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プロローグ

「助け……せ…い…おわ……」


「なんだよ?!いつも夢のなかに出てきやがって!答えろよ!」


「近い………らの……を……りる…が来る」










目が覚めると、布団の上だった。

ここ最近同じ夢ばかり見る。

毎回、声が雑音で聞き取れなかったが、ちょっとずつ聞き取れるようになって来ている。

それが誰の声で、なんのためなのか一切わからない…が日に日に声は強くなって行った。


「まったく変な夢だな……」


カーテンの向こうから朝日が漏れていた。


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