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ヤンデレ娘とお兄ちゃんシリーズ

ヤンデレ娘とお兄ちゃん

作者: きつねさん


「ねえ、お兄ちゃん

 今日はどうして遅くなったの?遅くなるなら連絡しといてっていってたのに。」

俺の前で烈火のごとく怒ってるのが俺の妹も蓮花だ。

今日は委員長さんと遊んで帰ったのだが妹に連絡するのをわすれてれいたのだ


「すまん、連絡するのを忘れてた。

 次からは気を付けるからこの通り、ゆるしてくれ。」

だから俺に責任がある。

俺は必死に謝った。うちは父親だけなので料理は妹が作っている。

機嫌を損ねるとテーブルにカップめんとポッドがおいてあるということもあるのだ。


「はあ、もうしょうがないな。許してあげる。それでなんで帰ってくるの遅くなったの?」

どうやら許してくれたようだ。

一人でカップめんをすするわびしさを味あわないでよくてたすかった。

「ああ友達と遊んでてな。

 あまりに楽しくて時間を忘れてたんだよ。ほんとすまんな。」

「まあ友達付き合いは大切だもんね。連絡さえくれたら大丈夫だから。

 作り直すのもあれだからレンジでチンするね。お風呂にでも入って待ってて。」

「りょーかい」


よくできた妹だ。

いえの家事を一人で担当している。

いや俺もたまに皿洗いぐらいはするけど、

蓮花がやらないでいいっていうからついつい甘えちゃうんだよなあ。


今日も甘えてとりあえずお風呂に入ってくるか。



ーーーーーーーーーーーー蓮花サイド

お兄ちゃんが今日も遅く帰ってきた。

この頃結構そういうことが増えた。

友達と一緒に遊んでるんだって。

本当に友達と遊んでるのかな?

もしかして彼女とか・・・・・




・・・・・・・・カバンの中を調べよう。



ーーーーーーーーーーーーーーー

「蓮花ー上がったぞー」

「お兄ちゃん準備はできてるよ。」

机の上にはおいしそうなご飯がおいてある。

「いただきます」

「めしあがれ。」


その日はご飯を食べてからすぐに寝た。

あしたはなにをしようかなと思いながら。



次の日委員長さんは学校に来なかった。

昨日はあんなに元気だったのに何があったんだろう。

気になって放課後委員長さんの親に聞いてみたら

委員長さんの親が言うには昨日の夜誰かに呼び出されてから帰ってきてないらしい。

今日は遊ぶ気にはなれずまっすぐ家に帰った。


「あっお兄ちゃんおかえり。」

妹も帰っていた。

というよりどんなに早く帰ってきても大体妹が家にいるんだが友達と遊んで帰ったりしないんだろうか?

少し心配だ。


その日のごはんの時に委員長のことを妹に話してみた。

確か妹と委員長はそこまで親しいという感じではなかったがそれなりに交流のあった相手だ。

「ふーんそうなんだ」

という感じで反応はすごく淡白だった。

もっと驚くべき話題だとは思うんだけど・・・・

まあそんなに考えることではないか。

妹にとって委員長はあんまり大切な存在ではなかったってことか。

歳も違うししょうがないよな。

そう思ってその日も普通に過ごして普通に寝た。





しばらくたったある日委員長の死体が発見された。

無残な殺され方をしていたらしい。

ナイフで一突きに殺された後体をめった切りにされていたようだ。

俺のところにも警察の人が友人関係はどうだったかと聞かれたが、委員長は殺されるほど恨まれるようなことはないと答えるだけだった。

そりゃ成績は良いから羨まれたり気に食わないとか思ってる人はいただろうけど、

殺すほどのことはなかったから。


妹にも委員長に何か変わったところはなかったかと聞いたんだがその時の様子がおかしかった。

委員長の死体が見つかったといったとき

「ふーん、見つかったんだ。」

とまるで死体があることを知っていたような口ぶりだった。

いやそんなことはないか。

疲れているんだろう。よりによって妹を疑うなんて。

だって知ってるってことは委員長を殺したのは・・・・・

やめよう。想像とはいえそんな事とは妹に対して思うことではない。






ガチャ

夜寝ているとドアのあく音がした。

妹だろう。

たまに俺が寝ている時にこうやって俺の部屋に来ることがある。

昔のくせがまだ残ってるんだ。


母親がいなかったから妹は甘えられる相手がいなかった。

だから小さいころは妹は俺と一緒に寝ていた時期がある。

大きくなってからはやめるように言ったがたまに俺の布団にもぐりこんでくる。

起きた時に一緒の布団で寝ていたときなんかすごいびっくりする。

それに俺だって男だ。妹だからそういう欲がわかないかというとそういうことはない。

だって妹はかなりの美少女だ。

よくラブレターとかもらってくる。全部断ってるらしいが。


ああ注意しなきゃ。

・・・・・でもねむい。

もういいやめんどくさい。間違いなんか起こりようがないしあしたの朝お説教しよう。

「お兄ちゃんねてる?」

おう、ねてるぞ。

ねてるから返事をきたいしないでおくれ。

「あのねお兄ちゃんに話さないといけないことがあるの。」

いもうとがなにかいってる。

「実はね委員長さんを殺したのはあたしなの。」

ん?おかしいな。

ねむくて変なことが聞こえてきた。

「だって委員長さんがお兄ちゃんを取ろうとするんだもん。しょうがないよね。」

頭がまわらない。

妹がなにをいってるのか理解が・・・・・

「それでねいい方法を思いついたの。お兄ちゃんをだれにも取られない方法を」

そういって妹がナイフを取り出した。

おかしい、これはおかしい。

起きなければ。俺は体を起こそうとするけど眠りかけていた体は急には起きれない。

そうやって俺がもたもたしているところに妹がナイフを・・・・・・・・・・・。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おう嬢ちゃん。ここらじゃ見ない顔だな。」


「わかります?今日からここに住む予定なんです。」


「そりゃあわかるとも。この村のもんはみんな顔見知りだからな。

 今日からってことはその大きな荷物は引っ越しの荷物かい?持ってってやろうか?」


「いえいえ自分で運びますから。大丈夫ですよ。」

「そうかい?遠慮しちゃいけねえよ。この村のもんは皆優しいからな。」


「ありがとうございます。

 でも自分で運びたいんです。新しくここに住むのですから初めぐらいは自分の手でしたいんです。」


「おっ立派な心がけだな。

 まあ今回の事だけじゃなくて何か困ったことがあったらいいな。

 用事がなければ手伝いに行くからよ。」


「はい、では失礼します。」


それにしてもきれいな娘だったな。

まああの歳でここに引っ越してくるなんて何かわけありなんだろうな。

村の皆にはせんさくしないように言っておかないと。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


本日未明男性の死体が発見されました。

近隣の住民から異臭がするとのことで警察が事情を聴きに行ったところ、

住人の反応はなく、おかしいと思った警察官が開いていた窓から中に入り死体を発見したとのことです。

男性の身元はこの家に住んでいた男子高校生と思われます。

この男の子の母親は他界しており、父親は出張のため発見が遅れたようです。

なお遺体の首から上が切り取られており、警察はその動機を検討中です。


また同じ家に住んでいた女子中学生の行方が分からなくなっているため警察は事件との関係性を調査中です。


以上お昼のニュースを終わります。





                                  Happy End

カバンの中から見つかったのは委員長さんと二人でとったプリクラです。

肩を組んだり中良そうに写っていたためヤンデレ娘は彼女だと思ったようです。

ちなみに委員長さんは主人公のことを好きです。

まあ自覚もしてないし態度にも出てないので主人公のお兄ちゃんは気づいてなかったようですが。


それでヤンデレ娘は委員長さんを殺しました。

お兄ちゃんが非行をしてるみたいと言って呼び出してナイフでグサリです。

その時まだ非行としてると決まったわけではないから家の人にも黙っててと口止めはばっちりです。


あと妹が引っ越した村は人里離れた今時珍しい村です。

月に一度村の外から人がものを売りに来るぐらいしか外との交流がありません。

村で食料はほぼ自給自足しているので、塩やせっけんなどの物を主に売りに来ます


まあそんな感じで二人は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし

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