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第3話 異世界という名の現代?

俺はシアに着いていき、あるビルの部屋に来ていた。


「響さん、お待たせしました。この部屋に入ってください!」


元気いっぱいなシアに言われ、俺は部屋の扉を空けた。


「なにこれ!?」


そこは、高級ホテルのロイヤルスイートルームをイメージした部屋づくりになっていた。

玄関から入ると広いリビングがあり、そこには100インチのモニターや、6人掛けのソファーがあり、人をダメにするほどの柔らかそうなクッションがある。

また、キッチンは、オール電化でプロの料理人仕様のキッチングッズが沢山。

ベッドルームは、人が4人ぐらい寝ても大丈夫なほどの大きいベッドが置いてあった。


「え?え?ここって何なの?わけがわからないよ。」


俺はあまりの豪華さに意味がわからなかった。


「驚かせてすいません。私は、響さんの、アドバイザーとしてきました!これからは、響さんの秘書的な役割をしていきます!」


元気よく答えたシアは満面の笑顔だった。続けてこの世界の説明をしてくれた。


まとめると、このような世界だ。

この世界の名称はアクシア。アースとは違う星にある。アースに似ているのは、元々アースをコピーした星らしい。なので、基本的な物は俺が住んでいたアースと同じとのこと。

大きく違うのは、アクシアは魔法とスキルが存在する世界。

そして『ステータス』が存在する。

『ステータス』は次のようになっている。



名前:響 蓮

種別:人間族

職業:異世界の勇者

スキル:オールジャッジ

レベル:1

筋力:E

魔力:E

速さ:E

体力:E

運:E

称号:アースの護り人



なお、『ステータス』と呟くと、目の前に文字列が浮かぶ。


名前は、そのままの通り、個人を表す。


種別は人間だから人間族。他にもエルフ族や獣人族など、多数あるらしい。


職業は、この世界でどのように生きていくかで勝手に変わるらしい。

例えば、泥棒行為を続けていけば、『天下の大泥棒』になったり、世界を救うほどの、行動を起こすと、『世界の救世主』になったり。

各職業事に能力が違く、職業にあった能力が強くなる。


スキルはアクシアに住んでいる人なら誰もが持っている物。

1個から最大10個まで持て、その人の限界個数が決められている。

俺が持っているのは、女神アークがサイコロを振って貰った『オールジャッジ』のみ。これが当たったのかぁ。


レベルは、経験を積んでいくと上がり、全体の能力の底上げが出来る。


能力値は最大がSSSで最低がF。

俺はその中でも下から2番目のE。これは職業や、レベルが上がるとランクが上がるらしい。


称号は、世界から認められると貰えるらしい。

この『アースの護り人』はアークから貰ったものみたいだ。



「説明を聞くと、なんか異世界っぽいな。」


ステータスが確認出来るだけで、前にいた日本とは違うみたいだが、窓から外を見ると、やはり日本にしか見えない。


「ここはアースの日本ではないのですが、アクシアの日本になります。よーく見てもらうと、人間以外にもエルフや獣人がいるんですよー。」


シアに言われ、窓から眺めていると、アニメやマンガで見たことのあるエルフっぽい美形な男女がいたり、犬耳を付けた子どもや、猫耳を付けた女性が歩いている。


「おー。本当だ。けどこれだけじゃコスプレっていうのもあるでしょう。」


シアは仕方ないと言った顔で、俺に伝えた。


「手っ取り早く、理解してもらうには、スキルを使ってみるのが早いですね。スキル、オールジャッジは、この世界全ての物をジャッジ=鑑定出来ます。そしてジャッジした物から一つコピーする事が出来るスキルです。ちなみにコピー出来るのは、話をした事がある人という条件付きです。」


俺はオールジャッジの説明を聞き、ピンと来た!

鑑定出来ると言ったら、異世界転生物では、重宝するスキルだ。

そして鑑定した物からコピー出来るってやばくない!?なんでも慣れちゃうじゃん!


「じゃあ、シアにオールジャッジしてみよう。」


そこで俺はシアに向けて『オールジャッジ』と呟いた。



名前:シア=フェアリー

種別:妖精族

職業:秘書

スキル:飛行・秘書LV5・火魔法LV1・水魔法LV1・風魔法LV1・土魔法LV1

レベル:20

筋力:E

魔力:B

速さ:B

体力:E

運:A

称号:アークの使徒・響蓮の秘書・フェアリー族王女

『ナニヲコピーシマスカ?』


なんだこれ?


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