顔合わせと運営側の苦労
今回は会話がメインとなります
「おう、トラ」
「サツキ、なんで家の前にいるんだ?? 」
「観光だぜっ! 」
「人の家に観光に来るって頭大丈夫か? 」
「ひどっ!? ここ掲示板で有名だぜっ」
「こわっ。もし放火とかされたらどうしよ~~」
「放火とかシステム的に無理じゃね? 」
「わからないぜ~。この家木造だしよく燃えるし! 」
「気~付けろよ! で知ってるか? 」
「知らない! 」
「いつもそうやって返さないでくれよトラ」
「で、何? 」
「ステータス見てみろよ」
「だるいから嫌~」
「いいから見てみろって」
「1回だけだぞ」
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プレイヤーネーム:トラ
イベントポイント:826394
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82万とか微妙だな~! ていうかいつもとステータスの表示が違う!?
「いつものステータスと違うな~」
「本気で知らなかったのかよw」
「あ、今バカにしたなシバク!」
「やめろって、バカにはしてないから」
「じゃあ何したんだよ」
「見下した(キリっ)」
「殺すぞっ! 」
「嘘だって」
「これってなんなの? 」
「急に話題変えるなよ、焦ったわ。イベント中は<簡易ステータス>っていうのしか出ないみたいだぜ」
「まじか、知らなかったな~」
「トラは、イベントポイントどれくらい? 」
「先に、サツキが言ったら教えてあげる」
「1万7263だぜっ。すごいだろっ」
「低くない? 俺82万6394なんだけど」
「ガーン(-m-)」
「ま~俺マンイーター倒してるからな」
「そっか。でも多くないか? 」
「木伐るとき、虐殺したっぽいからな~」
「待って、虐殺なんてできないだろ!? ここのモンスターたちイベント仕様だから結構強いぞ」
「めっちゃ弱かったぞ~」
「お前の感覚が分からないぞ。しかも虐殺ってことは何匹殺ったんだよ? 」
「分からない~」
「ちゅうか、なんで虐殺なんてしたんだよ? 」
「木を伐るのを邪魔してきたから」
「鬼だなw」
「そういえば、何匹かはわからないけど素材で2部屋埋まってるぞ~」
「ガチでやりすぎだろ」
「自分でも思ってたけど考えないようにしてたのに...。」
「じゃあ、そろそろ俺のパーティーメンバーを紹介するなー。先に言っておくけど同じクラスのやつだぞ」
「誰~? 」
「サクラちゃんだ」
「...。誰? 」
「西野 桜。中学校から一緒だぞ」
「しらね~」
「ま~、顔見たらわかるって」
「じゃあ、俺も紹介するわ、ちょっと呼んでくる」
「俺も行ってくるわ」
・・・・・・・・・・
「ね~ミク~~、ちょっと来て」
「ど~したのトラ? 」
「紹介しようと思って! 」
「恥ずかしいね~」
「大丈夫だって、俺の幼馴染だから悪い奴じゃないから」
「じゃあ安心だね! 」
「うん。行こっか」
「うん! 」
・・・・・・・・・・
「な~サツキ、この子が俺のパーティメンバーのミク!! 」
「初めまして」
「え~~~~!!? 初めまして。ちょっとトラこっち来い」
「なんだよ」
「お前のパーティメンバーって隣のクラスの鳳凰院 未来さんかよ」
「あの、学園のアイドルって呼ばれてる人? 」
「そうそう、学校1もててる人だ! 」
「まじかよ、知らなかった」
「お前は、他人に興味がなさすぎるんだよ」
「チゲ~~し」
「ま~いいけど」
「じゃあ紹介の続きをしに戻ろうぜ」
「そ~すっか」
「お待たせミク」
「何話してたの? 」
「ミクが同じ学校の子だってこと」
「あっ、気づいちゃったの」
「知らない方が良かった?? 」
「別にどっちでもよかったんだけどね~」
「おい、お前ら2人で話すのやめろよ」
「「あっ、ごめん」」
「ま~いいけどさ~。で、この子が俺のパーティメンバーのサクラちゃんだ」
「どうも、こんにちは」
「こんにちわ」
「な~、トラこれぐらいで顔合わせ終わりでいいか? 」
「いいぜ~」
「サクラちゃんに、ミクちゃんもそれでいい? 」
「いいですよ~」
「えっ、もうちょっとトラ君と話したかったな」
サクラちゃんの最後の方が聞こえなかったが終わりでいいかな。
「フレンド登録だけして終わりにしようぜトラ」
「おう」
この後、フレンド登録だけして別れた。
・・・・・・・・・・
【開発者側の話】
「は~、やっとイベントはじめられたな~」
「そうっすね! これであの伐採者がおとなしくしてればいいんすけどね」
「たぶん大丈夫だろ! 今回はステージが森林だから伐採に集中して、家建てるだけだって! 」
「そうだといいんすけどね」
「とりあえずフィールドBOSSは離れたところに配置しておこうかな」
「それなら安心っすね! 」
3時間後
「本当に木を伐っただけなんですけどめっちゃモンスターやられてませんか!!? 」
「あのレベルのモンスターを虐殺とか頭おかしいだろw」
「1体1体が大鬼の3倍ぐらい強いんすけどね」
「次からイベントはランク分けした方がいいな! 」
「なんでっすか? 」
「あいつ以外はこのレベルで精一杯だろうけど、あいつにはゆるいからな」
「いいっすね! 」
「これまでの残業の恨みをはらしてやるぜ! 」
「それ最高っすねー! 」
30分後
「あっ、マンイーターがあいつの家(?)の方に向かってますよ! 」
「な、な、なんだとっ!!? 」
「なんで焦ってるんですか? 」
「マンイーターは植物系だから、あいつとは相性が悪い」
「じゃあマンイーターがやられちゃいますね」
「マンイーターがやられたらもう1つのイベントが始まってしまうじゃないか! 」
「あと、イベントBOSSが4体になるっすね」
「また、今夜も寝られないな」
「現実では1週間が1時間になっているので残業はしなくていいんすけどね~」
「まだましだな」
「そうっすね」
5分後
「やっぱり倒されたッすね」
「あ、あ、あ、あいつのイベントポイントが80万超えてるぞ」
「えっと、イベントポイントって何に使うんですか?? 」
「今からお前のパソコンに交換表送るから待ってろ」
「はいっす」
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イベントポイント交換表
500:ワクワクBOX
1000:素材BOX
2500:攻撃力上昇の種、防御力上昇の種、など各種ステータス上昇系の種
1万:ギルド作成権
5万:ダンジョン作成権
10万:聖剣≪エクスカリバー≫
50万:土地所有権
100万:GODBOX
1000万:種族進化 ...etc
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「なかなか交換の品は豪華っすね」
「だからダメなんだよ! GODBOXから出てくる武器とかは本来最後のBOSSぐらい武器だからゲームバランスが狂うんだよ」
「それはめんどくさいっすね」
「だから、100万にならないようにさせないとな」
「そうっすね~」
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「なーミク、そういえば素材ならこの家に、めっちゃ入ってるんだけど狩りに行く? 」
「どれぐらいなの? 」
「2部屋分」
「じゃあ、この家が素材でいっぱいになるぐらいまで頑張ろ! 」
「りょ~解」
「ジャー、しゅっぱーつ」
「ラジャ~」
こうして、俺とミクは家を出た!
「どこに向かう? 」
「とりあえず、フィールドBOSSを探さない? 」
「じゃあ、そうしようか」
「ありがと、トラ」
「おう」
な、な、なんとPVが15000突破、ユニークユーザーが4000人突破、評価ポイントが300突破しました。ここまでこれたのは読んでくだっさている皆さんのおかげです!本当に ありがとうございます