第44話 テーマパーク
駅で待ち合わせて、すぐにくっついてチケットの列に並ぶ。あの日と同じですごいひとだった。もちろんはぐれないように、という意味ではなく、手をつなぐ。
暗くなってきたテーマパークは、大人だけになっていった。わたしたちはジェットコースターの列に並ぶ。1時間待ちの表示。蘇ってくる記憶。あの頃に戻れたら、と思うのはやめる。今、ここに類斗といる。ぎゅっと手を繋いで。書類上夫婦なんて世界が滅びたら関係ない。そんなものよりわたしたちは強い。負けないんだから。
わたしたちはぎゅっと手を握り合う。わたしは大きな坂をのぼっていくジェットコースターを全身に感じながら、口を開いた。
「怖すぎて無理やからさ……いま叫んでいい? るーーーいーとーーーー」
「ゆり、ありがとう。じゃあ、俺の叫びも聞いといてや?」
ジェットコースターが最後の坂を一気にくだった。
「ゆりーーーーーーー!!」
ジェットコースターが降車口で止まる、勢いよく。
「そういえば先生来た時ベッドに一緒に入ったこと覚えてる? ちゅーしたことも?」
「ちゅー??」
「まじ? バレてへんかったんや! その後すぐ起きたからめっちゃ焦ってん。ゆり絶対気づいて起きたんやって」
そんなん起きてる時にしてよ。ジェットコースターじゃないときに告白してよ。って思っていたら、類斗にキスされた。
お互い我慢出来なくなって、階段をおりたらひとがいないところに移動して、キスを重ねた。キスするたびに好き以上の気持ちが増す。そして、テーマパークを出て電車に乗った。
満員電車に乗りながら、無言で微笑み合う。類斗がいると人混みさえ楽しい。嫌なことも楽しくなれる。それは出会った時からそうだった。
わたしたちはもつれ合って、ホテルのベッドに横になる。抱きしめあって、互いに服を脱ぐ。わたしはうまく脱げなくて、類斗が笑いながら脱がせてくれる。深い、類斗からのキスでわたしの呼吸が荒くなる。首筋に舌を這わされると、力が抜ける。類斗の呼吸が早くなる。
悔しい、いっつも類斗にやられっぱなし。初めてえっちをした日も結局類斗の思うがままだった。
「んっ……あ……」
恥ずかしい声が出る。それを嬉しそうに聞く類斗。
「はあ〜綺麗」
わたしの乳首に類斗の舌先が触れる。
「またおっきくなってない?」
「ああっ」
ずるいぐらい綺麗な目でわたしを見つめる。そしてまたキス。すでに大きくて硬くなった類斗の性器がわたしのお腹に当たっている。
膣に類斗の愛しい指がゆっくりと入ってくる。クリトリスを舌先で舐められる。
「ひゃ」
大きく脚を開かされる。何回されても恥ずかしさでいっぱいになる。
「るいと〜もう……はずいよ」
「ふふふ」
「だめ、イク……」
舐められるだけでイっちゃう……恥ずかしいよ……。




