第41話 ラブホ
「ゆりちゃん、本気……?」
「……うん」
断られると思ったのに、類斗はそっちに向かって歩いて行く。え? 拒否ってよ。わたしが逆に驚く。だめだめ、気持ち伝えないとだし、負けない! って強気でいかないと。
気づくと、ラブホの前にいた。類斗は入って行く。受付で鍵を受け取り、部屋に進んで行く。メールの着信音が聞こえた。わたしは電源を消す。蒼くん、ごめん。
無言で、類斗は部屋に入る。ベッドサイドの灯りだけついたそれをわたしは眺める。なんでなんにも言わないの? まあ、わたしもだけどさ……。
「類斗……怒ってる?」
ベッドに座った類斗に声をかける。
「類斗……?」
「するなら早くしよ? 俺帰らなあかんし」
かーっ。あほ類斗。じゃあさっさとして帰らせたるやん。
「はい、どーぞ」
類斗が大の字で仰向けにベッドに寝転ぶ。わたしは類斗に見えないところで服を脱ごうと、ワンピースに手をかける。類斗は天井を眺めている。だめ、類斗に見られると思うとドキドキして進まない……。やばい、泣きそう。だめだめ強気でいかないと。
わたしはブラジャーもパンツも脱いで、だけど手で隠しながら類斗の前に行き寝転ぶ類斗に覆い被さるように四つん這いになる。
「は、恥ずいから目閉じてよ……」
類斗は目を閉じる。あほみたいにかっこよくなってさ。わたしは自分の唇を類斗の唇に重ねる。んん……わたし類斗とキスしてる……。それから類斗の服を脱がせる。大きな体……。ズボンやパンツも……。
「や……」
類斗がわたしに覆い被さる。
「やばい……はあ……ゆりちゃんが誘ったんやからな? 泣くなよ。余計興奮するやん」
わたしは類斗を睨みつける。ぐいっと開かれた脚が恥ずすぎる。類斗が舌先でクリトリスを激しく舐める。うう……、わたしは声を必死で我慢する。それから指が数本ぐいっと膣に入ってきて、乳首を激しく吸われ、わたしは仰け反る。それなのに、きつく抱きしめられて、ディープキスが続く。それからすぐに、類斗の熱くて大きくなった性器が、下っ腹につくぐらいに反り返ったそれが勢いよくわたしの中に入ってきた。
「あああ、だめだめ……!」
あまりの快感に大きな声が出る。類斗が動くたびに涙が出る。やっと繋がれた嬉しさなのか、どうして今更っていう悔しさなのか、蒼くんへの申し訳なさなのか、どれなのかわからなかったし、どれとも違うような気もした。
類斗もわたしも同時にイッた。ぐったりした類斗がわたしに覆い被さる。
「ゆりちゃんの中気持ちよすぎ……はあはあ……。ごめん、でも全然おさまらん」
そう言って、類斗が再びわたしの中で動く。




