第4話 オールジャッジの使い方
名前:シア=フェアリー
種別:妖精族
職業:秘書
スキル:飛行・秘書LV5・火魔法LV1・水魔法LV1・風魔法LV1・土魔法LV1
レベル:20
筋力:E
魔力:B
速さ:B
体力:E
運:A
称号:アークの使徒・響蓮の秘書・フェアリー族王女
『ナニヲコピーシマスカ?』
シアに向けて『オールジャッジ』を行い、シアのステータスを確認した。
「シアはこんなステータスなんだね。種別も妖精族ってなってるし、色々気になる称号もあるし・・・。」
シアのステータスを見ていると、最後の文字に気づいた。
「響さん、私の称号は置いておいて、どうですか?ステータスが見えるって事は、前いた世界では無いって事ですよね。」
シアはどうだ!と無い胸を張ってドヤ顔していた。
「ふむ、そう言われると、ステータスがあるだけ、前とは違うしなぁ。それでオールジャッジの一つとして、この最後の文字か・・・」
『ナニヲコピーシマスカ?』と書かれた文字列を見て、俺は答えた。
「じゃあ、火魔法LV1をコピーしよう!」
俺は、目の前に表示されている『火魔法LV1』の項目をタッチした。
すると、身体が一瞬光、すぐに収まった。
名前:響 蓮
種別:人間族
職業:異世界の勇者
スキル:オールジャッジ・火魔法LV1
レベル:1
筋力:E
魔力:E
速さ:E
体力:E
運:E
称号:アースの護り人
「おー!火魔法LV1が追加されてる!」
火魔法LV1を手に入れた俺は、早速使ってみた。使い方は勝手に頭の中に浮かんだ。
『ファイアボール』
俺の手のひらには、火の玉が浮かんでいる。
「おぉ!本当に火の玉が出てる!すげー!」
頭の中で消えろと念じると、火の玉はすぐに消えていった。
「響さん、さすがですね!オールジャッジの使い方もわかったみたいですし、これからのタスクをお伝えしたいと思います。」
シアは、俺に向けて、真面目な顔をして言った。