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間違いだらけの異世界転生(仮)

作者: みよー

こんにちは、ストーリーテーラーのサラスです。


本来なら私の友達のガッちゃんが担当なんですが、なんか「迷える魂をすくってくるわ」とか言って、いなくなってしまったので私が代役として当番した次第です。

さてさて、私たちの壮大なヴェーダについてはすでに話されていますので最近流行りの話をしましょう。


犬も歩けば棒に当たる

人も歩けばトラックが突っ込んでくる時代になりました。

ここで、何故と疑問に持ってはいけません。

いわゆるお約束というものです。

例えは、交差点で食パンを食べながら曲がると異性にぶつかり恋が生まれるようなものです。


case1 藤原 始さん 年令17才の場合


「なぁ、こんなに野良猫っていたっけ?」

通学路を歩きながら、友人の寺本明にそういうと

「交差点には何故か野良猫だらけだもんな、保健所は仕事してねぇー」

それと、学校前の狭い交差点に、何故かトラックいやダンプと言っていいほどの車が列で止まっている

「なぁ、近くに建設現場が出来たっけ?」

「いや」

「じゃ、あの車は?」

「しらねぇー」

「まぁいいっか」

交差点横断中に猫がたくさんよってくる

「えっ」

猫が、猫が、その猫がいなくなったと思ったら車が

「はっはじめー」

友人の声が

意識がとんだ。


ブラックアウト


『はじめさん』

『はじめさん、起きて下さい』

「うっう~ん 知らない天井」

『はじめさん、そのネタ知らない人がいますから』

意識が覚醒し、話しかけてくる相手を見ると、どこぞのヨーロッパ系の巫女さんのコスプレ!

「すいません、ここは」

『はじめさん、実ははじめさんは死んでしまいました。』

「えっ、なぜ?」

『交差点でトラックに引かれて』

ちょっと嬉しそうにいうのを見て、少しムカッとした

「じゃ、ここは?」

『ここは、あの世とこの世との間の世界』

『本当なら、死んだ魂はすぐに次の世界に旅立つのですが、はじめさんにお願い事があったので、ここに留まってもらってます。』

「はぁ、願い事ねぇ」

もうここまでくれば、まさにテンプレートでしかない

『私は女神ア○ナ、私の管理している世界を救ってほしいのです。』

胡散臭い胡散臭すぎる、もうその名前を出すだけで素直に信じられない、たしかに日本では非常に有名な女神でもあるが、それは漫画やゲームでの事であり、そもそも女神はどっちかというとヨーロッパ産の女神のはず

「あのー、ア○ナさんってあの、○ウスさんの額から生れたあのア○ナさん?」

『そう、○ウスの額から生まれたア○ナさんですよ』

「あの戦女神の?」

『そうその戦女神ですよ。』

「永遠の処女女神で、もしかして、金とか銀とか胴とかの星座の親衛隊がいるとか」

『違う世界ではいますよ、それで、はじめさん、お願い事を聞いていただけますか?』

疑問符が頭の上にニョキニョキと出てくるので聞いてみる

「あのア○ナさん、地球の管轄だとヨーロッパではなかったですか?」

『チッ』小さく舌打ちがっ

『神の世界にはそっそういう管轄とかないのですよぉ』

『それに、今、願い事を聞いていただけると、なんと次の世界では、はじめさんにチートな力を渡します。すごくないですか?酒池肉林ですよ、ハーレムですよ』

「なんで、僕なんですか?」

『私、ア○ナがあなたを選んだからです。』

「いや、地球にはたくさんの人がいるのに、僕を選ぶ理由がわかりません」

『たまたま、じゃなくて、コ○モの導きですよ』

「いや、僕は一般人なんで」

『なぜ、断るのですか、はじめさんは選ばれたのですよ』

実はこういう話は神話、民話、昔話ではよくある話だ。例えば、仏教の話でもお釈迦さまが修行してた時にも、悪魔が甘い言葉をささやくシーンがある。それに日本昔話でいうと狐や狸のたぐいもよく同じ子とをして人間をだますから・・・

何もない空間なのに向こうからゴロゴロと音がするような

決定的なのは、僕はア○ナさんが活躍するゲームや漫画は好きでもア○ナさんの信者ではない、接点がなさすぎる

罠だ、確実に罠といえよう

「あの、ア○ナさん、今回のお話はなしで、僕は普通に来世に期待します。」

『えっええええ、チートですよ、ハーレムですよ、最高だと思うんですけど』

何気にゴロゴロと音が近づいているような

「いや、死んだ事はショックですが、それも運命かと、」

『そこを、なんとか・・・』

・・・・・・目の前の自称女神様に雷が落ちた

凄い音と光、死んだのに気絶するんだと何気ない疑問をもって意識が消えた


ブラックアウト


「はじめ、はじめー」

あれ、青い空、あきら

「あれ、ぼくはどうしてた」

「おまえ、急に倒れて心配したぞ」

「そっか、それより明、死んだら異世界に行けるとしたらどうする?真面目に」

「わからない、そのときにならないとね」

「だよねー」

「だなー」


case1完




case2 菅原 続 15才の場合

疲れて部屋のベッドにダイブ、もう意識がもたない


『ごめんなさい、ごめんなさい』


謝る声で、意識が覚醒した

『ごめんなさい、ごめんなさい』

声の方には、女人が僕を見てひたすらに謝っている

「あのぉ」

『ごめんなさい、つづくさんは私の手違いで死んでしまいました。』

「どういうこと?」

『少し長いですけどいいですか?私は調和の女神です。私が下界観察をしていたときに、何気なくクッシュンとくしゃみを、それはとてもかわいいくしゃみをしてしまったのです。、それをたまたまお日さんが見てしまい、お日さんは私に悪いと思ってちょっと顔を隠したのです。すると下界には夜が生まれました。でもおひまさまは私の事が気になりチラチラと見たり隠れたりしたおかげで、下界は昼と夜が生まれました。けれど夜の間、下界が真っ暗で見えないので私下界観察ができなくてほろほろ涙が出てきました。右の涙はそのままお月さんになり、左の涙は手ではらったために砕けてお星になったのです。こうして、昼にはお日さん、夜にお月さんとお星さんが下界を照らすようになったのです。ですが、昼夜が出来たために・・・』

「ちょっと待って、僕が出てくるのは後どれくらい」

『つづくさん、せっかく良いところを話しているのに話を折るなんてマナー違反ですわ』

「いや、でも結論から教えて頂けると嬉しいのですが」

『私の手違いでつづくさんが死んでしまったので、申し訳ないと思ったので、違う人生をプレゼントをしようと思って』

「元の世界ですか」

『いやいや、判ってるでしょう、次の世界では魔法もあるし私が特別にギフトもあげるから、さあさあ、行くといいなさい』

こっ恐い


僕は死んだおばあちゃんとよく行ったお寺さんのことを思い出してた

(「つづく、つづくの守護仏さんはお不動さんだねぇ、困ったときお不動さんに心から願えば助けてくれるよ」

「わかったよ、ばあちゃん」)


いつ願うといえば、今しかない、僕は目をつむって必死にお不動さまに助けてと願った。

『さあ、さあ早く、

えっ、なんで、日本人なのに信じてる上位者がいるのですか、日本人なのにおかしいじゃないですか』

『・・・・・・』

『すいません、知らなかったのです。』

『・・・・・・』

『あの、出来心なんです。決して悪気があったのではなくて』

『・・・・・・』

『すいません、すぐに元の世界に戻します。』

・・

・・・

『チェ、日本なら加護がない奴ばかりだからすぐ拐えると聞いたのに・・・失敗した、ちょっと神格があったからえらんだのに、欲張ったせいなのかな、次は欲張らずにチョイスしよー』


僕の意識が覚醒したのはいつもの天井下だった。


case2 終了


case3 吉田終 年令17才の場合

「はじめ、ふと思ったんだけど」

「ん、なに」

「うちの学校ってこんなに空き教室があるんだろう」

「そういやそうだな」

「なんとなくだけど、昔は学年のクラスが多かったような気がするんだ」

「気のせいじゃない」


うぅ腹がいたい

「先生、トイレに行って良いですか?」

「なんだ源、トイレか漏らすなよ」

クスクス教室でちっちゃな笑いが出るけど気にはしてられない


教室を出てトイレに向かった


「ふうすっきりした」

おっと廊下は走ってはいけないと、せっかくの授業中の教室から出たから、ゆっくりと

んっなんかおかしいなぁ、うちの教室の窓から光ってる、ちょっと窓から覗いて見るか

「なんやー これは」

教室の床が光っとる、誰も気がついてない

「おい、おーい」

ドアがあかへん、なんでや

窓もあかへん、叩いてもびくともせえへん

「せんせー、はじめー、あきら、あいちゃん」

まぶしー


ウ~ン、そやみんなは、ドアはあく

せんせーはおる、はじめはあきらはおるけど・・・

いなくなった人が大多数やった

「はっはじめ、大丈夫か」

「おわるか、なんかあったんか」

「なんかあったんかって」

・・・

「いや、なんもないなぁ、」

「おっ源、トイレ終わったのかぁ、はよ座れよー」

しかし、こんなにもつくえが余ってたかな


case3 終了


case4 吉井余


『わかりましたわぁーあまるさん、体力も魔力もカンスト、家柄は一流もそしてチート能力を10個プレゼント』

「オッケイオッケイですぞ、それでもう人生勝ち組ですなぁ」

『そりゃ異世界に行くのですから、それぐらいはサービスですよ』

「おヒョヒョ、楽しみだな」

『じゃぁ行きますよー、よい新たな人生を』


うひ、アイドルオタクと蔑まれ、親には働けと言われ、頑張ったのに誰も認めてくれない、けど、それは世の中が間違ってるだけだったと証明された

あぁ次の人生がうひひ楽しみだぁ

・・・


目がボンヤリとしか見えない、身体も自由に動かない、声もちゃーんと出ない、耳からはよくわからない音が聞こえてくる

えっ

助けて

助けてー

誰か助けてー助けてー

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・

勇者の剣がきらめく、魔法の炎がゆらめく、時が過ぎ

「このアマールが魔王撃ち取ったり」

「やったな、アマール」

「凄いよアマールくん」

僕には信じれる仲間がいてついにここまでこれた。

父さん母さんは僕が赤ん坊の時に変な行動をするから悪魔つきと思い悪魔払いなどで困らせたけど、僕は立派になったよ

「さあ、みんな凱旋だぁ」


case4 終了


どうでしたか、楽しめたかたはありがとうございます。

楽しめなかった人は残念です。

4つの話の解説を少しします。


case1うまい話にはという前に、世界的に有名な神様が個人を名指しで指名するなんてまずありえません。とくにあの神族は血縁大好きです。少しでも血縁の可能性があるのならもしかしてがあるかもしれませんが、日本では・・・・


case2異世界に良く狙われている国といえばNo.1が日本でしょう、なぜって神様の加護がないから、いやいや昔はあったんですよ、けど、時代の流れとともに誰も神様を信じないから、すーぐさらわれてしまうのですよ、神様は神様を信じる人を守ってます。信じない人は守ってくれません。


case3集団で呼ばれると普通、大事になるはずなのにならないのは異世界に渡ると存在か消えてしまうから、最初から存在が消えてしまえば大事にはならないはず


case4やっと異世界に転生してもそれが赤ん坊なら悲劇でしかありません。大人の意識レベルで赤ん坊の身体に行くと拷問でしかあり得ないのです。身体も動かない、目もハッキリと見えない聞こえる音は知らないものばかり、ゲシュタルトの崩壊しかあり得ないでしょう。


けど、神様は日本が大好きですよ。

遠く国から訪ねてくるぐらい、がっちゃんも下手な漫才を日本でするぐらいですから

ではでは また、機会があればします。

ストーリーテーラーはサラスでした。


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