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episode08 コウがふてくされる??

コウ「ミカさんなんだってー?」

コウはデカい声で言った。

シュン「ばかっ!声でけーよ。俺の彼女意外と嫉妬深いんだから気をつけろ。

案の定部屋に籠もっていた彼女が出てきた。どうやら聞こえて怒ってる様子だ。

俺は、なんて事をしてくれたんだよとコウに目で訴えた。

彼女「なにミカさんって?どうゆうこと?」

シュン「いやぁ…その…」

彼女「早く言いなさいよ!」

コウはなんとかこの状況を納めとうとしたのか、

コウ「いや!違うんだ。あのーそのーあれだ!あれキャバクラの女だよなシュン!なっ?」と余計な事を言ってくれた。俺はふざけるななんでよりによってキャバクラなんて嘘をつきやがると、またもやコウに目で訴えた。

彼女「キャバクラ!?あんた舐めてんの?どうゆうことか説明して!早く」

シュン「違うんだ!キャバクラじゃなくて、兄の会社の受付嬢の人で…」と誤解を解こうとしたがコウが余計な事を言ったせいでなかなか彼女は落ち着かずかなり時間が掛かったがしばらくしてようやく熱が冷めたようだ。

彼女「で、その倉庫には行くの?」

シュン「今日はもう遅いから明日にでも行こうかと思う。」

彼女「なら私も着いて行くよ。」

シュン「駄目だ!お前まで巻き込みたくない!これは俺の問題なんだ。分かってくれ」

彼女はなにか言いたそうだったけど渋々分かってくれた。

コウ「でもそこまでどうやって行くんだ?」

シュン「そうだよなぁ。ユウイチに頼んでみるか!」

俺はユウイチに電話をかけた。

ユウイチ「どーしたー?」

シュン「おうわりーな。今日受付嬢に会いに行って、話を聞いてきたんだけどさ、なんか隣町に夫の倉庫があるらしいんだけど明日の朝連れて行ってくれないか?」

ユウイチ「明日日曜日か。仕事ないからいいよ別に」

シュン「わりーな。それで訳あって今コウと俺の彼女の家に居るんだけど場所知ってるっけ?」

ユウイチ「多分わかる。」

シュン「じゃあ明日頼むわ!」

そして今日は色々と疲れがたまっていたので寝ることにした。


次の日の朝クラクションの音で目が覚めた。

携帯電話をみるとユウイチから3件も不在着信が来ていて、やべー寝坊したと思ったらまだ朝の4時半だ。

早すぎるとは思ったがコウを叩き起こして、外に出た。

ユウイチ「お前らいつまで寝てんだよ。」

シュン「いくらなんでも早すぎるだろ。」

ユウイチ「だって朝って言ったべ?」

シュン「まぁいいや、とりあえず向かってくれよ!」

コウ「くそねみぃ。寝てていい?」

ユウイチ「寝てろよ。」


そして俺らはまだ薄暗い中、隣町の倉庫へと向かった。

その道中にユウイチにも昨日の事を話ていた。

途中さすがにまだ時間が早すぎたので、ファミレスに寄ってゆっくりしながら、朝食を食べて話しているうちようやくに6時になったので、早いとは思ったがミカに連絡しようと思った。

シュン「そろそろミカさんに連絡しようか」

コウ「いや、待て!俺が電話する」

シュン「あーそうか。じゃあ頼んだ。」

ユウイチ「は?お前らあの人の連絡先知ってんのかよ!俺には教えてくれなかったよ」

シュン・コウ「ドンマイ」

ユウイチ「うざっ。」

シュン「てかコウ早く電話しろよ」

コウ「かけてるけど、出ないんですよー。寝てんのかな?」

シュン「さすがに早くすぎたか。俺からもかけてみよう!…やっぱり出ないか。」

ユウイチ「ねてんだべ!」

コウ「なんだよ。ミカさんの声聞きたかったなぁ。

すると俺の携帯が鳴った。誰だ?…ミカさんからだった。

シュン「あっ!ミカさんから折り返ってきた!」

コウ「はぁ!?ざけんなまじ!もういい。ふてくされる」

ユウイチ「フラれたなコウ」 

コウ「うるせーぶっ殺すぞ」

シュン「あっ!もしもし?今平気ですか?」

ミカ「すいません!今起きたところなんです。大丈夫ですよ。」

コウがスピーカーにしろと言うからスピーカーにした。

シュン「朝からすいませんね。今日旦那さんの倉庫行く事にした、と言うかもうすぐ着きそうなので連絡しました!」

ミカ「早いですね!わざわざありがとうございます!シュンくんのお兄さんの手掛かりも有ればいいですね!」

コウ「シュンくん!?てめーだけなんでシュンくんなんだよ。はぁーまじうぜー」

シュン「そうですね!あっそういえばコウが電話に出てくれなくてふてくされてますよ」

コウ「別にふてくされてねーわ」

ミカ「コウさんも一緒なんだ!ごめんなさいって伝えといて下さい」

シュン「わかりました!じゃあまた倉庫調べたら連絡します!」


コウ「なんかいいですね楽しそうにお喋りしちゃって」

完全にコウはふてくされてる。

シュン「なんだよ?嫉妬か?」

俺は少しバカにするように言った。

ユウイチ「てかそろそろ行かね?」

シュン「あーそうだな!行くか」


コウはずっとふてくされていたが俺らはそれに構わずいよいよ倉庫に向かった。


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