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お菓子づくり

無事に結婚の報告?を終えた次の日。

備蓄品達を製造中。

庭の家庭菜園は順調だし、バター作りは魔法で出来る様にしたから楽ちん!

残ったミルクの活用法考えなきゃなぁ


キャラメル作れないかな?それかミルクジャム。

たしかぁ。お鍋に牛乳と生クリームお砂糖と蜜を入れて~焦げないように煮詰める!だったよね?


ぐつぐつ、ぐつぐつ、ぐつぐつ…


「ママ~、いい匂いがするー!」

「本当ねー、何かしら」

「この辺りに食いもん屋あったか?」

「ああ、違う違う!ありゃジーヴル様の嫁さんが料理してんだよ」

「ああ!美味い料理を作るって噂の」

「そうそう、毎日毎日良い匂いがしてくるんで腹が減って仕方ないよ」

「何をどうしたらこんな良い匂いがするんだろうねぇ」

「一度でいいからジーヴル様を落とした料理を食べてみたいもんだね」


…そっか、窓開けてるから、匂いだだ漏れだったんだぁ!

うわー!飯テロならぬ匂いテロ起こしてごめんなさいー!!

朝からケチャップとか色々煮込んでたもんね。


キャラメル、上手く出来たら売ろうかなぁ。これならたくさん用意できそうだし。明日包み紙買ってこよ…あ!パン屋さんするなら紙袋もいるよね?

どうしようかな


生キャラメルは無事に固まりました。

ミルクジャムも小さな瓶で売るかなぁ?

帰って来たネイに夕食中に相談する。

「なら、商館に行くか?」

「商館で買ったら、お店する?って騒がれないかなぁ」

「なら、明日市場で店を見て回って気に入った包み紙やらを買って来い。割高になるが一番気に入ったのをその店で仕入れればいい」

「あっ、そっかあ!その手があったね」

「まとめて買って、運んでもらえ。この家ならすぐ分かるだろ」

「えっ、でも」

「包み紙の束抱えてたらバレるだろ」

「…はぁい」



朝からまた生キャラメル作って、冷ましてる間にお買い物に来たよ。

前寄った雑貨屋さんで小瓶を色々買ってぇ、包み紙を探す。

ただ。包み紙はただの紙なんだよねぇ。くっつかないように紙をツルツルにしたいよねぇ。油紙だっけ?蝋紙だっけ?なんかそんなの作るしかないかな?

四分割したら丁度良さそ~なおっきさの紙を選んで蝋を買う。

家に帰って蝋紙の大量生産!

試しに一つキャラメルを包む。

開く。

うん、くっついてない!蝋付けてない方は引っ付いたから成功だぁ~!


一心不乱に紙を作って、一心不乱にキャラメル包んで冷蔵庫代わりの箱にしまう。

「…ふぅ」

日も傾いて来たし、夕飯作らなきゃ。

蝋紙にするのに手間かかるなら、おっきな無地の紙買って来て、スタンプしてオリジナルにしようかなぁ。

そこまで数出すつもりない訳だしぃ、今からコツコツ作っておけばぁ、だいじょーぶかな?無地の紙なら抱えててもおかしくないよね?


それから一週間~。

キャラメルと包み紙作りに明け暮れましたぁ。

魔法も活用してかなり効率的に在庫を抱えられたんだよぉ!あ、キャラメルのも自作包み紙にしたのぉ~!前、ネイに渡した紙袋のラクガキの星に顔描いたヤツをスタンプにしたんだ~。


さて、キャラメルは一ついくらで売るべきか。30円くらいかなぁ?

「ネイ~」

「ん?」

「コレ、一ついくらで売ればいいか、ハイラントさんにも意見聞いて来て~?」

出勤するネイに、お弁当と一緒に、市販の紙を使った方をクールをかけた小袋に入れて渡す。

「なんだ、これ?」

「キャラメルっていう、お菓子。あ、舐めるものだからねぇ?噛むと歯に引っ付いちゃうから注意!」

「今一つ食べていいか?」

「いいけど、甘いよ?」

「…確かに。女、子どもが喜びそうだな。しかしかなり砂糖を使ったんじゃないのか?」

「んー、小売の壺半分くらい、かなぁ?後は蜜だよ~」

「…なら、一粒銅貨一枚は固いな。大銅貨でもいいが」

一粒で100円以上かあ。

まあ、砂糖は高いし、仕方ないのかなぁ

「子どもにはちょっと辛いねぇ」

「菓子だからそこは仕方ないだろう」

「ん~。子どもたち向けにもなんか考えるよぉ」

「…まあ、考えすぎるなよ?行ってくる」

ネイの大きな手で頭を撫でられる。うん、落ち着くなぁ

「うん。いってらっしゃぁい!」


駄菓子みたいなやつでなんか出来ないかなぁ?と考える視界にミルクジャムの瓶。

これをちょっと塗ったパンとか、ど~かな?パンだと高い?パンよりクラッカーみたいなヤツ…ん?そう言えばマンガで駄菓子の話が、あれ、なんだっけぇ、えっとぉ、えっとぉ

「ミルクせんべい!」

うっすい、せんべいにジャムつけて食べる駄菓子!

「でもぉ、せんべいは作り方が分かんないからぁ、代わりにクレープ生地かなぁ?」

クレープ生地をちょっとケチって作って、うっすくミルクジャム塗ったら50円くらいにしても値段設定だいじょーぶかなぁ?賎貨5枚なら子どもでも手出せるし…

ありゃ?パン屋さんのはずがなんで駄菓子屋さんになってるんだ?

パンもキャラメルもクレープもしたら身がもたないよねぇ?…でも、してみたいなぁ。

パンは数少なくするっていう決まりだし、昼には売り切れるくらいの数にしてぇ

キャラメルはミルクの在庫次第だから未定でぇ

クレープは子ども向けに2時から4時の間だけ!にしたらいけるかな?

う~~ん

「お姫様」

「ふぇ?」

呼ばれて振り向いた先には出窓から覗き込むハイラントさん

「ハイラントさん~!こんにちわぁ」

「『きゃらめる』美味かったぞ。親父も喜んでた。で、値段だが、一粒銅貨一枚!それ以上は絶対下げるな。上げるならいくらでも上げろ。」

「お口に合って良かったぁ。

あ~やっぱりそれ位なんだねぇ、ネイもそれ位にしろぉって言ってたんだぁ」

「小さいから銅貨だが、もし『けぇき』なら一切れ銀貨5枚は取れよ?」

うわわぁ、ケーキ一切れで砂糖一壺だよ!?

「あ!ハイラントさぁん、今時間あるぅ?」

「あ?一時間くらいなら大丈夫だけど」

「ちょっと試食して欲しい物があるから中入ってぇ~」

「まだ、あんのか?」

牛乳は水で薄めて卵は無しにしてケチケチなクレープ生地を焼く。それにミルクジャムを薄く塗って折りたたむ。


「コレ!コレなら賎貨5枚とか無理かなぁ?」

「いや、菓子で賎貨は」

「かぁなぁり!ケチケチなの!もう在庫処理なの!2時から4時の間しか出さない設定で今はお皿に乗せてるけど売る時は紙で巻くだけ!どう?」

「ん~」

「…この国の人達に幸せのおすそ分けぇ!で出すのに、パンは高くしちゃうし、キャラメルは一粒銅貨一枚でしょ?子どもたちはなかなか手出ないでしょ~?だから、お小遣いでなんとか手が出せる賎貨設定の駄菓子作ってあげたくて…」

「…。なら、これは時間限定、子ども限定で売れ。売るのは来たガキだけで、何歳までって注意書きもしとけよ」

「!うん!」

「本当ならこれでも銅貨一枚取れるからな?」

「…ボクんトコなら、賎貨一枚レベルだよ。本当のクレープなら銅貨五枚くらいだけど」

「っか、お姫様。砂糖使い過ぎじゃないか?金大丈夫なのか?」

「えっ?あ~と」

「お姫様んトコと違って砂糖は貴重品なんだから、用心しろよ?」

「は~い」

残しても仕方ないから駄菓子クレープの生地を焼き切ったらハイラントさんが欲しがったからお土産で渡す。

ハイラントさんは手汚さず片手で食べれていいな!って。お仕事ってやっぱり書類仕事多いのかな?



「ハイラントが『ダガシ』とかいうの持ってた…俺も食いたい」

「…ちょっと待ってねぇ」

結局また作った 。



ハイラントさんに指摘された事は、ごもっとも、な話だ。

ボクがなんで、こんなに菓子作りしたいか、と言うと…

この世界に来て初めて買い物したボクは、悩んでた。

砂糖も塩もあるけど(塩は岩塩、砂糖はほぼ黒砂糖)すっごく高い。塩は100g、砂糖は200gくらいの壺で大銀貨つまり5000円くらいする。


砂糖や塩が、あんな高いなんて…

そりゃご飯が美味しくならないよねぇ。

小麦粉は全粒粉で、イーストもないからパンはあんなに硬かい訳で。

「酵母は作ってるからいーけど、他がなぁ」

小麦粉とか砂糖の精製なんて、さすがの魔法でも出来ないよね~?

目に入った小麦粉の袋に向かって「真っ白にな~れ~」と言ってみる。

なる訳ないよねぇ~と一応確認したら、袋の中は真っ白…

「…え?でき、た?」

砂糖にもかけてみる。

はい、見慣れた上白糖です。

…チート、いや、ここの人達には砂糖や小麦粉が白い概念がないからしないだけだよね!?

「あ、そう言えばコレ、強力粉?」

パン焼くなら強力粉だよね?

「ハッ!薄力粉なきゃお菓子無理じゃない?」

確か小麦の種類で変わるんだよね?

「確認しなきゃ!」

後日、市場で聞き回ったら薄力粉になる小麦粉もあった!良かったぁ。


料理はネイに喜んで貰えたし、良かったけど。

塩と砂糖の中身が寂しくなっててため息。

「はあ、思うように使えないのって大変なんだなぁ」

魔法で増やせればいいのになぁ~、いや~いくらなんでもぉ、ソレ出来ちゃったらチートどころじゃないよねぇ。

………。

「『お砂糖よ増えろ~⭐︎』」

グンと身体が怠くなる。

「えっ?…ま、まさか、ね?」

そっと蓋を開ける。半分だった砂糖は蓋のギリギリ近くまである。

「…。えぇぇぇ~、いやいやいや!ダメでしょう、コレは…や、助かるんだけどさぁあ?」

図にのって『おっきくな~れ~⭐︎』も言ってみる。

途端にマラソン大会を走った後みたいな強い疲労感が襲う。

床にへたり込むボクの横にあるテーブルには、片手サイズだった壺が両手で抱えるサイズになって鎮座していた。

て、ことがあり、ネイには体調の心配をかけちゃったんだよね。

あの後、悩んだって仕方ない!これで思う存分料理出来るじゃないかぁ!と、開き直ったの。


「絶対、秘密だよねぇ」

砂糖増やしてぼろ儲け!とか、出来ちゃうもん。

これもあるから出来るだけ安く売りたいんだよなぁ~。

保存きく物だし、アリバイ作りに小麦粉と塩と砂糖は買い込んだんだけど、実際使ってる量は砂糖なんて10倍くらい、いってそーだよなぁ。ハァ…

「ハッ!いけない!いけない!!料理の時にため息はだめだめぇ!美味しくな~れ、美味しくな~れ」

今日はクッキーを大量生産中。


綺麗な小麦粉は王様達くらいしか使わないらしいから全粒粉も混ぜたけど、どんな感じになるのかな~?

抜き形もないから手作り。硬い紙で作ったんだぁ~。

包み紙のスタンプもラクガキの星だったし、お店のマークは星☆で行こ~かなぁ~!



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