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それから平和に日々は過ぎていき15歳になった。後1年で私が処刑された歳になるな…。
「姉様!父様達が呼んでるよ!一緒に行こう!」
「分かった。トーリ引っ張っらないでー!」
また皆が揃っていた。何か合ったのだろうか…?
「クレアとトーリも来たね。サフラン国の国王が毒で倒れたらしい。王妃は死んだ…。それで今サフラン国は第一王子と第二王子と派閥が別れ争いが起こってる見たいだ。」
「えっ??」
私の時は16歳で王が死に16歳で処刑されたが…。色々変わって来ている…。
「それからローズの両親とベレッタの両親も死んだ。ローズの兄は行方不明になってるらしい…。ローズの母方の祖父母も死んだらしいよ。」
「は??どうなってるの!?」
「多分、王や王妃を毒殺したのはローズと第一王子とベレッタじゃないかと思っているよ。それでローズ達の両親の事は推測だが第二王子じゃないかと思う。それと、余り表に出なくて今は離宮にいるから見落としていたんだが、王との間に1人側室がいた見たいなんだ。その王と側室の間に1人子供がいて第一王子と第二王子の間の歳の今14歳の王女がいた。側室は子供を産んで直ぐなくなっている。多分王妃の仕業じゃないかと言われてるらしいね。王女の名前はハルーナ。第二王子とは仲が良いらしいけど、殆ど離宮にいて表には出てこないらしいよ。」
「えっ!?前の時も私が知らなかっただけで王女いたの!?」
「それだけど皆知らないらしいから前もいたのか、今回いるのか分からないんだよ…。まぁ気にしなくてもここは安全だから大丈夫だよ。父様が必ず護るからね。」
「父様有難う!戦争になったりしないよね?大丈夫?」
「うーん。前からサフラン国は色々な国々に目を付けられてるから分からないけど…。更に悪政を続けるなら分からないな。もしかしたら次代の王が第一王子になるか、第二王子になるかで変わるかも知れないな。でもこの国は大きく軍事関係も強固だから大丈夫だよ。王も賢王だからね。」
「そっか。良かった!!第二王子ってトーリがが言ってた通り元第五王子の可能性ってあるの?」
「そこは分からないままだね。敵国だし、本人に聞く理由にはいかないしね。でも、トーリがそう感じたならその可能性も捨てきれないね。大丈夫だよ。必ず父様がクレアやトーリやミースやアロン子供達を護るからね。勿論母様達の事もね。気になると思うから報告しただけだからね。」
「父様有難う!でも王女かぁ。何か気になるね。」
「僕でさえ知らなかったから生前は殺されていたのか…逃げ出したのか、いなかったのか疑問だよ。姉様。第二王子と王女は曲者かも知れないから…。でもここは敵国だし皆いるから大丈夫だよ。」
「父様達も万が一を考えて別荘を建ててるんだ。何かあっても逃げ込めるようにね。王子達の動向は探って行くし安心して過ごしていいからね。」
「有難う!!」
「僕も有難う!父様!母様!」




