第2話 ここが異世界?
おはようございます。響蓮です。
俺は、アークと名乗った女神様に異世界転生してもらった18歳の若者です。
そして、その女神様からアースの未来を任されて、異世界転生しました。
ここが、その異世界みたいです。
そこには、大きなビルが立ち並び、鉄の固まり・・・自動車が道路を走っている。
周りには、携帯電話を持ちながら、話をする女子高生や、時計を見ながら走っているサラリーマンの姿が見えた。
「あれ・・・。ここ日本じゃないの?何?異世界転生って?」
そこはどう見ても、普段見慣れている日本だった。
しかも渋谷のスクランブル交差点付近だ。
「あの女神様、アースの未来を任せた!って言っておいて、異世界転生失敗したのかな。」
俺は先程のアークを思い浮かべた。
今思うと、胡散臭い感じがしたが、しかし、あの美貌にあのおっぱいの大きさはやばかった。
茜もおっぱいが大きいけど、ジャンルが違うよな。どっちも良いが、やはり、女神ということもあるし、アークが良いな。茜は見飽きたしな。
しみじみと思い返していると、どこからか声が聞こえてきた。
「おーい、響蓮さん?聞こえてる?」
俺は周囲を見るが何も見かけない。
「ん?誰か呼んでる?」
「上の方だよー。」
上の方と言われ、空を見上げた。そこには、羽を生やして空を飛んでいる生き物がいた。
「おー、やっと見てくれた!」
元気いっぱいな感じで答えている生き物。まさしくアニメで見たことのある、フェアリーだった。
「おお!もしや、フェアリー!?すげー!小さいー!可愛いー!」
俺は生フェアリーを見て興奮していた。
赤髪で桃色の羽をピクピクと動かしながら空を飛んでいる生き物。
手乗りサイズだけど、顔も可愛く、人間サイズだと絶対にモテるタイプだ。
でも可愛いけど、おっぱいはそんなに大きくない。まぁ手乗りサイズだから、そこまで気にするほどでもないが。
「さすが、響蓮さん!私を一目見てフェアリーと気づくとは偉い!私は、フェアリーのシアです!
女神アーク様の使徒を努めております。」
アークの使徒と名乗ったフェアリーはシアと言うらしい。
「アークさんの使徒かぁ。俺を1人にしちゃいけないと思って、ヘルプに来たんだね。でもここ日本だよね?」
俺はシアに対して、問いかけた。
「ここでは目立ちますので、私についてきてください!」
シアは、そのまま、近くにあった、ビルの中へ進んで行った。
「え?そのビルの中に行くの?」
「はい!これからちゃんと説明しますので!」
俺は、渋々とシアに着いていき、あるビルの中に入っていった。