ!怒るよりも火の玉をどうにかしたらどうだ!」


そうこうしている間に火の玉はライトに近づいてきた。もうダメだ!ペルセポネ、アマテラス、ガイアがそう悟ったその時、ライトの身体が輝き始めた。


「僕はな…女の子に乱暴を振るう奴と嘘をつく奴が大嫌いなんだ!」


(なんだ!この力はヤバい逃げないと殺される!」


魔族は逃げようとするが、そこに、


「くらえ!光輝く一閃ライトニングスラッシュ!!」



「ぐえええ!!」


魔族は消えた。


それを側で見ていたアマテラス、ガイア、ペルセポネは放心していた。

これが勇者の力なのか、と成長するともっと強くなる!

そう思って彼女達はこの場に残ってライトを見守ることにした。

しかし、ペルセポネだけ帰ろうとしていた。私がこの村にいる資格はないと、そう言って飛ぼうとした時、


「ペルセポネさん、パパとママを殺したんでしょ?」


「そうね…私が殺したわ。」


「なら、パパとママの代わりに僕と一緒に暮らしてよ。」


「ダメよ、私は何もしてあげれないわ…。」


「一つ、一つ僕がペルセポネさんを見て思うことがあるんだ」


「何かしら?」


「笑うとすごく可愛いですよ!」


「…へ?」


そう、ライトは天然ジゴロであったのだ。

この厄介な性格でライトはこれから先苦労するのは、

また別の話。


――――――――――――――――――――――――


とまあ、こんな風にペルセポネを堕としたあと、アマテラスとガイアも堕としていった。

が、ライトの記憶を消して、存在していなかった、幼馴染という形で女神達はライトのそばにいることが

出来たのだった。


さすがに姿は変えているが。

そこから3人はライトに恋をして、今の現状を作っている。


テラ「じゃあ私たち3人も」


アイガ「ライトの旅に」


ペル「付いて行きましょう」



こうして、ライトが話をする前に3人は旅についていくことを決めたのだった。


どうでしたか?

次回は旅に出て最初のバトル、の予定です。

女神達の力がわかるかも?


続きが気になるとかあったらブクマ&感想よろしくです!

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