episode01 ぷろろーぐ
初投稿です。
小説って感じより、絵の無い漫画?映画の台本?みたいになってしまいました(笑)
僕自身小説の知識は全くありません(笑)
その為小説だと思って読むとなんじゃこれ?
ってなってしまうと思いますが、温かい目で読んで下さいwwww
俺の名前はイシザキシュン。俺は昔からこれといった特技も夢も無く、全て人並みレベルで高い評価や表彰も受けたことがない。
中学時代はそんな自分が嫌いでどうにか目立とうと思っていたのか気付けば非行に走り盗みなどを繰り返していた。
なんとか高校には入学したものの勉強などしたくなかったのですぐに中退し、色々な仕事をしてはすぐ辞め、また他の仕事を、してはすぐ辞めとずっとそれを繰り返し、とうとう二十歳を迎えていた。
その性格は今も変わる事なく、夢もなにもない中途半端などうしようもない男だ。
俺は今兄と生活している。両親は7年前に亡くなっていて、それ以来兄と二人きりだ。
兄は有名大学を卒業していて運動神経抜群、周りからは’天才’と言われる程の賢さで俺とは正反対。今は某お菓子会社のチョコレート工場の技術者だ。
そんな兄の唯一悪い所と言えば俺に対して甘過ぎる所だ。
俺はもう二十歳子供ではないのだからわざわざ養ってくれることもないが、早くに両親を亡くした俺の事を想う兄の強い責任感から俺に強くものを言うことが出来ないのだろう。
それに甘えて俺は毎日ダラダラと過ごし最近は仕事を探す事すらしなくなっていた。
そんなある日、いつものようにテレビを観ながらダラダラしていると
しばらく口も聞いていない兄が
「おい。シュン」と呼びかけなにかメモのような物を俺に差し出した。
俺は少し控えめに「なんだよこれ?手紙か?」と言って受け取った。
兄はそのままなにも言わずに玄関を開け、仕事に行ってしまった。
俺はそのままテレビを観ていたが兄から渡されたメモの事が気になり見てみるとそこには雫の形をしたチョコレートの絵とその下に『伝説のチョコレート』とだけ書かれてあった。
「なにかの新作か?でもなんで俺にこんな物渡したんだ?意味わかんねーな」といいながらメモを投げた。
このチョコレートの絵がなにを示すのか今は考えすらしなかった。
兄が仕事に行ってからしばらくダラダラしながらテレビをみて居ると携帯が鳴った。
「誰だよ?こんな朝っぱらから」と携帯を見てみると知らない番号だった。
「もしもし?誰っすか?」
電話先の女性「あっ!もしもし?イシザキさんの弟のシュンさんですか?」
シュン「そうですけど、誰なんですか?」
電話先の女性「私お兄さんの勤め先の上司のタカハシと申します。実はお兄さんがまだ会社に着いていないのですけど、ご自宅にいらっしゃいますか?」
シュン「兄ならしばらく前に仕事に向かいましたよ?」
タカハシ「そうですか…今まで無断欠勤も遅刻もしたことないのでお兄さんの携帯に電話もしたのですが、連絡も着かず心配でしたのでおかけしました。」
シュン「あーじゃあ僕の方から兄に連絡してみますよ。そしたらまた連絡します。」
タカハシ「お手数おかけして申し訳ありません。よろしくお願いします。」
シュン「いや、こちらこそ」と言って電話を切った。
シュンは兄に2、3回電話をかけたがやはり繋がらなかった。
その時ふと朝渡されたメモの事を思い出し、もう一度メモを見たが全く意味も分からず心配でもあったのでもう一度タカハシに電話をした。
シュン「もしもしタカハシさんっすか?僕の方からも連絡したけどやっぱり繋がらないですね。」
タカハシ「そうですか…なにか事故なんかに巻き込まれてなければいいのですが…。」
シュン「あーあと、兄が出掛ける前に僕に一枚のメモを渡してきたんですけど、そこに雫の形のチョコと伝説のチョコレートって書いてあるんですけど、これってなにかわかります?」
タカハシ「伝説のチョコレートですか?申し訳ありませんがわからないですね。」
シュン「まぢっすかぁ…。普段口も聞かないのでなにか意味があるのかと思ったのですけど。まぁいいやわかりました。兄と連絡が取れたらまた連絡します。」
タカハシ「私の方もお兄さんと連絡が取れましたらもう一度連絡差し上げます。失礼します。」
どこでなにをしているのかと考えてもなにもわからないのでひとまず兄から連絡が来るのを待ったが、
夜になって連絡は来ないし兄が帰って来る事もなかった。
そして次の日の朝やはり兄は居なかった。
昼まで待っていたがタカハシから連絡も来ないので会社にも行って居ないのだろう。
少し心配になり警察に捜索願を出し、なにか手掛かりでもありそうな伝説のチョコレートの事を友達に聞いてみることにする。