3日目 合コン
どうも作者である。
ごたごたが続いていたが、何とか進めることができた。
これからも頑張っていこうと思う。
おや…あれは、美月さんと友也くんではないか?
友也くんの頬ははれている様子。
まぁ、寝るときにどっちがベッドで寝るか相談していて、
美月さんのほうがベッドを譲ったところ、
あまりにも寝相の悪い友也くんが落下した…というところだろう。
まぁそんなこんなで。初めてみよう。
「キーンコーンカーンコーン」
と4限目の授業が終わると、友也は一人、屋上に行こうとした。
一人で飯でも食べようとしたのだ。
ところが、それを止めた人物がいた。
「おい!切山〜一緒に飯食おうぜ〜」
そう誘ってきたのは、同じクラスの牛虎董輔だった。
「一人でご飯は寂しいんじゃない?っと思ってさ。」
もう一人は天紀霊人である。
「……」
最後の一人は…そうだ、韋駄御典。
3人とも変な名前である。
「そういえばさ。」と霊人が話しだした。
「岸山先生どこ行っちゃったんだろうね。」
前回どこかに消え去ってしまった岸山・別名を文和。
私も気になるところだったが、
「さぁな。俺は知らない。」
とあえて聞かなかった。
「もしかしたら、この学校で死んでるとか…」
「ヒィィ〜!やめろ!飯中に!
お前のオカルト話は本気で背中が凍りつく!」
そう大声で叫んだ董輔は大爆笑を受けた。
霊人はこの学校のオカルト研究会の会長を務める。
…と言ってもその会に3人ほどしかいないのだが、
いや!彼の実力は本物だ。
テレビとかでやってる心霊番組を見るよりもよっぽど怖い。
そして董輔は、剣道部の主将だ。
こんなにダラリとしているが、剣道となると、すごい集中力を発揮する。
高校で右に出るものはいないのではないのか。と言わんばかりにうなぎ上りだ。
「でも俺剣道始めたの、中2からだぜ〜」
やっぱり才能とはすごい物なのだな。と思った。
御典の話題はあまり聞かない。やはりあまりしゃべらないからなのか。
美月の友達の宮関にコレを聞いてみたところ、
「あいつ、どっかから転校してきたみたい。
どこかまではわからないけど…」
宮関の情報網でもつかめない情報はかなり重要な物だ。
…本人にとって。
そんなこんなで友達ができ、6限目までを楽しく過ごせた。
やはり、男友達も作っておかないと。
さぁ美月誘って帰ろうか、と思ったその時だった。
「なぁ友也。今日合コンするんだけど、いかない?」
と董輔に誘われた。
なに!?合コンとな!という顔で返した。
「そんなに嫌ならいいけどさぁ…」
さすがにそんな事を言われなれていない友也は
「あぁ!ごめん!わかったよ。行くから!」
そう言ったら、董輔は今日の10時、俺ん家な〜と言って去っていった。
「合コン!?」
美月はみやちゃんに返した。
「そう!なんだか男子が誘って来てさぁ〜。4対4でしようぜ!って。
でも人数足りなくてね〜お願い入ってくれない?」
宮関は美月とは中学からの友人であるため、性格は誰よりも良く知っている。
「…わかったわよ。」
美月は頼まれごとは断れない性質であった。
「おっ友也」
美月は友也に手を振った後、隣に近づいた。
「あの…今日ちょっと用事があるので、先に…」
と切山が小声で耳打ちした。
「そう?私も用事あるからいいけど。」
そうか、よかった。という顔をして、2人は別れた。
美月は宮関の所へ、友也は董輔の所へ…
2人はかなりビックリした。
まぁそれはそうだろう。
2人とも用事と言ってはいたが、2人とも合コンの用事で、
しかも鉢合わせしてしまったのだから。
「え〜今回は私、牛虎董輔が仕切らせていただきます。」
パチパチ…と微弱な董輔のソロ拍手が聞こえたあと、各自の自己紹介が始まった。
「どうすんの…この状況…」
と沈んでいたのは、友也だけでなく、美月もだった。
「あとで…どんな言い訳しよう…」
と2人とも考えつつ、合コンはどんどん進んでいった。
…終わった。
いきなりかよ!というツッコミはしないで欲しい。
合コンの中身をダラダラと書いてもしょうがないと思ったのだ。
勘弁してくれ。
まぁ、これといった出会いも無く、終わってしまった。
店を出て、
「じゃぁ解散ということで〜」
と董輔と霊人は駅に向かっていた。
「あ!私、用事あるんだった!先帰るね!美月!」
あせり顔で宮関も帰っていった。
はぁ…終わった。と美月は思っていた。
「白雪。」
そう話しかけてきたは、以外にも以外。韋駄御典だった。
「…なに?」
「話がある。」
…なるほど。終わってから話すという戦法か。まぁいいわ。
軽く付き合ってあげましょう。…まぁふるけど。とついていった。
終わった。疲れた…
友也もそう思っていた。
「ねぇ…友也くんだったかしら。」
と話しかけてきたのは、合コンに来ていた、女子の一人で…
そうだ、霜原甄。
「来てくれない?話があるから。」
やれやれ。帰るのは少し遅れそうだな。
「ここでいいわ。」
友也と霜原が来たのは川原であった。
「あ…あのさぁ」
そう言い出したのは友也のほうだった。
めんどくさかった。こういうのが、
「俺…他に好きなヤツいるんだ…ワリィ!」
そう言って、すぐ上半身を90度に曲げ、
起こしたあと、すぐに走って逃げた。
後ろを振り返るわけにはいけない。
にらんでたらどうしよっかなぁ。やっぱ、もうちょっと話しとくべきだったかなぁ。
悩んだけど、全速力で逃げた。
甄は、一人でこう呟いた。
「クソッ…逃げられたか。次は[力]を使ってでも…」
「ここでいい。」
そこは、大きな川の近くにある公園だった。
比較的きれいで、その…家を失っただいぶ可哀想な人々が住んでいる形跡もない。
対岸には川原があった。
そこには2人の人物…的な物が見える。
遠いのでよくわからないが。
「やっと2人になれた…」
御典はそう言った。
「話って何?」
美月は少し怒り気味で言った。
前も友也にガッカリされていたので、何だかもう1回ガッカリするような気がしてならなかった。
そう思ったあと、御典がこう話し始めた。
「孟徳様の命令により、あなたを…消します。」
…はい!?…消す?
「ハァッ…!」
という声と共に私に殴りかかってきた!
私はとっさに右に飛んで避けた。
後ろにあった電柱が殴られた部分だけが粉々になって、倒れた。
「次はお前の番だ。」
どうも作者だ。
第3話は少しはりきってみた。
どこまで続くかはわからないが、
頑張ろうと思う。
ではでは。また。